プレイレポート
3DSの立体表示で,あの名作はどう生まれ変わるのか。「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D(仮称)」「nintendogs + cats」「どうぶつの森(仮称)」レポート
「任天堂カンファレンス2010」公式サイト
「任天堂」公式サイト
試遊機では,“コキリの森”“デクの樹サマの中”“甲殻寄生獣ゴーマ”という三つのシチュエーションのいずれかを体験できた。筆者は,一番操作が忙しそうな甲殻寄生獣ゴーマを選んでみた。
ゴーマは,剣やパチンコなど複数の道具を使い分けつつ戦わないと倒せない,なかなかの強敵。3DSの操作性が悪ければ,1回の試遊で倒すのは難しいだろうと考えつつ挑んだのだが,意外にもあっさりと撃破してしまった。3DS版では,下画面(タッチスクリーン)にサブ画面が表示されており,体力回復や遠隔攻撃などが,直感的に行えるようになっている。個人的にはさほど違和感を覚えず,スムースに操作できた印象だ。
裸眼立体視でのプレイは,かつて,ゼルダの伝説 時のオカリナをNINTENDO 64で遊んだという人も,3DSで初めて遊ぶという人も,新鮮な驚きが味わえるのは間違いない。しかし,今回は試遊時間がわずかだったこともあり,“立体視ならでは”のゲーム性の変化を確認することはできなかった。じっくりとプレイすれば,また新たな発見があるのかもしれない。
3DSは,NDSと比べ,グラフィックス能力が格段に向上していることもあり,nintendogs + catsに登場する犬は可愛らしさが強烈にアップしていたし,もちろん猫も非常にキュートだった。
毛並みどころか口の中までしっかりと表現されており,タッチペンでなで回すとさまざまなリアクションをとってくれる。愛くるしいフレンチブルドッグやアメリカンショートヘアーは,破壊力満点。それが裸眼立体視で液晶から“飛び出す”のだから,犬猫好きならぜひ押さえておきたい1本といえるだろう。今後の情報公開が楽しみだ。
最後に紹介するのは,どうぶつ達が暮らす不思議な村で,自由気ままな生活が送れる,3DS版「どうぶつの森(仮称)」だ。こちらはプレイアブル展示ではなく,オートデモのみの出展だったが,裸眼立体視による3D表示の恩恵はしっかりと確認できた。
立体的に見えるというだけで,地形の高低差がとてもよく分かるようになっており,段差の多い村でプレイするときには地味にありがたく感じられる(とくに方向音痴のプレイヤーにとって)。
また,動かせるオブジェクトを複数設置できる自宅では,家具などの整理整頓がしやすそうだし,なにより“見せる”ためのレイアウトが非常に楽しそうだ。
また,すれ違い通信やWi-Fi通信で,ほかのプレイヤーとも頻繁に交流することになるタイトルなので,グラフィックスクオリティの向上は,素直に喜ばしいところだろう。服のデザインにも,従来作以上に力が入りそうだ。
また3DS版では,プレイヤー自身が“村長”となって,自分で村おこしをしていく要素が盛り込まれているという。
“まったりゲー”としての遊びの幅が広がる一方,“やらなければならないこと”が若干追加された本作では,どのような化学変化が起きているのだろう。村長としての役割が,毎日プレイし続けるためのモチベーションになりそうで,個人的には非常に楽しみだったりする。実際にプレイできる日を楽しみに待ちたい。
「任天堂カンファレンス2010」公式サイト
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- 関連タイトル:
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
- 関連タイトル:
nintendogs + cats トイ・プードル & Newフレンズ
- 関連タイトル:
とびだせ どうぶつの森
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