都市建設ストラテジーの新作，「Stronghold 3」の開発発表。グラフィックスレベルの大幅アップに期待

　アメリカのSouthPeak Gamesが，ストラテジーファンの間で人気の高いシリーズの最新作，「Stronghold 3」の制作を発表した。開発を行うのはシリーズ従来作と同じく，イギリスのFirefly Studiosで，リリース予定は2011年となっている。


　2001年に第一作がリリースされた「Stronghold」は，中世のイギリスを舞台に，城を築いて農地や住居を守りつつ，軍事力を蓄えて敵の城を攻め落としていくというストラテジーゲームで，「建設重視」のゲーム性が高い評価を得た。これまでに拡張パックを合わせてシリーズ5本がリリースされ，世界累計で500万本という実績を誇っている。また，使いやすいマップエディタなどにより，MODコミュニティにも根強い人気を持っている。

「Stronghold 3」公式サイト

　制作は発表されたものの，ゲームの詳細についてはほとんど分からない。今回はまったく新しいグラフィックスエンジンを使って開発されるとのことで，見た目がやや地味だった従来作とは一線を画した作品になるかもしれない。詳しくは，6月にロサンゼルスで開催されるElectronic Entertainment Expoで発表されるはずだ。

　Firefly Studiosは，最近までアクションRPG「Dungeon Hero」を開発していたが，販売提携していたGamecock Media Groupの破産などでDungeon Heroはいったん中止となり，Stronghold 3の開発に改めて集中することになったようだ。
　これまで，Firefly Studiosは「Strongholdの新作を作っている」ことは発表していたものの，拡張パックなどではなく完全新作であることが明らかになったのは初めてで，ストラテジーファンの注目を集めそうだ。