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[TGS 2009]熱心なSILENT HILLファンも納得。伝統の“恐怖感”を受け継いだ「SHATTERED MEMORIES」プレイレポート
1999年のPlayStation版を皮切りに,世界中で大ヒットした人気ホラーシリーズの最新作。TGS 2009版では,「デモ」「ナイトメア」という二つのモードをプレイできたので,それぞれプレイフィールをレポートしたい。
試遊台(機)では,ヘッドフォンをしてプレイすることになる |
SHATTERED MEMORIESの操作方法。列に並んでいる人はぜひ確認を |
性格診断でゲーム内容が変わる!? 「デモ」モード
物語は,主人公と娘がクルマで移動している途中,ふと主人公が目を離した隙に,娘が忽然(こつぜん)と姿を消すところから始まった。TPS視点のゲーム世界には雪が降りしきり,あたりは真っ暗。SILENT HILLシリーズ伝統の光景,といってしまえばそれまでだが,今回も緊張感を高める,なんともいえない雰囲気だ。
で,肝心のゲームシステムだが,TGS 2009の出展バージョンをプレイした限り,これはもう見事なまでに,SILENT HILLシリーズを踏襲している。シリーズを通してプレイしてきたような人なら,何の違和感もなくゲーム世界に入っていけるだろう。
PSP版では,ドアを開けるとき,アナログスティック(※“PSP語”でいうところの「アナログパッド」)を使うのだが,少しずつ開けていくと,何かが飛び出してきそうで,気が気ではなくなるほどだったことは特筆しておきたい。
今回のプレイレポートでは,残念ながら敵との戦闘まで進められなかったが,従来どおり,とてつもなく怖いことだけは間違いないところである。おそらく,この「デモ」モードが,製品版におけるデフォルトのゲームモード(のベース)になるだろう。
容赦なし! 文字どおりの「ナイトメア」モード
もう一つの「ナイトメア」モードだが,結論からいうと,文字どおり「悪夢」(ナイトメア)である。感情にまかせて一言でまとめるなら,「容赦ねえ!」といったところだ。
というのも,この「ナイトメア」モード,プレイヤーは攻撃を一切行えないのである。ただ逃げ回ることしかできないので,「いかにしてダメージを受けないか」が,本モード攻略のカギとなる。
SHATTERED MEMORIESでは,敵から攻撃を受けると,PSPのボタンと対応する●△□×マークのどれか一つが表示される。そして,そのボタンを素早く押すことで敵をふりほどける(=ダメージを回避できる)のだ。ただ,どのボタンが表示されるかは,プレイした限り完全にランダムなので,焦るとなかなか思うようにいかない。
さらにやっかいなのは,敵をふりほどくのが遅れれば遅れるほど,敵が集まってきてしまうこと。ちょっとしたミスが命取りになり,あっという間にゲームオーバーになってしまう。
……と,他人事のように書いてはみたが,実際のところ,筆者は敵の攻撃をうまく回避できず,あっという間に餌食となってしまった。すでに会場入りしている人も含め,「ナイトメア」モードを遊んでみようという人は,筆者の後に続いてしまわないよう,くれぐれも気合を入れて臨んでほしい。
Wii版スクリーンショット
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SILENT HILL-SHATTERED MEMORIES-
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(C)2009Konami Digital Entertainment
(C)2009Konami Digital Entertainment
- SILENT HILL SHATTERED MEMORIES(サイレントヒル シャッタードメモリーズ)
- ビデオゲーム
- 発売日:2010/03/25
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