スクウェア・エニックスが2010年10月に発売を予定している,新感覚アクションシューティング
「マインドジャック」(
PlayStation 3/
Xbox 360)について,登場人物やマインドハックなどに関する新情報が公開された。
今回新たに公開された登場人物は,主人公のジムの窮地を幾度も救った戦友であり,現在は彼の直属の上司である
“ライル・フェルナンデス”だ。ライルは,ジムにレベッカ尾行の任務を与え,ヘッドセットを通して彼をサポートしている。ゲーム中は,サン・ミラのとある場所で彼と合流することになるようだ。
ライル・フェルナンデス
連邦諜報局(Federal Intelligence Agency:通称FIA)の諜報員。
かつてはジムの窮地を幾度も救った戦友であり、現在は彼の直属の上司。
ジムにレベッカ尾行の任務を与え、ヘッドセットを通して彼をサポートしている。
ジムとは別の任務に就いているようだが、サン・ミラのとある場所でジムと合流し行動を共にする。
また,
「こちら」の記事で紹介したように,本作では敵や一般市民などをハッキングして,自由に操ることができる
「マインドハック」が存在する。そもそもマインドハックとは,“電子的な魂=ワンダラー”としてネットワークを経由し,対象が装着するヘッドセットを通して,ハッキングを仕掛けるというものなのだ。
このワンダラーには,その人物の思想などによって
“色”があり,
青色のワンダラー(ブルー)はジムに協力的な者で,レベッカや一般市民などにマインドハックが行えるという。一方の,
赤いワンダラー(レッド)はジムに敵対する者で,兵士やメカ,一般市民などにマインドハックできる。そして,プレイヤー自身は白色のワンダラー(ホワイト)として,ジムやレベッカ,一般市民などにマインドハックが可能だ。
おそらく,青と赤のワンダラーは,ほかのプレイヤーのゲームに侵入するときにも関係してくるのではないだろうか。
マインドハックの真実
とある地下施設内にあるコンピュータルームに辿り着いたジムとレベッカ。そこには“マインドハック”に関する様々な事実やデータが保存されていた。しかし、“マインドハック”を、一体誰が何のために開発したのかは依然として謎のまま…
マインドハック
西暦2031年――人の人格――すなわち“心”を乗っ取る術を手に入れた存在がいた。
“彼ら”は己を晒さず、ワンダラー(電子的な魂)として、空間に“出現”した。そして、街に張り巡らされたネットワークを介し、人々に普及しているヘッドセットを通り、一般の市民や武装した兵士の心に侵入し身体を奪った。
そうして彼らはゲーム感覚で戦場を拡大させていった。この完全に隠蔽されたこの技術が「マインドハック」であり、彼らは自らをマインドハッカーと名乗った。その彼らこそがこの時代の真の支配者と言えるのであった。
ワンダラー
ワンダラーとは、複数の電磁波がある空間内に高密度かつ固定的に収束された、直径0.5m程度の電子的な領域を指す。
その領域にワンダラーの機能をプログラムとして閉じ込めることで、様々な能力を空間に持たせることに成功している。
いつしかマインドハッカーたちは、自らの思想を体現した“カラー”をまとうようになった。
・ワンダラー(ブルー)…世界の秩序こそ平和の礎と考える者たち。ジムに協力する。レベッカ、一般市民などにマインドハック可能
・ワンダラー(レッド)…世界の混沌こそ発展の母と考える者たち。ジムに敵対する。兵士、メカ、一般市民などにマインドハック可能
・プレイヤーはホワイトをまとうワンダラーであり、ジム、レベッカ、一般市民などにマインドハック可能
なお,本作においてマインドハックに関わる能力は,ほかにも存在するようだ。今回明らかになった能力は,
「マインドスレーブ」というもの。マインドハックが相手自身を操作するのに対して,マインドスレーブは,相手を自分の支配下,つまり味方にして,例えば敵同士で同士討ちさせられる能力となる。さらに,スレーブ化した相手には,マインドハックが可能になるという。つまり,ジムが直接マインドハックできない相手でも,スレーブ化することで,マインドハックが可能になるわけだ。
マインドスレーブ
「マインドスレーブ」とは、対象の装備するヘッドセットなどの電子機器を通して一種の“奴隷化”プログラムを脳に送り込み、従属させるテクノロジーでマインドハック同様公にはされていない。
ゲーム中ではダメージを受け意識を失った、もしくは機能を停止したメカに対してマインドスレーブを使用することで、プレイヤーの支配下に置くことができる。支配下に置かれた対象はプレイヤーの味方として戦闘に参加し、自ら同士討ちを始める。更に、スレーブ化した対象には、マインドハックを行うことが可能である。これにより、敵の身体を乗っ取り、自らの身を危険に晒すことなく戦うことも可能だ。
point
マインドスレーブをされた警察官は、ジムの支配下に置かれ同士討ちを始める。
また、支配下にある状態であれば、たとえ敵兵であってもマインドハックが可能だ。
このほか,ヘッドセットや兵器を開発する大企業のナーカス社や,ジムとレベッカを襲撃するナーカス社の私設部隊,そして謎の大型MECH。さらには,サン・ミラ国際空港などに登場する一般市民や,レッドがマインドハックできる敵キャラクターが公開されているので確認してみよう。
ナーカス社
サン・ミラ市にあるナーカス社本社ビル。この時代では、世界的大企業は国家よりも影響力を持っている。広く普及したヘッドセットなどの民生品だけではなく、世界中の国家に足しいて供給している兵器などもナーカス社を支える製品である。
ナーカス社私設部隊
ジムとレベッカを襲撃するナーカス社の私設部隊。
これはナーカス社の意思なのか、それともマインドハッカー達のゲームなのか?
正体不明の大型MECH
ナーカス社開発。単独での都市制圧用に、実験的に開発された超大型の破壊兵器。レーダーによる広範囲の索敵と地対空攻撃も可能な大型レールガンを2門装備。また、近距離、多数の対象への攻撃用に、バルカン砲を内蔵している。
特殊部隊兵
壁には本棚が並び、様々なファイルや本、雑誌などが埋まっている、2031年ではアナログともいえる部屋。そこを訪れたジム達を急襲する謎の特殊部隊兵!!
真実に近づき過ぎたために襲われたのか?? それとも、これも“彼ら”にとってはただのゲームなのだろうか…。
【Luna Airways Inc.】
欧州に本拠地を置く大手国際空港会社。全世界で93カ国364都市に就航しており客員数は欧州第3位。
社名につく「Luna」はギリシャ神話に登場する月の女神を指し、数年前から開始している宇宙観光事業に合わせ社名を変更した。
<フライトアテンダント>
彼女は同社のフライトアテンダントとして4年前に入社。
レベッカと同じ便――上海発、サン・ミラ国際空港着の国際線から降りたばかりである。
<空港職員(男性)>
彼はLuna Airwaysの地上職員で2000年に入社している。
管理職の立場から、サン・ミラ国際空港の地上スタッフの管理運営にあたっている。
<謎の男性>
水着のような衣装と絶えない笑顔にただならぬ雰囲気を周囲にまき散らしている謎の男性。
街のどこに出没するか不明だが、複数の箇所で目撃が報告されている。
鍛え上げられた肉体は、一般人より多くの弾丸を受け止められることを物語っているのか。
<ナーカス中装備兵>
ナーカス社の私設部隊所属。
最も多く配備されている兵士であり、ヘルメットにはヘッドセットが内蔵されている。
ハンドガンやマシンガン、楯など様々な武器を駆使する。
レッドがマインドハック可能。※マインドスレーブをすればブルーも可能
<フューリー 飛行型MECH>
ナーカス社の軍事技術開発部開発。
基本構造は民生用ロボットと同じだが、2対の火器と超小型低温式ヴァルターロケット方式の推進装置を持ち、空中からの戦闘支援を行う。レッドがマインドハック可能。※マインドスレーブをすればブルーも可能
<タイタンズ ゴリラ型クリーチャー>
ナーカス社の生命技術開発部開発。平均を遙かに凌ぐ体躯とパワー、俊敏さを持つ突然変異ゴリラの体細胞クローンに遺伝子操作を行い生み出した特殊クリーチャー。レッドがマインドハック可能。※マインドスレーブをすればブルーも可能