ディースリー・パブリッシャーが2月4日発売予定のPSP用ソフト「
密室のサクリファイス」で,登場キャラクター
「イトカ」の声を担当した声優の大亀あすかさんのインタビューを掲載する。
自分の意見をハッキリ言えないイトカは,なぜか他人の過去が見えてしまうという特殊な能力を持つキャラクター。そんな彼女を演じた大亀あすかさんは,本作がゲーム収録2本目だという。不慣れなゲーム収録の苦労や,イトカを演じたときの気持ち,本作への意気込みなどが語られたインタビューになっているので,本作に興味のある人はチェックしておこう。
◆イトカ役:大亀あすかさんインタビュー
――ゲーム収録は2本目とのことですが、今回演じたイトカについて教えてください。
大亀:イトカはおどおどしていて、思っていることをハッキリ言えない女の子なんですが、それは過去に起きた出来事が影響しているんです。演じていてストーリーのキーパーソンになるキャラクターだと感じました。
――イトカを演じてみてどうでしたか?
大亀:私の中では初めて演じるタイプのキャラでした。ダークな部分もあったんですが、楽しかったです。
――演じていて苦労したところは?
大亀:常に何かにおびえているようなキャラだったので、そこを意識しながら演じました。あと衝撃的なシーンを演じるのは多少緊張しました。役に入り込みすぎて、休憩時間に私が、どよ〜ん、としてしまうくらいでした(笑)。
――演じてきた中で注目してほしい、聴き所はどこですか?
大亀:夢と現実がわからなくなってしまうくらいに、いろいろなシチュエーションを収録しましたので、そこを注目して聴いてほしいです。中でも、皆の過去を夢で見るシーンは印象的でした。
あと、過去のシーンでイトカが初めて感情を爆発させるシーンも印象的です。それまでモノローグや台詞を抑え目に演じてきたのですが、そのシーンのイトカは違ってましたので。
台詞だと、自分の正体を告白するシーンは個人的にイチオシです。きっとお話を進めていくと分かってくると思います。
――大亀さん自身と通じる部分や共感できるところは?
大亀:私もハッキリものを言えないところは似ているかもしれません(苦笑)。
――イトカが自分の側にいたら、友達になれますか?
大亀:いや〜、難しいですね(笑)。実際に居たら、何を考えているかわからないところがあるので「ハッキリ言ってよ!」って思ってしまいそうです。似たもの同士が反発するみたいな感じです(笑)。でも、か弱い一面もあるので、守ってあげたくなると思うんですよ。だから妹とか、クラスメイトなら「あの子、少し不思議だよね」って接することはできると思います。
――イトカ以外のキャラで気になった子は?
大亀:アスナです。イトカと間逆で、強気でハッキリしている所は友達としては良い関係を築けると思います。
――もし、ご自身が崩壊した都市にいたら?
大亀:私なら1人は不安すぎるので、とにかく誰か居ないかを探します。私はついていくタイプなので、出口まで導いてもらいたいです(笑)。頭がよくて、いろいろ計算ができる人を見つけたいです!
――普段からゲームで遊んでいますか?
大亀:難しくないゲームをプレイしてます。少し前まではDS『ドラゴンクエストIX』や『ラブプラス』を遊んでいました。今後はPSPで『ときめきメモリアル4』が出たら、私も出演しているので遊びたいです(※インタビューをソフトの発売前に行っています)。
――大亀さんご自身が個人的にがんばっていることや目標はありますか?
大亀:「ちょっと横に大きくなったね」と言われてしまったので(笑)、コアリズムとか?ダイエットをがんばる……予定です。
目標は、小さい私ですが、いろいろなものを吸収して大きくなりたいです。
まだまだ経験したことがないことばかりなので、1つ1つを大事にして、一生懸命取り組んでいきたいです。
――ユーザーの皆様にむけてメッセージをお願いします
大亀:謎が多く、とても奥が深いゲームです。プレイをすればするほど、この世界に入り込んでいけるようになっています。何度もプレイして、ハッピーエンドまでたどりついてください。
収録を終えたばかりですが、私も早くゲームを遊びたいという気持ちでいっぱいです。ぜひ遊んでください!
私もこの『密室のサクリファイス』が発売されたら、発売日にクリアする……つもりでプレイします!!
◆キャラクター紹介:イトカ
イトカ Jitka(スラヴ系民族)
Age17/height160cm
CV:大亀 あすか
いつもおどおどとしていて、自分の意見をはっきりと言えない。
なぜか、他人の過去が夢として見えてしまう。しかし、夢の中の出来事と現実とが互いに無関係ではなくなっていく。
■イトカの序盤のストーリー
眠い。
――眠い。
目の前いっぱいに、霧がかかり、わたしは眠りに落ちてゆく。
いつもそう。わたしは、いつも、こんなふうに眠りに支配されている。
そして、眠りはすぐにあれを連れてくる。嫌な、夢を。
まぶたを開くとガレキに挟まれた足。
これは夢なのか、それとも現実なのか?
夢と現実が交差していく。