ディースリー・パブリッシャーは,2010年2月4日発売を発表したばかりのPSP用アドベンチャー「
密室のサクリファイス」で,メインキャラクターの一人である
「ミキ」役を演じる声優,真堂 圭さんのインタビューを公開したので掲載する。
真堂 圭さんの本作に書ける意気込みや,演じたミキやそのほかのキャラクターの印象などを読んでおこう。
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◆真堂 圭さんインタビュー
――はじめに、真堂さんが演じられたミキについて教えてください。
真堂:ミキは、見た目は普通のかわいらしい子です。高飛びの選手だったんですが、ケガで飛べなくなってしまうんですね。さらにある事故によって足を怪我して歩けなくなり、暗くなってしまう。その事故に関わっているある人を憎んでいて、その人を探してケリをつけるためにがんばっている、というちょっと暗めな女の子です。
――ミキを演じてみてどうでしたか?
真堂:最初は見た目の通りに、かわいらしいけど暗い気持ちを持ちつつ演じていたんですが、「かわいさはいらない」と指示があり、暗く低く演じていきました。見た目とは違う雰囲気で演じることができたと思います。テンションがあがるところはたまにしかなく、憎しみを前面に出していました。未来にある人がいるかもしれないという希望を元にがんばっているという感じで、他のメンバーよりも生きることに精一杯な印象ですね。
これまでにあまり演じたことがなかったキャラクターでしたね。何かのスイッチが入ると、他の子が驚くくらいに冷たく強くなります。なので逆に集中して演じることができたと思います。がんばりすぎて、ミキ同様、自分の足も痛くなったくらいです(笑)。リアリティが出ていれば幸いです。
――テンションがあがることがないというミキですが、演じるときにはどのようにテンションを下げていましたか?苦手な人を思い浮かべたりは?
真堂:う〜ん(笑)。でも、少しはありますね。狭いところで、ひとり隅っこで練習してました。
――演じていて苦労したところは?
真堂:他のキャラとの掛け合いがあったので、それを1人で演じるところですね。キャラクターを演じている人を想像して、どういう風に返してくるかを考えながら、探り探りで演じたので苦労しました。
――演じてきた中で注目してほしい、聴き所はどこですか?
真堂:……シャワーシーンですね。熱いお湯が出る場所があって、皆で浴びるシーンがあるんですが、めずらしくミキがはしゃぐんですよ。そこが本来の女の子らしいところで、聴き所ですね。女の子がたくさん出てくるとアップテンポなシーンってめずらしくないんですが、ミキはそこが少ないのでこのシーンですね。
――真堂さん自身と通じる部分や共感できるところは?
真堂:え〜っと、なんでしょうね…? ……淡々としているけど、普段と思っているところのギャップがあって、自分を抑えているところは似ているところかもしれませんね。
――ミキが自分の側にいたら、友達になれますか?
真堂:怖くてなれません(苦笑)。無理ですね。寡黙だし、怒るとイライラして行動が荒くなるので、むしろ近寄らないかもしれません。アスナちゃんの方が友だちになれるかもしれませんね。
――ミキ以外のキャラで気になった子は?
真堂:クロエは謎だらけで気になりますね。ミキと関わっているんですが、思考が読めないので。
――もし、ご自身が崩壊した都市にいたら?
真堂:まずはその場にいて、誰かの助けを待っていると思いますね。ミキちゃんのように動きまわって打開策を見つけるようなことはしませんね。
――普段からゲームで遊ばれていますか?
真堂:遊びますよ! 今は『ポケットモンスター』をプレイしています。こういう風に女の子ががんばるゲームも好きなので、1ユーザーとしても楽しみですね。ちょっと暗いゲームも好きなので(笑)
――真堂さんご自身が個人的にがんばっている事や目標はありますか?
真堂:階段を登るのがきつくなってきたので、動いていますね。足腰を鍛えようと思い、それがいいのかわからないのですが、コアリズムをしています。
――ファンのみなさまへメッセージをお願いします。
真堂:『密室のサクリファイス』というタイトルを見て、気になっている人も多いのではないでしょうか? プレイしてみるとストーリーやキャラクターの性格にドンドン引き込まれていくと思います。隅々まで探索して、彼女たちをハッピーに導いてください!