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[TGS 2010]「Langrisser Schwarz」の企画開発エピソード披露に「POWER DoLLS」発表が行われたガマニアのカンファレンスレポート
TGS 2010 Langrisser Schwarzプレイレポート
TGS 2010 ガマニアブース速報
- シミュレーションRPGは1人で多数のキャラを操作して遊ぶものだが,オンラインになることで,皆がそれぞれのキャラを操作して遊ぶと面白いのではないかと考えたから
- 世界観がしっかりしていて魅力的であるから
- ライセンサーが協力的で,いいゲームができそうな感触を得たから
「ガマニアの開発スタッフにはラングリッサーに思い入れのある人が多いので,安心して開発を任せられる」と佐藤氏。Langrisser Schwarzがグローバル展開を予定していることについては,「かつてのコンシューマゲーム時代には思いもよらなかった」と述べ,ガマニアによるオンライン化には大いに期待しているとも付け加えている。
続けて浅井氏は,ガマニアが「日本のゲームをグローバル化すること」に重点を置いているとし,同社の最高戦略責任者を務める陳 威光氏を紹介。陳氏はLangrisser Schwarzの中国展開が決定したことを明らかにし,日本と中国以外のアジア各国,北米,ヨーロッパと順次展開していく予定であることを明らかにした。
陳 威光氏(ガマニアデジタルエンターテインメント 最高戦略責任者) |
「Langrisser Schwarz」中国版のロゴ。なんとなく読める? |
作曲家の岩垂氏とガマニアの市崎氏が開発秘話を披露
岩垂徳行氏(作曲家) |
市崎裕康氏(ガマニアデジタルエンターテインメント 商品開発部 部長) |
市崎氏によれば,日本の開発スタッフはもちろん,台湾のガマニア本社のスタッフにもラングリッサー好きが大変多く,「これはもうオンライン化するしかない」という話になったのだとか。
岩垂氏は,ラングリッサーシリーズの曲を手がけた当時を振り返り,「もともと遊びがいのあるゲームとして定評があったが,まさかオンライン化するとは思っていなかった」と発言。
市崎氏はそれを受けて,「しっかりしたゲームだっただけに,オンライン化するにあたってどう再現するかに最も配慮した」と述べていた。そして今回は,プレイヤーが三勢力に分かれて争うことになるため,これまでのシリーズでは描かれなかった「光の軍勢」や「闇の軍勢」それぞれの国もゲーム内で表現できるようになったという。
闇の軍勢 |
光の軍勢 |
また,両名のトークセッションでは,
- プレイヤーキャラが15個のパーツで構成されること
- それぞれのパーツは,女神の質問にどう答えたかで決定されること
- キャラクタークラスが70種類あり,それぞれ長所と弱点をもっていること
- 武器と防具は既に1800種類以上用意されており,生産・合成も可能なので,まさに自分だけのプレイヤーキャラを作り出せること
が披露された。加えて,ギルドの拠点となる本拠地もカスタマイズできる可能性も示唆されている。
また,現時点でマップは70以上用意されており,しかも,たとえ同じマップでもクエストが異なると戦い方を変える必要が出てくるため,戦闘は決して単調にならないとは市崎氏の弁だ。
女神の質問に答えてキャラクターの15個のパーツを決める |
キャラクター作成画面 |
戦闘画面。岩垂氏は,会場で初めてゲーム画面を見たとのこと |
同じく戦闘画面。岩垂氏は「音楽が合ってるかなあ」と心配していた |
トークセッションの最後には,岩垂氏が「皆が好きになるゲームになってほしい」との期待を述べ,また市崎氏は「スタッフ全員が大好きなゲームを作っているのだから,面白くならないわけがない」と述べ,「これはガマニアでしかできないことである」と強い意気込みを見せていたことも付記しておきたい。
Langrisser Schwarzグローバルサイト
最後に再び浅井氏が登場。ガマニアがサービスを手がけるブラウザゲームとして,新情報を2つ紹介した。
1つは,「Web恋姫†夢想」の開発が佳境に差し掛かっており,実際にゲームができる状態を近々お披露目できそうだということ。浅井氏は,「10月中に何か発表できそうだ」と述べていたので,期待して待とう。
浅井氏は「ガマニアでは,日本のクリエイターさんと一緒に日本のIPを開発し,それをグローバル展開していきます。日本はもちろん,海外の皆さんにも注目していただけるよう頑張ります」と締めくくっていた。
- 関連タイトル:
ラングリッサー シュヴァルツ
- 関連タイトル:
Web 恋姫†夢想
- 関連タイトル:
Webパワードール
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