［E3 2010］揺れることにも期待したい。DOAシリーズを手がけた板垣伴信氏の新作「Devil's Third」のムービーが上映されていた

　テクモ（現コーエーテクモゲームス）在籍時に「DEAD OR ALIVE」シリーズや「NINJA GAIDEN」シリーズを手がけたゲームクリエイター，板垣伴信氏の完全新作「Devil's Third」（PlayStation 3/Xbox 360）の開発が，E3において発表された。パブリッシングを担当するTHQブースのスクリーンで上映されていたムービーを入手したので，以下に掲載しよう。



　現在，Valhalla Game Studiosの最高技術責任者を務めている板垣氏は，E3において完全新作の開発を発表すると，6月9日に明らかにしていた（関連記事）。その作品が，このDevil's Thirdだったというわけだ。
　今回公開されたのは，作品名とムービー，コンセプトアート数点に，ロゴといったところ。それらからは，本作の舞台が戦争の混乱の中にある，現代に近い時代の世界であるらしいことが推測できる。



　ムービー内のキャラクターは，飛んだり走ったり，あるいは派手に銃器をぶっ放したりするほか，刀を使ったアクションも繰り出している。敵らしい兵士達が列になり，なぜか壁伝いに走っているシーンなどから想像する限り，ちょっぴりおバカ系のテイストも盛り込まれているのかもしれない。



　そのほか，ハードなゴア表現が用いられていることも印象的だ。男性キャラがミニガンで敵の体に執拗に弾を撃ち込んでいる様子や，女性キャラが斬りつけた敵の首や，腕が切断されるシーンが確認できる。全体に，結構大人向けの表現という感じだ。

　筆者の記憶が正しければ，会場で上映されていた映像では，首が斬り落とされる様子などがもっとはっきり描かれていた気がするが，今回メーカーから入手したムービーでは，そのシーンで画面が暗転するように処理されているようだ。

　そして個人的には，プレイヤーキャラの一人が美女である点が大きなポイントだ。これまでに手がけた作品で，数々の美女を世に送り出してきた板垣氏の最新作だけに，このあたりに期待を寄せるファンはきっと少なくないだろう。
　……えっと，あとはその，例の何かがどんなふうに揺れるのかも気になるところだ。