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マフィア梶田の二次元が来い!:第185回「レビューコンテストに挑戦するガイストクラッシャーのバトルスピリッツ」
「4Gレビューコンテスト」の第1次審査結果が発表されましたね。ゲーム/ハードウェアのレビュー作品を募集し,優秀作には規定の原稿料を支払って4Gamerに掲載するとともに,今後の仕事にもつながるかも……? というこの企画。
せっかくの機会なので俺が講師をやっているバンタンゲームアカデミーのライター科1年生にも応募させたんですが,名前を見る限り何人かは1次審査を突破したようです。
いやぁ,これは嬉しいですね……自分のことのように嬉しいです。授業を通して,ちゃんと原稿がうまくなってんだなと。まだまだ成長途中のヒヨッコであることを考えると1次審査を突破できただけでも十分凄いのですが,こうなると「もしかしたら大賞いけるか……?」なんて,欲が出てくるのも人情というもの。ハラハラドキドキ,受賞作の発表を心待ちにしたいところです!
「4Gレビューコンテスト」第1次審査の結果を発表。
過去最多の27作品が通過
「RADIO 4Gamer」の第193回では,カプコンより2013年12月5日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト「ガイストクラッシャー」を特集しました。
本作は,人類の脅威となる未知の金属生命体「ガイスト」に対抗するため,対ガイスト用特殊可変武装「ガイストギア」を身にまとって戦うアクションゲーム。武装,変形,収集をキーとしたゲーム性で,最大4人による協力プレイや対戦プレイにも対応しています。
番組ではゲストとしてガイストクラッシャー攻略隊長であるバナ隊長が登場し,我々に対ガイスト戦闘のノウハウを叩き込んでくれました。
「ガイストクラッシャー」公式サイト
仲間と協力して強大なガイストと戦うゲーム性は,いわゆる“狩りゲー”に近い印象。身にまとうガイストギアによって性能や武装が違っている点や,戦況によって防御重視のメイルフォームと攻撃重視のウェポンフォームを使い分けられるところが戦闘にメリハリを付けています。
キッズ向けに見えますが,その実アクションの歯応えはガチンコという安定のカプコンクオリティ。大人も十分にハマれる面白さだと思います。
先日放送された「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン!!」で,杉田さんからトレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」(以下,バトスピ)の構築済みデッキをもらったんですが,それをきっかけにまんまとドハマりしてしまいました。
アナログゲームって,慣れるのにけっこうエネルギーが必要なんですけど,バトスピに関しては学生時代に「マジック・ザ・ギャザリング」(MTG)をプレイしていたということもあり,しかもルールに類似点が多かったのでスムーズに入っていけたんですよ。
あとで調べてみると,それもそのはず。バトスピのゲームデザインを担当したマイケル・エリオット氏は,元々MTGの制作に携わっていた人なんですって。これにはなにか不思議な縁を感じたというか……新しくできた友人が,奇遇にも疎遠になっていた旧友の弟だということが判明したような気持ちになりましたね。
ただ,バトスピはMTGとは違ってライフやカードを使用するときのコストを,すべて「コア」と呼ばれている小粒の宝石のようなカウンターで管理するんですが,これが実に面白い。MTGのようにマナカードを手札から出す必要がなく,しかも特別なアクションを起こさずともコアは毎ターン自動的に増加していくんですよ。
遊べば遊ぶほど,リソース管理面の簡略化と奥深いゲーム性を高いレベルで両立していることに驚かされます。また,あらゆるリソースの動きがコアとして明確に視覚化されているおかげで,複雑な計算を必要としないのも数字に弱い身としてはありがたいですわ。
ちなみに杉田さんが俺にくれたのは「アルティメットデッキ 灼熱のゼロ」。属性は“赤”。しかし,MTGをプレイしていた頃に破壊や妨害を得意とする“黒”単色を使用していた身としては,バトスピでも似たような役割を担っている“紫”が性に合っていました。
カードのモチーフもアンデッドとか悪魔とか,ホラーファン好みで非常に魅力的です。まぁ,その点ではクトゥルフ神話をモチーフとしたクリーチャーが多く含まれている“青”も気になるんですけどね。
まだまだ始めたばかりなので,杉田さんや中村悠一さんにもらったカードでとりあえず紫デッキを組んでみましたが,なかなか良い感じで回転してくれています。紫の特色として破壊されたときに相手のスピリットを道連れにしたり,コアを除去して消滅させたりできるのが楽しいですわ。
しっかし凄まじいのが,杉田さんと中村さんのハマりっぷりですよ。ここ最近は普通にお互いの家に足を運んでまでバトスピをプレイしているようですし,俺ともSkypeで深夜までダラダラとデッキ構築の話をしたり遊んだりしています。四六時中MTGのことを考えて,どこへ行くにもデッキを持ち歩いていた学生時代を思い出しますわ……。
ちなみに,この原稿を書いている最中にも中村さんからSkypeで連絡がきて,「梶田君が暇してると思って」などと言いながら杉田さんと対戦している様子をライブ配信してくるという親切なのか嫌がらせなのか判断に苦しむ出来事がありました。つーか,どんだけ一緒に過ごしているんですか……。
そもそも杉田さんをバトスピに引き込んだのも中村さんらしいですし,TVアニメ「最強銀河 究極ゼロ 〜バトルスピリッツ〜」の主人公を演じているのは伊達じゃないっすな。今後とも,「一番星のレイさん」と「ゼロ番星のイチ」さんにビシバシ鍛えてもらおうと思います。
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