日本一ソフトウェアは,2010年2月25日発売のPSP用ソフト「
氷の墓標 一柳和、3度目の受難」の第2報として,システムに関する新情報を公開した。
「
雨格子の館」「
奈落の城 一柳和、2度目の受難」に続く最新作となる本作は,「ルートによって被害者や加害者が変化する」システムを搭載している。具体的には,舞台となる館ではプレイヤーの行動によって時間が経過し,同時に登場キャラクター達が自らの意思で館内を移動するというもの。そのため,プレイヤーキャラクターがその時点で,どこにいるのか,何をやっているのかによって,それぞれの登場キャラクター達といつ,どこで出会い,何が起きるのかといったイベント展開が刻々と変化していくことになる。うっかり時間を無駄に過ごしてしまうと,大切な事実や出来事を見逃してしまうかも?
ある同一時刻に起こるイベント。
その時間に、どの場所にいて誰と遭遇したのかによって展開が変化します。
捜査中、ある場所でアデーレに遭遇。なにやら慌てているようだが? |
事件に関する捜査を続ける。めぼしい物証はなさそうだ。 |
遭遇したイベントに関連して、展開も変化します。
今後の捜査に大きく関係するイベントもあるので、注意が必要です。
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緊急事態が発生!!巻き込まれた和の運命は!? |
騒ぎに気がつき、現場を訪れると何かトラブルがあったよう。しかし状況がわからない… |
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このように、そのときの行動次第で、物事の見え方が大きく異なります。
なかには事件解決に重要となる出来事もあるので、注意してすすめることが大切です。
また,シリーズお馴染みの
「Easy Mode」と,
「こちら」の記事でお伝えしたプレイヤーの行動に必要不可欠な行動
「話す」「調べる」「移動」についての詳細を紹介しよう。
「Easy Mode」は,ゲーム内のオプションで設定可能なシステムで,これを有効にすることで,会話のときに重要なキーワードの色が変化したり,「調べる」ときに,重要なポイントでカーソルが変化したりといったヒントが提示される,推理が苦手というプレイヤーでも本作が楽しめるよう搭載されたモードだ。
「話す」は,特定のキーワードから選択して行うのだが,アリバイや事件の重要な内容のほかに,事件とは関係のない雑談も可能。また,各キャラクターの和への「親密度」によって,会話できる回数が変化するという。親密度は,会話の内容によって変化することがあるので注意が必要だ。Easy Modeでは,キーワードの選択時に,重要度によってキーワードの色が変化するので,スムースな聞き込みが可能になる。
「調べる」コマンドは,矢印アイコンを移動し,気になる箇所を調べるコマンドで,事件解決のために重要な物証を見つけ出さなければならない。Easy Modeでは重要な物証にカーソルを合わせると,カーソルの色が変化するので,とにかく画面中を探せば,物証を見落とす可能性が減るだろう。
最後に「移動」は,館内を移動するコマンドで,移動は2Dマップから移動したい場所を選択することになる。ただし,階をまたぐような長い移動では,アクションゲージを多く消費し,つまりそれだけ時間が経過するので,無計画にうろうろしないように気をつけたい。
話す
捜査中、キャラクターに話しかけることで会話を行うことができます。会話はキーワードを選択することで、そのキーワードに関する話を行います。
「Easy Mode」では、キーワード選択の際、キーワードの重要度によって色が変化するため、スムーズに聞き込みが行えます。
会話で得られる情報には、アリバイや事件に関する重要な内容から、事件とは全く関係のない雑談など、幅広い会話を行うことが出来ます。
会話で入手した重要な情報は、和メモに収録され、事件解決の重要な手がかりとなります。
また会話には各キャラクターの和への「親密度」が大きく関係します。親密度によって、会話できる回数が変化しますので、親密度が変化する会話には注意が必要です。
項目ごとに分けられたキーワードから、話題を選択します。
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【「デリア」について聞いた場合】
同じキーワードでも聞く人によって、異なる情報を得ることができる。
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調べる
捜査中、「調べる」コマンドを使用すると、矢印アイコンを移動させ、気になる箇所を調べることができます。
中には事件の重要な物証になるものを入手することもあるので、隅々まで調べてみましょう。
またEasy Modeでは、事件解決に重要となる物証へカーソルを合わせると、カーソルの色が変化します。重要物証の見落としがぐっと減り、事件解決への近道になります。
Easy Modeでは重要な物証にカーソルを合わせると色が変化する。
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移動
様々な箇所を捜査するためには、移動が必要不可欠になります。移動は2Dマップから移動したい場所を選択することで、移動が可能になります。
階をまたいでの移動など、移動距離が長くなるとアクションゲージの消費も大きくなるため、注意が必要です。
ここでは、捜査で得た情報を整理するためのシステムをご紹介します。
いずれもメニュー画面の「情報」の項目より、確認することができます。
和メモ
捜査中に入手した重要な情報は、「和メモ」に登録されます。調査状況によって、中身が随時追記されますので、捜査をすすめ、より詳細な情報を入手することが重要です。
また「和メモ」に登録された内容は、会話の話題として選択が可能になります。
捜査の進め具合によって、同じ項目に情報が追記されていきます。
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アリバイ表
各キャラクターのアリバイを、一目でわかりやすく表にしたものが、「アリバイ表」です。メニュー欄より、確認することができ、また捜査の途中で編集することができます。
誰の証言が虚言であるのかを、推理する際にも重要となります。
常に最新の情報を反映させることで事件解決への糸口となります。
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人物情報・物品情報
捜査や物語をすすめるなかで入手した、情報は「人物情報」や「物品情報」に登録されます。いずれも、捜査状況によって随時追記されます。
入手した情報は、捜査中に「会話」で選択が可能となり、
なかには意外な情報を得ることもあります。
前作をプレイしている人には、ニヤリとしてしまう情報も! |
空欄の部分は、捜査をすすめることで追記されていく。 |
ディルクの部屋の前にあったという切り裂かれた謎のドレス。何を暗示するものなのだろうか。 |
夕焼けのなか、驚くアデーレ。一体彼女が見たものは…!? |
館内に響く叫び声。アデーレの声のようだが、一体彼女の身に何があったのか? |
ムキになるアデーレ。感情を素直に出しやすい性格らしく、ころころと表情を変える。 |
初代デリアに対する、ドプナーの見解が述べられるシーン。 |
部屋の奥に、もたれよるようにみえる人影。この姿は、まさか! |
ディルクとの初対面のシーン。どうやら英語はかたことなようだ。 |
和に注意を促すアヒム。見た目は怖いが、実はいい人なのかも…しれない。 |
和たちが乗ってきたクルーザーが炎上! 和たちは館内に取り残されることに…!
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