「L.A. Noire」の新たなムービー公開。ヒヨッ子警官からエース級の刑事へ成長していくプレイの様子を細かく紹介

　Rockstar Gamesがリリースを予定しているアクションゲーム，「L.A. Noire」（PlayStation 3/Xbox 360）の新たなムービーが公開された（要年齢認証）。第3弾となる今回のオフィシャルムービーには，「Orientation」というタイトルが付けられており，実際のインゲームのシーンに，まるで1950年代に流行した“ハウツー映画”のような軽快なナレーションが付けられている。ナレーションはすべて英語だが，これまでハッキリ分からなかったゲームの流れが理解しやすく説明されている。

「L.A. Noire」公式サイト（要年齢認証）

　ナレーションによると，L.A. Noireは，1947年のロサンゼルスを舞台に，市警のホープ，コール・フェルプス（Cole Phelps）が，新人のパトロール警官として出発し，市警きっての刑事に成長していく過程を描くものになる。一介の警官として，警備の仕事をこなし，さらに交通課に配属され，やがて，殺人課の仕事，汚職の摘発，放火犯の逮捕といったキャリアを経て，自分のランクを上げていくことになると説明されている。


　ムービーから判断する限り，細かいサブクエストをこなしていくことで，やがて1つの大きな事件が姿を現してくるといった展開になるようで，銀行強盗との激しい銃撃戦や，ギャングとの殴り合い，そして徒歩や車を使った追跡など，多彩なアクションが楽しめるようだ。
　また，犯行現場に落ちている証拠品を調べて事件解決の糸口を模索するだけでなく，容疑者や目撃者に対する聞き込みや取り調べも重要な要素になっているようだ。


　とりわけ，“MotionScan”と呼ばれるシステムが秀逸だ。これは，モーションキャプチャーされた表情アニメーションを使ったもので，聞き込みや取り調べの最中に眼が泳いだり，顔を背けたりする様子から，相手が本当のことを言っているのか，それとも何か隠そうとしているのかなど，さまざまなことを判断しなければならないのだ。

　どちらかとえば，一本道で進んでいくようなタイプのゲームが多かったが刑事ものアクションだが，L.A. Noireは，このまま順調に開発が進められれば，きわめて個性的な新ジャンルの作品になりそうな気配。2011年のビッグタイトルの1つであるのは間違いなく，日本での展開にも期待したい。