このゲームの読者の評価
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ドラクエの世界を満喫できる 85 - 投稿者:古参ゲーマー(男性/50代)
- 投稿日:2010/05/08
- 良い点
- ●3Dの移動画面
前作やDQ8からの3Dによる移動画面は健在です。完全3Dではありませんが(エリア切り替えあり)、密林、草原、遺跡といった各フィールドを、3人称視点で動き回れます。
スクエニお得意のトゥーンレンダリングにより、DQの世界がより広がりを見せているのも見逃せません。
●シンボルエンカウントの挙動
戦闘も前作同様シンボルエンカウントによる遭遇から始ります。シンボルエンカウントは、実際の敵がそこに生きていることにより世界観の表現を高めることができることや、敵と戦いたくない時は戦闘を避けることが可能となるなどのメリットがあります。
しかし後者においては、シンボルエンカウントにも関わらず、例えば一本道で敵を避けることが実質不可能であったり、異常に高い感知力により逃げることが不可能といった要因でせっかくのシステムの利点が失われていることも多くあります。
本作のエンカウントは非常に優れており、当然逃げることも可能ですし、弱い敵などはこちらの強さに応じて、反対に逃げていくといった挙動を持っています。当たり前といえば当たり前のことですが、こうした当然あるべききことも出来ていないゲームが多い中で、本作のシステムはとても目を引きます。
●巨大モンスター
30代以上のプレイヤーは、DQ2で最後のエリアに出てくるギガントスなどの巨大モンスターを見て、当時「うわーでけぇー!」と驚愕した思い出があると思います。本作では、前項の3Dフィールドにまさにその時感じた驚愕するほどの巨大モンスターが闊歩しており、DQの世界観をより高めています。「これこそDQ!」といった印象を持つことが可能です。
●飽きさせない工夫
スタッフロールが流れる一般のエンディングまで20時間強位ですが、その後もやり込むことが可能です。
単純にクリア後というよりも、クリア後でありながら、クリア前のように目的がいくつかありプレイヤーを飽きさせません。50時間強は作業感も無く遊べると思います。
- 悪い点
- ●モンスター合成
ゲームに慣れ配合を繰り返すことにより誰もが気付くことがあります。それは、例えばAとBでCというモンスターを作る場合、配合前のAとBの数値がより高いほど、出来上がるCの初期数値が高くなります。よってある程度成長させてから合成し、初期能力が高いモンスターを作り育て上げた方が、より強いモンスターになります(その他にもスキルや、レベル上限は配合数により変わるなどの要素もあります)。
私の場合、そうした合成の特徴を理解した後、レアなモンスターを最終的に作り上げようと思い選んだのが「竜王」でした。余談ですが、私のように古参のプレイヤーにとってやっぱりDQ=竜王なんですよね。
配合配合を繰り返し、最終的に「竜王」を合成した時の初期数値ですが、全て500近い数値をレベル1で持つ「竜王」が出来上がりました。配合数もレベル最高まで育てることが可能なSS+10以上であったため、後はじっくり強い「竜王」に成長させようと意気込んでいました。
しかし順調にレベルが上がり強くなっていった「竜王」ですが、レベル40台中盤くらいで全く能力数値が上がらなくなりました。苦労して作った割りに、結果的にその前に合成していた「はくりゅうおう」と大して変わらない数値で止まってしまい、「なんだ大して強くないな。こんなんだったらその前のゴールデンスライムの方が強いんじゃないか」などと思いガッカリ感を強く持ちました。また、レベルが上がっても、どの数値も0しか上がらなくなるということは、各モンスター毎に成長限界が設定されていることも分りました。
ネットやすれちがいによる対戦もあるため、ある程度の歯止めを効かしているのでしょうが、この瞬間に私の本作への熱は急激に冷めたのも事実です。とはいえ、ここまで50時間強は本作にのめり込んでおり、十分楽しめたことは補足しておきます。
- 総評
- 前作ジョーカー1を上手くマイナーチェンジした秀作です。いくつか気になる点もありますが、時間を忘れて楽しめるモンスター合成の中毒性は健在です。
- プレイ時間
- 40〜60時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 4 5 5 5
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