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[CES 2016]ROCCAT,フルカラーLED搭載のメカニカルキーボード「Ryos MK FX」と重量210gのオープンエア型ヘッドセット「Renga」を披露
Ryos MK FX〜“Cherry茶軸”採用のカラーイルミネーション機能搭載キーボード
Ryos MK FXは,ROCCATのキーボードであるRyos(ライオス)シリーズの最新バリエーションモデルだ。北米市場での発売時期は2016年2月とのことで,メーカー想定売価は169ドル(税別)となっている。
Ryos MK FXが持つ最大の特徴は,メカニカルキースイッチに「Cherry MX RGB Brown」を採用し,ユーザーがキーボードバックライトの発光色や発光パターンを制御できる点にある。といっても,今やカラーLEDを搭載するゲーマー向けキーボードは珍しい製品ではないので,その点ではむしろ遅れてきた製品と言えなくもない。
LEDイルミネーション機能の設定は,ROCCATの統合設定ソフト「Swarm」で行う。色や発光パターンを任意に設定するだけでなく,押したキーだけを光らせたり,音楽プレーヤーソフトで再生している楽曲の音量に合わせて変化させるといった機能も備えている。
キースイッチそのものには,いわゆる“Cherry茶軸”ことCherry MX Brownを採用していた。ただ,茶軸以外は作らないというわけではなく,今後はCherry MX BlueやCherry MX Redなどを採用するバージョンもあり得るとのこと。なお,テンキーレス版は予定していないとのことだった。
Renga〜軽さと価格が魅力のオープンエア型ヘッドセット
新型のアナログ接続型ヘッドセットであるRengaは,2015年10月に秋葉原で行われたイベントで,サプライズ的に発表された製品だ(関連記事)。ROCCAT製ヘッドセットとしては初のオープンエア型で,本体のみで約210gという軽さが特徴となっている。
北米市場においては向こう2〜3か月以内に発売予定だそうで,ROCCATの広報担当者いわく「2月末には販売をスタートさせたい」とのことだった。税別のメーカー想定売価は49ドル前後とのことで,ROCCATのヘッドセットとしてはエントリー向け製品という位置付けになるようだ。
対応機種は,PCおよびPlayStation 4(以下,PS4)と,スマートフォンなどのモバイルデバイスとなっている。ヘッドセット本体から伸びるケーブルは,先端が3極3.5mmミニピン×2となっており,付属の4極3.5mmミニピン変換ケーブルを使えば,PS4のDUALSHOCK 4やスマートフォンと接続できるという仕組みだ。ちなみに,Xbox One対応版も2016年6月の発売を目指しているということだった。
日本での発売時期や価格は未定だが,適切な価格で販売されるのであれば,軽量ヘッドセットとして注目を集めるかもしれない。
●Rengaの主なスペック
- 基本仕様:アナログ接続ワイヤードタイプ
- 本体サイズ:未公開
- 重量:210g
- ケーブル長:未公開
- 接続インタフェース:3極3.5mmミニピン×2,4極3.5mmミニピン×1
- 搭載ボタン/スイッチ:音量調節ボタン,ミュートスイッチ
- 主な付属品:4極3.5mmミニピン変換ケーブル
- 対応機器:PC(OSの種類は未公開),PlayStation 4,スマートフォンなど
- 周波数特性:20Hz〜20kHz
- 感度:110dB
- インピーダンス:32Ω
- 許容入力:未公開
- スピーカードライバー:50mm
- 周波数特性:10Hz〜10kHz
- 感度:−32dB(@1kHz)
- インピーダンス:2.2kΩ
- S/N比:未公開
- 指向性:なし
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