日本一ソフトウェアは,本格派推理アドベンチャー
「氷の墓標 一柳和、3度目の受難」を,2010年2月25日に発売すると発表した。プラットフォームは
PSPで,価格は6090円(税込)。
本作は,2007年3月に発売されたADV
「雨格子の館」(PS2)と,2008年3月に発売されたADV
「奈落の城 一柳和、2度目の受難」(PS2)で知られる
「一柳和の受難」シリーズの最新作だ。
前作,
前々作共に,リメイクされたPSP版が発売済で,それに続く完全新作の第3弾となる今回は,ヨーロッパの湖に浮かぶ館を舞台に,主人公の一柳和の推理が展開される。
「一柳和の受難」シリーズの特徴は,プレイヤーの行動や推理が,事件の展開に直接関わってくること。第3弾となる本作では,その特徴を引き継ぎ,さらに
「ルートによって被害者や加害者が変化する」システムを搭載。ルートによって真相や解決できる謎が異なるので,前作からのプレイヤーにも歯ごたえは十分だ。
館の相続をめぐって巻き起こる複雑怪奇な謎に,プレイヤーはどう挑むのか。その第1報となる今回は,ゲームの舞台やキャラクターなどを中心に紹介していこう。
誰しもが、被害者にも犯人にもなりうる館
幾重に絡みついた謎に何度でも挑め
製品概要
事件が、被害者が、加害者が―
展開によって異なる本格派推理アドベンチャー
キャラクター
和と日織の息のあったコンビは今作も健在。クセは強いけれども、憎めないキャラクターたちが、本タイトルでも多数登場します。
またキャラクターデザインの西野氏による、生き生きとしたキャラクターの表情にも注目していただきたいところ。館で起こる事件を前に、喜び、驚き、怒り、彼らの胸の内を、さまざまな思いが交錯していきます。また少し頼もしくなった、和さんの表情にも注目です。
本格派推理
湖上を舞台に巻き起こる事件の数々。それらを解決に導くためには、プレイヤーの推理力・観察力が必要となります。会話によって情報を聞き出したり、現場を調査して新たな物証を発見するなどの、行動が重要になります。真実が明らかになるかは、プレイヤー次第です!
ストーリー
今回の舞台は、ヨーロッパの湖上の館です。館の相続をめぐり、相続人候補者たちの間で巻き起こる事件にプレイヤーは挑みます。悪魔の伝承が残る、霧に包まれた館――息をつく間もないストーリー展開が、待ち受けます。
操作性
アドベンチャーにかかせないのは、何度もプレイできるシステムの快適性です。これまでのタイトル経験を生かし、バックログ・スキップ・クイックセーブなどのシステムを、簡単に手間なく行えるように配慮いたしました。
ストーリー紹介
前作「奈落の城」で起きた事件から、数ヶ月――
相変わらず何かと事件に巻き込まれやすい性格の大学生・一柳和は友人の日織とともに再びヨーロッパを訪れた。
そもそもの事の発端は、前回の事件で知り合った
ルロイ伯爵家の当主・アルノルトから届いた手紙。
最近当主が亡くなったばかりだというシェードレ男爵家の相続に関して、和に相談があるという。
二人は現地で出会ったルロイ本家の執事・エリノアに案内されクルーザーで湖に浮かぶ離れ館へ向かった。
湖にぽつんと浮かぶ、客間と離れが対になるように建てられた、2つの塔。
「氷の城」とも「湖上の棺」とも言われるその館には、とある伝承があるという。
「ここは自らを犠牲にして悪魔を封印した、当時の当主・デリアを弔うために建てられた霊廟である」と。
不穏な予感がしつつ、館に到着した和が出会ったのは、3人の相続候補者だった。
それぞれ個性豊かな候補者たちと、語らっているなか―――
突如起こる異変。
炎上しながら沈んでいくクルーザー
外部との連絡をたつかのように姿を消した内線電話
そして赤く染まった湖と岸に転がる、白い手―――
その手の中に残されたメモには、起こる異変を指し示すかのような内容が記されていた。
「・・・霊廟に眠るは、悪魔。 眠りを妨げるものに呪いあれ」
湖上に浮かぶ館を舞台に三度事件の幕が上がる――
キャラクター紹介
一柳 和 (いちやなぎ なごむ)
167cm 58kg 21歳
「ま、ま…また悪魔なのっ!?」
本編の主人公。大学生。
普段から気が付くと途方に暮れるしかないような状況に陥っている事が多い。
怖がりなのだが、更に怖いことが起こるのが嫌で調べていくうちに事件を解決してしまう。
日織 (ひおり)
178cm 90kg 27歳
「だんだん、いつもの和さん らしくなってきたなって」
飄然としていてつかみ所がない青年。
人当たりがよく親切で、和の保護者兼ワトソン的存在。
本業は俳優だが、相変わらず売れていない。
アルノルト・フォン・ルロイ (アル)
179cm 72kg 19歳
「ありがとう。そう言ってもらえると助かるよ 」
今回、和を男爵邸へ呼び寄せた人物で、オカルトファンにはかなり有名な「呪われたた伯爵家」の現当主。
日織とは昔からの馴染みだったが、和とは昨年末の事件で知り合った。
今回の事件は一筋縄ではいかない。誰しもが被害者にも加害者にもなりうる!?
シェードレ家 遺産相続候補者
ディルク・フォン・ローゼンハイン(ディルク)
182cm 90kg 26歳
「眠いから、あと、よろしく」
相続候補の一人。
マイペースな性格で、あまり周囲と関わろうとしない。気づけば一人でふらふらしている。
いつも眠そうにしている。
サー・ローレンツ・ドプナー(ドプナー)
178cm 85kg 46歳
「そんな些細なことで揚げ足をとるとは、これだから庶民は…」
相続候補の一人。
プライドが高く、嫌味な発言も多い英国紳士。
遺産も、自分が相続されるものだと思い込んでいる節がある。
アデーレ・フォン・ヴァイツ (アデーレ)
162cm 50kg 18歳
「あなたナゴムというの? ナゴサンというの? どっちなのかはっきりしなさい!」
相続候補の一人。
絵に描いたような貴族のわがまま令嬢。多少世間知らずな節があるが、そこを指摘されるとムキになる。
アヒム
190cm 102kg ??歳
「……………」
湖の館にいる墓守。無口で無愛想。普段はフードをかぶっているせいで、不気味さを漂わせている。
年齢など不明な部分が多い。
エリノア・ヘスラー (エリノア)
170cm 55kg 30歳
「ご挨拶が遅れました。私、ルロイ本家より派遣されました、エリノア・へスラーと申します」
ルロイ本家の女性執事。
凛々しく礼儀正しく、少し茶目っけのある女性。
嫌味やわがままもさらっと受け流す。
世界観紹介
館に纏わる伝承――
和たちが訪れる、湖の上に浮かぶ小さな島に聳え立つ館。
地元の伝承によると、この館は1世紀半ほど前に建てられたようだ。
当時湖畔の城に取り憑いた悪魔を封じるべく、男爵令嬢であった「デリア」が身を挺して、島で悪魔を封じたと言われている。自らを犠牲にして悪魔を封じたデリアを弔うために、霊廟としてたてられたのがこの湖上の館なのだ。
しかし別の説もある。
それは悪魔が取り憑いたのは「城」ではなく「令嬢・デリア」だという説だ。悪魔に取り憑かれたデリアを世間から隠蔽し、悪魔もろとも湖上の館に閉じ込めたとも言われている。
湖上の館を舞台に起こる、異変の数々はこれらの伝承に関係しているのだろうか――?
デリアとは?
「自らの身を挺して悪魔を封じた」と言われているシェードレ家の令嬢・デリア。
そんな彼女を敬し、弔いもこめて、シェードレ男爵家では、代々デリアという名前を引き継いでおり、今回亡くなった7代目当主もデリアという名を受け継いでいる。
また伝承の影響もあり、シェードレ男爵家では、代々女性が継ぐことが多いようだ。
舞台風景
和たちが訪れる館は、霧につつまれた仄暗い、しかし歴史ある厳かな雰囲気をもった館です。
ここでは事件の舞台となる館の内部を紹介します。
船着場 和たちが訪れる最初の場所。湖にはうっすら霧がかかり、周囲の視界は芳しくない。 |
食堂 大きな机が中央に配置された食堂。その広さはかなりのものである。 |
中庭 植物が整備された庭。お茶会用のテーブルやイスも用意されており、アデーレがたまに利用している。 |
霊廟 館の離れに存在する霊廟。デリアを弔うために建てられたとされている。暗くどこか不気味な雰囲気が漂う。 |
システム紹介
ルート展開によって、事件が大きく異なる!
複雑に絡んだ謎に挑み、事件の全貌を把握せよ!
本タイトルでは、いくつもの事件が複雑に絡まっているため一つの謎を解決しただけでは、事件の全容を知ることはできません。
ルートによって、起こる事件・被害者・犯人が異なるため、解決できる謎はルートごとに異なります。
全てのルートに挑むことによって、各事件の真相からプレイヤーは、様々な謎の裏にある真実を把握することができるのです。
与えられた期間は3日間。
ぼんやりとしているだけでは、あっという間に過ぎてしまうため、状況把握とプレイヤーの推理力がためされます。
ルートによって悲惨な事件が巻き起こる!
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誰が被害者で、誰が加害者なのか? 息のつく間もないスリリングな展開が待ち受ける!
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イベントCG
本タイトルでは、物語を盛り上げるイベントCGが多く取り入れられています。キャラクターデザインの西野幸治氏が描く、生き生きとしたキャラクターたちをお楽しみください。
事件の真相を知るためには、プレイヤーの行動が必要不可欠!
館内で起こる事件を解決するためには、調査が必要となります。ここでは、事件を解決するために必要となる調査の流れをご紹介いたします。各調査方法の詳細については、次報でご紹介いたします!
重要な情報から他愛のない話まで!
話す
推理には情報が必要不可欠。会話をすることで、事件に関係する重要なキーワードを入手することができます。
ときには事件に全く関係のない他愛もない話もできるのが、「一柳和」シリーズにおいて+αの楽しみです。
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事件に関する情報を隅々まで調べつくそう
調べる
事件現場や城内の各部屋を、隅々まで「調べる」ことによって、ときに事件に大きく関係する証拠品や情報を入手することがあります。
カーソルを移動し、気になる箇所をクリックすることで調査をすることが可能です。
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調査の第一歩! 自ら足を運ぶことが解決の鍵
移動
移動は、城の見取り図から行き先を選択する「MAP移動」になります。いきたい場所を選択することで、直接その場所に移動することができます。
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情報整理
「話す」「調べる」「移動」によって入手した情報は、和メモや人物情報に登録されます。アリバイ表を見直したり、情報を整理することが、事件解決への重要な流れになります。
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アクションゲージ
全ての行動は、アクションゲージを消費しての行動となります。
アクションゲージとは、和が自由に行動できる「残り時間」を表したもので、ゲージがなくなると捜査がいったん終了し、ストーリーが進展します。
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インフォメーション
予約特典情報 書き下ろしシナリオによるドラマCD
「氷の墓標 一柳和、3度目の受難」の予約特典は書き下ろしシナリオによるドラマCDです。
こちらのCDには、番外編『増やされた5冊』が収録されています。
和の姉・雛子の友人の本屋で、奇妙に増え続ける文庫本の謎に、和、日織、和の姉・雛子が挑みます。果たして、真相は一体――?
ゲーム中とは一風異なった,声によるキャラクターの物語をお楽しみください。
ドラマCDキャスト
一柳和:CV 下野紘
日織:CV 遊佐浩二
一柳雛子:CV 小暮英麻
※特典はその性質上、数に限りがございます。確実に手に入れたい方は、予約の際に各店舗にご確認ください。
氷の墓標 一柳和、3度目の受難 公式サイトOPEN
一柳和の受難シリーズ オフィシャルサイト内に「氷の墓標 一柳和、3度目の受難」オフィシャルサイトがオープン!
ストーリー・キャラクター・システムなど、発売前に押さえておきたい情報が盛りだくさんです。
発売前に是非チェックをしてみてください!
一柳和の受難シリーズ オフィシャルサイト
http://fog.nippon1.co.jp/nagomu/index.html
FOGと日本一が手がける、アドベンチャーゲームを大好評配信中!
日本一アドベンチャー
日本一ソフトウェアが、アドベンチャーファンに贈る携帯サイト「日本一アドベンチャー」。こちらのサイトでは「一柳和の受難」シリーズのキャラクターデザイン・西野幸治氏がキャラクターデザインを務めた、アドベンチャーゲーム「Deep Diver」を好評配信中です。
「久遠の絆」のシナリオを手がけた、加藤直樹氏が贈るシナリオと、西野幸治氏の描くキャラクターが織り成すSFアドベンチャーをお楽しみください。
サイト名:日本一アドベンチャー
URL:http;//adv.nippon1.mobi/i/
対応機種:FOMA OXA/90X/70Xシリーズ (902i/703iシリーズ以降)
アクセス方法:i menu→メニューリスト→ゲーム→アドベンチャー/ノベル→日本一
情報料:
月額105円/315円のマイメニュー登録、および個別課金(105円〜525円)
「Deep Diver」第1話〜第6話 各300ポイント
「一柳和」シリーズが、追加要素を盛り込んで、PSPで大好評発売中!!
両タイトルとも12月17日にDL配信版がスタート!
『雨格子の館 PORTABLE 一柳和、最初の受難』
巻き込まれ体質の大学生・一柳和が偶然訪れたとある洋館。
そこには役者たちが集まり、舞台稽古を行っていた。
彼らは全て「帽子屋」と名乗る、有名な脚本家に呼ばれたという。
和やかな雰囲気のまま練習を続ける役者たち。
しかし、そんな空気を打ち砕くように、翌朝役者の一人が死体となって発見され――!?
「犯人を推理するだけではなく、犯行を止める」
新感覚推理アドベンチャーの第1作目の移植作です。PS2版より、システムをより快適に改良し、更に新エピソードや新CGも追加されました。
「雨格子の館 PORTABLE 一柳和、最初の受難」
パッケージ版 好評発売中 5,229円(税込)
DL配信版 2009年12月17日配信予定 3,800円(税込)
(C)2007-2009 FOG/NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
『奈落の城 PORTABLE 一柳和、2度目の受難』
前作より半年がすぎたある日、一柳和は友人の日織とともにヨーロッパの古城を訪れた。城主・アルノルトや使用人、客人たちが集まるなか、和は城にまつわる伝承を耳にする。
それは「城内に悪魔付きの少年が幽閉されていた」との伝承だった。
そしてその伝承に従うように、城に異変が起き始める。
「パートナーによって、事件の見え方が異なる」
本格派推理アドベンチャーの第2作目の移植作です。PS2版より、システムをより快適に改良し、更に新エピソードを2本追加されています。
「奈落の城 PORTABLE 一柳和、2度目の受難」
パッケージ版・DL版ともに2009年12月17日配信予定
パッケージ版:5,229円(税込) DL配信版:3,800円(税込)
(C)2008-2009 FOG/NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
「一柳和の受難」シリーズに関しての情報はこちら
「一柳和の受難」シリーズの最新情報は、「一柳和の受難シリーズ オフィシャルサイト」へどうぞ!
URL:http://fog.nippon1.co.jp/nagomu/index.html
※画像は開発中のものになります。