バンダイナムコゲームスは,ゲームリパブリックが開発を手がけるアクションアドベンチャー
「CLASH OF THE TITANS:タイタンの戦い」 (
PlayStation 3版 /
Xbox 360版 )の最新情報を公開した。
※ムービーファイルへのリンク
ゲームリパブリック は,かつて
カプコン で辣腕を振るっていた
ゲーム開発者 岡本吉起氏 が2003年に設立した開発会社。その最新作である本作は,2010年4月23日に全国公開される予定の映画
「タイタンの戦い(原題:Clash of the Titans)」 (制作:ワーナー・ブラザーズ / レジェンダリー:1981年に公開された同名作品のリメイク)と同じ世界,つまり
“ギリシャ神話の世界”を舞台としたアクションアドベンチャー となる。発売日は
2010年6月17日 ,価格は7329円(税込)を予定している。
本作の主人公はギリシャ神話の英雄であるペルセウス。プレイヤーは彼を操作して,神話に登場する有名なクリーチャー達と死闘を繰り広げていくことになる。
今回の情報公開では,ペルセウスが相手にすることになるクリーチャー
「キメラ」「サイクロプス」「サンドワーム」 のほか,ストーリーに関わる重要キャラクター
「ゼウス」 および
「アンドロメダ」 の画像が届いたので見てみよう。また,冒険の舞台となるいくつかのステージの情報も届いているので,合わせて掲載しよう。
◆クリーチャー紹介
本作にはギリシャ神話でお馴染みのクリーチャー(敵)が総登場します。その中でも比較的メジャーでインパクトのあるボスクラスのクリーチャーを紹介します。
○キメラ
「キマイラ」とも呼ばれるライオン・ヤギ・ヘビのそれぞれの特徴を持った魔物です。巨体にも関わらず、ものすごいスピードでの攻撃を仕掛けてきます。また、雷を呼び起こすことでプレイヤーに大ダメージを与えます。
○サイクロプス
一つ目の巨人。巨大なハンマーを両手にそれぞれ持ち、大振りで攻撃してきます。体は硬く、剣攻撃ではあまり利かない。一つ目が弱点であり、弓矢での攻撃が効果的。
○サンドワーム
砂地に生息する巨大なミミズです。全身を使ってプレイヤーを押し潰しにかかってきますので、上手く避けつつ攻撃をする必要があります。
◆キャラクター紹介
本作では映画「タイタンの戦い」のシナリオをベースにストーリーを構築しています。ここではゲーム&映画両方に登場する人物について説明します。
・ゼウス
言わずと知れたオリンポス十二神の王。人間を創造した絶対的存在。主人公ペルセウスの父でもある。
・アンドロメダ
アルゴスの王ケフェウスとカシオペアの娘。ハデスの策略により捕らわれの身となってしまう。
◆ステージ紹介
本作では様々な場所がロケーションとして登場します。その特徴的なエリアを紹介します。
○神像の山
ペルセウス(プレイヤー)の住む漁村近くの山。神を象った巨像があることが由来。ゲーム序盤で訪れるエリアであり、天候の変化が著しい。
○冥界
ゼウスの兄ハデスが治める死者の世界。どこを向いても暗い雰囲気の漂う地。地上とは比べ物にならない強力な魔物が多数生息する。
「CLASH OF THE TITANS:タイタンの戦い」 の戦闘のキモとなるのは,
「シーズアクション」 と呼ばれる,敵から武器やパワーを奪い取る仕組みだ。
本作では敵から奪った武器や身体の一部を
「サブウェポン」 として使用することができる。奪えるサブウェポンの種類は多く,敵の中にはそうやって奪い取った武器をうまく利用しないと倒すことが難しいものもいるという。
また主人公は,サブウェポンを使用したり,強化したりするのに必要なパワーも敵から奪うことができる。このようにして
「いろいろなものを敵から奪い取りながら,窮地を戦い抜いていく」 というのが,本作の基本的なプレイの流れとなっているようだ。このあたりのことは,前回公開された情報をまとめた
こちらの記事 に詳しいので見てほしい。
今回は,一部のサブウェポンの名前とビジュアル,特性などが明らかになったほか,サブウェポン強化の具体的な方法も画像と共に公開された。さらに,サブウェポンを奪取する際に,タイミングよくボタンを押すことで,得られるものの品質や量がアップする
「ジャストシーズ」 という仕組みがあることも明らかにされた。
◆サブウェポン紹介
本作では90種以上のサブウェポンが登場します。その中でも特徴的なものを種別に紹介します。今回は剣系と斧系のものを紹介します。
<剣系>
・「スローターブレイド」
二刀剣によるジャンプ攻撃。空中で繰り出す高速乱舞攻撃。
・「デュランダル」
高速攻撃を繰り出しつつ、会心の一撃を与えることができる。
・「ウォーチーフマイト」
敵を攻撃する度に自らの体力を回復できる。
・「タルタロスファング」
敵を攻撃しダメージを与えると同時に、相手の体力を奪いつつ自らの体力とする。
<斧系>
・「ヘッドマンズアックス」
弧を描きながら投じられた斧が敵を蹴散らす。
・「イダヤ」
金の刃から発生する特殊な閃光が会心の一撃を生む。
・「メタリックハチェット」
頭上高く振り上げた大斧を、一息に振り下ろす必殺の一撃。
・「フラットアックス」
前方の敵をなぎ倒し、一掃する。大斧による脅威の投擲攻撃。
◆サブウェポン強化
本作では、「サブウェポンシーズ」を行うことで、ほとんどの敵から彼らの攻撃手段(多くの場合武器)を奪い取り、プレイヤー自らの攻撃手段(サブウェポン)とすることができますが、実はそれらの奪い取った武器を更に強化することができます。強化には、それぞれの武器毎に決められた条件(「アイテム」&「シーズポイント」の消費)を満たす必要があります。
・「アイテム」:敵を倒すことで入手可能なアイテム(素材)です。
・「シーズポイント」:シーズアタックを決める毎に入手できるポイントです。
ここでは「フレイムコア」という、自らのメインウェポン(剣)に炎の効果を付加するサブウェポンを例に説明します。
○「強化前アクション」
強化前の「フレイムコア」での攻撃の連続写真です。この時には「フレイムウェーブ」というメインウェポンを炎が包み込んだ状態で攻撃できるというスキルだけが付加されています。
○「強化中画面(メニュー)」
サブウェポンの強化はポーズ中のメニュー画面で行います。強化したいサブウェポンを選択すると、強化に必要なアイテム&シーズポイントが表示されます。この条件を満たすことができていれば強化可能です。満たしていない場合には、そのアイテムを所持している敵を再度倒しに行き入手します。ここでは既に条件を満たしているので、強化をしてみると、新たに「スカイフレイム」というスキルが付加されました。
○「強化後アクション」
「スカイフレイム」発動時の攻撃です。ジャンプ中に攻撃をすることで3方向に炎が飛んで行き、敵にダメージを与えるというスキルです。
○「アイテム入手」
「アイテムゲット」:敵を倒しアイテムがドロップされ、入手した時の場面です。
「リザルト画面」:クエスト終了時に表示される画面です。ここで入手したアイテムを確認することができます。
◆ジャストシーズ
サブウェポンシーズ発動時には、タイミング良くA、B、X、Yのいずれかのボタンを入力することで成功となるのですが、このタイミングを更にシビアな条件で入力できるとよりレアorより多くのアイテムを入手できます。
※アイテムはサブウェポン強化時に必要なものです。
サブウェポンシーズが始まると、画面に大きな青い円が表示されますが、これが中心に向かって収縮をしていきます。この収縮が中心近辺にある赤い円と重なったタイミングでボタン入力をすることで、ジャストシーズ成功となります。
公開済みのスクリーンショットには,かなり大型のクリーチャーも写っており,本作は,見上げるような怪物達とのエキサイティングな戦闘が楽しめるゲームとなるようだ。武器を奪い,それをパワーアップしていく仕組みも興味深く,更なる情報が明らかになるのが楽しみだ。