セガは,
PlayStation 3/
Xbox 360用ソフト
「VANQUISH(ヴァンキッシュ)」の新スクリーンショットを含む,
最新情報第2弾を公開した。
今回公開された情報には,美麗なスクリーンショットとともに,本作のゲームプレイに関するヒントが多数含まれており,10月21日に予定されている発売を心待ちにしている人にとって興味深い内容となっている。
例えば,ロックオンしたターゲットに対し,上空から攻撃する
「ロックオンレーザー」といった武器や,普段は飛行しているが,プレイヤーに接近すると変形して白兵戦に持ち込んでくる敵
「ビューハウンド」の存在が確認できる。
また,時間の流れがスローになる
「ARモード」(
関連記事)について,敵がすばやく動き続ける場面で的確に攻撃したり,密集している敵をまとめて倒したりするのに活用できることが紹介されている。
ただし,ARモードの発動中はエネルギーが消費されていくので,敵の弱点を狙い撃ちすることですばやくしとめたい。
(左から)「ビューハウンド」変形前,変形後
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そのほか今回は,主人公である
「サム」と,“ロシアの星”によって奪われたコロニーの奪還作戦を指揮する
「バーンズ」の二人のキャラクターのバックグラウンドが紹介されている。
下の引用部分と,先日4Gamerに掲載した,スピード感満点でド派手な戦闘シーンが満載の
ムービーを合わせて確認することで,どんなゲームかより深くイメージできるだろう。
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高所から挟撃してくる敵を狙い撃つ。 もちろん地上にも敵は居るため、どの敵から倒していくのかも、戦略のひとつだ。 |
ロックオン対象を上空からホーミングするレーザーは、カバーに隠れた敵をも正確に狙い撃つ。 |
派手な爆発と無数の銃弾が戦場を彩る、銃撃戦の臨場感には目を見張るものがある。 |
敵要塞と化した急斜面での戦闘。 頭上から銃弾や瓦礫が降り注ぐ、危険極まりない戦場だ。 |
レール上を高速で走る列車同士での銃撃戦。 動き続ける敵に狙いを定めるのは難しいが、こういう場面でこそARモードの真価が問われる。 |
飛行する敵、ビューハウンドは接近を許すと、変形して白兵戦を挑んでくる。 |
荒れ果てた市街地での戦闘。 放たれたロックオンレーザーが美しい軌跡を描く。 |
コロニー内を走る列車に次々と敵機械歩兵、ビューハウンドが襲い来る。 |
ブーストで敵の弾幕を掻い潜りながら、狙いを定める。大量の敵に囲まれた戦場で、迂闊に立ち止まることは命取りになる。 |
敵が密集した状況は、逆にチャンスでもある。 ARモードで弱点を狙いつつ一網打尽にしよう。 |
コロニーを奪還すべく、アメリカ軍の戦艦が次々に突入を敢行。激しい上陸戦が始まる。 |
敵輸送機が貨物列車を強襲。 備え付けの銃座が応戦の口火を切る。 |
カバーアクションで敵の死角に入り込む。 タイミングを見計らって一瞬で片付けたい。 |
ARモード中は、敵の銃弾も止まって見える。 側面や背後の敵からの攻撃に、行動を邪魔されることもない。 |
ARSは状況に応じて自在に変形する武器を有している。多彩な武器を使い分けるのも楽しみのひとつだ。
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ARモード中はエネルギーを消費する。 素早く的確に倒すには、弱点を狙うのが有効だ。 |
ARSには通常の銃器以外にも、サブウェポンとして広範囲の敵に有効なグレネードが装備されている。 |
ビューハウンドは地上に降ろしてしまうと厄介だ。 近接攻撃などで一気に片付けてしまいたい。 |
空中からの襲撃に味方と共に応戦する。 接近させる前に撃ち落とせ! |
激しい攻撃から味方を守るため、自らを前線に晒して攻撃を引き付ける。
ARSでなければ出来ない芸当だ。
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コロニー奪還の作戦指揮官であるバーンズが檄を飛ばす。残された時間はわずかしかない。 |
突然のマイクロウェーブ照射に逃げ惑う市民。 悲劇の次の舞台はニューヨークだ。 |
03「ロシアの星」幹部による宣戦布告。 ニューヨーク市民を人質に取り、アメリカの無条件降伏を迫る。 |
合衆国大統領はこの非常事態に際し、徹底抗戦を宣言。コロニー奪還のために宇宙軍を派遣する。 |
本作の主人公、サム。
最新技術の結晶ともいえるバトルスーツ「ARS」を武器に、戦火の中へ身を投じる。
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増幅されたマイクロウェーブの照射によってサンフランシスコが壊滅。次の攻撃が行われる前に、一刻も早くコロニーを取り戻さねばならない。 |
バックナックルで機械歩兵ゲオルギーを吹っ飛ばす。 近接攻撃はその種類によって、それぞれ異なった特徴を持っている。 |
強敵ロマノフとの一騎討ち。 首尾よく近接攻撃を当てる事に成功しても、油断はならない。 |
遠景が大きく開けており、コロニー内の様子がよく分かる。しかし列車内は狭いため、近距離で抜群の威力を誇るショットガンが役立つだろう。 |
コロニー上陸戦。次々に味方艦が撃沈される中、単独で敵の背後に回り込み奇襲をかける。
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キャラクター
サム・ギデオン
Sam Gideon
DARPAの研究員としてバトルスーツARSの設計を担当。
今回の戦闘には、恩師カンディード博士を救出するために参加した。
だが政府内の裏切り者を警戒し、表向きはARSの戦闘データ採取を目的として軍に同行している。
軍を指揮するバーンズとは、考え方の相違から衝突が絶えない。
ロバート・バーンズ
Lt. Col. Robert Burns
3度の戦争で2度も受勲した英雄的な存在。
今回のコロニー奪還作戦では、混成部隊の総指揮官を務める。
目的のためなら手段を選ばない男で、時には非情な判断を下すこともある。
しかし片腕を失い、半身サイボーグになってまで闘い続けるのは、戦いに勝利することで、死んでいった戦友を弔うため。
ストーリー
爆発的な人口の増加は止まることなく、ついに世界人口は100億人を突破。
食料問題、エネルギーの枯渇、世界各地での紛争の勃発。人類は冬の時代を迎えていた。
そんな中、太陽光発電による平和の象徴だった米国のスペースコロニーが何者かの襲撃を受ける。コロニーは瞬く間に占領され、送電システムは増幅したマイクロウェーブで地上を焼き尽くす大量破壊兵器と化した。
襲撃者は『ロシアの星』。
ロシアでクーデターを起こし、政権を奪った直後の宣戦布告だった。彼らは、サンフランシスコを死の街へと変え、アメリカの即時無条件降伏を要求してきた。断れば次はニューヨークが標的にされてしまう。
だが米国は、侵略者との交渉には一切応じない。
大統領は、スペースコロニー付近に駐留していた全艦隊に対し、侵略者の殲滅とコロニーの奪還を命じた。
総指揮官はバーンズ。3度の戦争でシルバースターと海軍殊勲十字章を受章した英雄だ。
一方、DARPA(国防高等研究計画局)は、そのバーンズの旗艦に一人の男を派遣していた。
男の名はサム。今作の主人公だ。
新型バトルスーツARSの戦闘データ採取が表向きの任務だが、彼の目的は別にあった。恩師カンディード博士の救出である。博士は、コロニー計画の発案者であり、いまだ未完成のコロニー建造を現場で指揮していた。そこに今回の襲撃事件が起きたのだ。
孤立した状況の中、博士は発案者としての責任感から発電システムを停止させようとしている。
『ロシアの星』によるニューヨーク攻撃まで、残された時間はあと僅か。それぞれの思惑が交錯する中、米国の存亡をかけた戦いが、いま始まろうとしていた。