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[Gamescom]ストーリーモードのムービーが公開された「リトルビッグプラネット 2」は,BGMも自分で作れるハイクオリティなゲーム製作ツールに進化
リトルビッグプラネット2のストーリーは,サックボーイ達が住むマジカルな世界Craftworldを,突然巨大な電子掃除機が襲い,そこで生活する人々や生き物を次々と異次元世界に吸い込んでしまうことから始まる。間一髪のところをラリー・ダビンチというキャラクターに助けられたサックボーイだが,実はこのダビンチこそ,(巨大掃除機を仕掛けた黒幕であると思われる宇宙一の凶悪軍団“ネガティブトロン”に対抗する)アライアンスという組織のリーダーなのである。そしてサックボーイは,仲間達を救うための旅に出かけることになるわけだ。
リトルビッグプラネットと言えば,プレイヤーがレベル(ステージ)を製作してコンテンツをオンライン上でシェアするような「UCC」(ユーザー・クリエイテッド・コンテンツ)を持つゲームの象徴として取り上げられることが多いが,今回はプラットフォーム型のパズルアクションゲームだけでなく,インベーダーのようなシューティングゲームやピンボール風ゲーム,さらにはレースゲームやRPGなど様々なジャンルのゲームまでを作成することができるようになっている。
それを可能にしているのが「Direct Control Seat」という新機能で,これを簡単に説明すると,ボタンやシックスアキシスの動作をプレイヤーが自由に割り振れるというものである。そのため,左から右へと進む横スクロールだけでなく,縦方向へ進んでいくようなゲームも作成できるなど,昔のちょっとしたアーケードゲームならリメイクできてしまいそうなほど。
さまざまな思考ルーチンを設定できる “サックボット”(Sackbots)も用意されており,サックボーイについて動き回るというような役者的な動作から,弱点の設定をするなどして敵役としても利用できるとあって,その使い道は広そうだ。カメラの動きを設定したり,レベル同士をリンクして大きなゲームに作り上げたりと,ストーリー性のあるゲームやムービーも作れてしまう。さらには,ムービーでも紹介されているように,自分のBGMさえも作れてしまうというのだから驚きだ。
そんなリトルビッグプラネット2に関しては,まだ日本での正式リリースの発表はないものの,今後のソニー・コンピュータ・エンタテイメントの発表には注目しておきたいところ。Media Moleculeは,リトルビッグプラネット2そのものを,ゲームを通したコミュニケーションの場や一つのプラットフォームとして解釈しているらしく,リリース後もさまざまなダウンロードコンテンツ(DLC)が公開されていくことになるようだ。
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リトルビッグプラネット2
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(C)Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Media Molecule.
- リトルビッグプラネット2(初回封入特典:「リビッツスペシャルコスチュームセット」がダウンロードできるプロダクトコード同梱)
- ビデオゲーム
- 発売日:2011/02/10
- 価格:¥7,800円(Amazon) / 8767円(Yahoo)