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[E3 2011]「指輪物語」のアクションRPG「The Lord of the Rings: War in the North」は,人間,エルフ,ドワーフの3種族による協力プレイがグッとくる
「ミドルアース」の北にあたる地方が舞台となっており,「ガンダルフ」が「モルドール」に向けて指輪を先導している頃が時期となる。プレイヤーはその間に,「サウロン」の軍勢から北の地を守り抜かなくてはならないといった内容である。
そんな本作がE3 2011のWarner Bros. Entertainmentブースにプレイアブル出展されていたので,実際にプレイして分かったことをお伝えしたい。
今回のプレイアブルデモでは,人間,エルフ,ドワーフの3種族から自分のキャラを選択し,ほかの来場者とチームを組んでの協力プレイが楽しめるようになっていた。本作は,基本的にこの3種族からなる3人パーティでプレイするように設計されている。
「The Lord of the Rings: War in the North」公式サイト
プレイしてまず気づくのは,かなりアクション性が高いこと。3種族はそれぞれ近距離攻撃と遠距離攻撃を持っているが,遠距離攻撃時には照準が現れてTPSのような感覚で操作することになる。
とくに前衛,後衛,回復役のような役割分担が想定されているわけでもなく,それぞれの種族が遠距離でも近距離でも活躍できるようで,ホットキー(方向キー)に登録したポーションで体力を回復するようになっていた。
エルフは杖を持っており,これを振り回して近距離戦闘を行う。遠距離攻撃には魔法を使用するのだが,魔法弾を連射するパターンのほか,杖を地面に突き立てて周囲に衝撃波を放つ範囲攻撃も行えた。ほかにもドーム状の防護フィールドを作り出すといったことも可能だ。
ドワーフは剣や斧でのメレー攻撃がメインで,特殊攻撃としてなぎ払いや打ち下ろしなどが用意されていた。遠距離攻撃時にはクロスボウを使用することになる。
なお,どのキャラクターも,戦闘中に「Beleram」という大きな鷹を呼び出せるのも特徴といえるだろう。Beleramは,プレイヤーを導く役どころも兼ねており,いわば“4人目の仲間”といった存在。呼び出せる回数が決まっているようなので,使いどころをシッカリと見極めたいところだ。
登場する個々の敵があまり強くないため,ドワーフを担当した筆者は,メレー攻撃でしばき倒しながら敵中へと突き進んでいった。しかし,個々の敵があまり強くないとは言ったものの,束になってかかってこられるとなかなか手強い。バリスタからの攻撃も喰らってしまい,あえなく倒されてしまった。
ちなみに本作では,倒されてしまった仲間に近づいて,しばらくボタンを押し続けることで,そのキャラをその場で助け起こすことができる。これを使って,助けたり助けられたりを繰り返し,遠距離攻撃でバリスタも無力化しながら城へと向かっていった。
そんなこんなで城の中へと到着すると,宝箱が設置されていた。これは,いわばショップのようなもので,ゴールドと引き替えに装備品などを得られる仕組みとなっている。
このあたりでレベルが上がったので,レベルアップ時の説明もついでにしておこう。レベルが上がると力や知恵といったステータスにポイントを割り振ったり,スキルツリーのようなもので得意分野を伸ばしたりできるシステムになっている。
話を戻そう。城の中を進んで行くと,前方の壁から魔法生物系の敵が染み出すように続々と湧き出てきた。このようにたくさんの雑魚敵を相手にするような場面では,範囲攻撃系のスキルが非常に有効だ。敵の中には遠距離攻撃をしてくるものもいるが,エルフの防護フィールドがそれらの攻撃をシャットアウトしてくれた。このあたりは息のあったプレイが要求される場面といえるだろう。
これらの敵を退治すると,閉ざされていた格子が開き,先へと進めるようになった。ここでローディングを挟んで,次々と現れる敵から重要人物を守り抜くという防御ミッションが発生。現れた敵の中には中ボス級のデカイやつも混じっており,なかなか手強そうな印象。さらにひときわ大きい敵が現れると,とくに呼び出してもいないのにBeleramが上空から現れて,戦いのサポートをしてくれる場面も見られた。
このように本作には,演出的な要素も用意されているようだ。最後まで要人を守りきってこのミッションが終わったところで,プレイデモも終了になった。
プレイした感想をまとめよう。
アクション部分は素早い展開が特徴で,爽快感を重視した作りとなっている印象。ネットを介して世界中のプレイヤーと遊ぶのも面白そうだが,ああだこうだ言い合いながら知り合いとプレイするのも楽しそうだ。
なお,The Lord of the Rings: War in the Northは,米国における発売時期が2011年内で,PC版,PlayStation 3版,Xbox 360版がそれぞれ予定されている。
指輪物語ファンとしては,人間,エルフ,ドワーフの3種族が協力して戦うというシチュエーションが,かのフェローシップの3人みたいな気がしてかなりグッとくるものがある。
「The Lord of the Rings: War in the North」公式サイト
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THE LORD OF THE RINGS: WAR IN THE NORTH software (C) 2011 Warner Bros. Entertainment Inc. Developed by Snowblind Studios, Inc.
(C) 2011 New Line Productions, Inc. All The Lord of the Rings content other than content from the New Line films (C) 2011 The Saul Zaentz Company ("SZC"). The Lord of the Rings: War in the North, The Lord of the Rings, and the names of the characters, events, items, and places therein are trademarks or registered trademarks of SZC under license to Warner Bros. Interactive Entertainment. All rights reserved.
SNOWBLIND STUDIOS LOGO, WB GAMES LOGO, WB SHIELD: TM & (C) Warner Bros. Entertainment Inc. (s11)
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