攻略
正統派ダンジョンRPG「エルミナージュII〜双生の女神と運命の大地〜」攻略連載スタート
この記事では,ダンジョンRPG好きゲーマーから高い支持を得ている本作の魅力を紹介するとともに,最初に与えられる試練をクリアするまでの過程を全4回で掲載する。
「エルミナージュII〜双生の女神と運命の大地〜」公式サイト
ゲームの目的はいたってシンプル。八つの神具を探せ!
「エルミナージュ」は,第1作がPlayStation 2で登場し,ニンテンドーDS用にリメイク版が発売されている。第1作は五つの指輪の捜索が目的というシンプルなストーリーだったが,「エルミナージュII」で与えられる目的も八つの神具の捜索という,やはりシンプルなもの。多数のサブイベントも用意されているが,それらはダンジョン探索のついでにクリアするものが大半で,プレイヤーは戦闘やアイテム集めに集中できる。
もし,豪華ムービーやキャラクター劇が売りのRPGで,ダンジョン探索や戦闘を“作業”だと感じてしまった経験があるなら,「エルミナージュ」は遊んでみる価値があるシリーズだと言える。一歩進むことの楽しさ,戦闘の緊張感は,RPGが本来持つ魅力を思い出させてくれるはずだ。
まずはキャラクター作りから。12の種族と16の職業
ゲームをスタートしたら,女王に謁見するためにパーティを組まなければならない。酒場でサンプルキャラクターを呼び出して編成すれば簡単にパーティのできあがりだが,本作の醍醐味はキャラメイク&パーティ編成だ。訓練所で自分の分身となるキャラクターを作成しよう。
プレイヤーキャラクターには12の種族と16の職業があり,その組み合わせで多彩なパーティ編成が楽しめる。適当に編成したパーティも育てればなんとかなるとはいえ,冒険に不可欠な技能がひととおりそろうメンバーを準備するのが基本だ。
ちなみに必須の技能といえるのは(1)罠を解除する「盗賊技能」,(2)不確定アイテムを判別する「鑑定」,(3)回復の魔法を使える「僧侶呪文」,(4)アイテムの強化や合成ができる「鍛冶,錬金」 だ。
■12種族の特徴
人間 | 能力値は平均的。逆に目立った利点がない |
---|---|
エルフ | 魔術師系に向いている。呪文抵抗も高い |
ドワーフ | 腕力と体力が高めで、前衛向き |
ノーム | 信仰が高いので、僧侶呪文を使う回復役に |
ホビット | 幸運が高く、盗賊技能をもつ職業に最適 |
フェアリー | 魔術師系向き。装備できない武器防具が多い |
ワービースト | 通常攻撃で毒の効果が発生。手数で攻める職業むき |
ドラゴニュート | 前衛向き。特殊能力のブレスが重宝する |
デビリッシュ | 呪われたアイテムを悪影響なしに装備できる |
魔傀儡 | 呪文抵抗は非常に高い。能力値が低いので育てにくい |
オーガ | 腕力、体力、状態回復の高さから前衛向き |
ゴブリン | 能力値はエルフとノームの中間くらい |
■16職業の特徴
基本職 | 戦士 | 戦力として、パーティの盾として重宝する。装備品が多いのも魅力 |
---|---|---|
魔術師 | 魔術師呪文の使い手。複数の敵への攻撃に役立つ呪文が多い | |
僧侶 | 回復役として序盤で必須。霊・不死系を消滅させるディスペルを使える | |
盗賊 | ワナ解除能力が高い。敵からアイテムを盗める唯一の職業 | |
錬金術師 | 鍛冶、錬金に欠かせないほか、錬金術呪文も使える | |
使用人 | 戦闘時に自動で回復してくれるなど、サポート能力が高い | |
中級職 | 司教 | アイテムの鑑定に欠かせない。魔術師と僧侶、両方の呪文も使える |
狩人 | 追撃で攻撃回数が増える点が便利。盗賊技能もあわせもつ | |
闘士 | 攻撃が連続ヒットするため強力。序盤では使える装備が少ない | |
遊楽者 | 成功すれば強力なタロットを使える。盗賊技能もあわせもつ | |
巫 | 霊体攻撃ができ、結界で魔法反射も可能。御札を使いこなせば強力 | |
召喚師 | 契約したモンスターを使役する。結婚システムを使うためには必須 | |
神女 | 戦士と僧侶の特徴をもつ、女性限定の職業 | |
上級職 | 君主 | 戦士と僧侶の特徴をもち、自身やパーティの特殊抵抗も強化する |
侍 | メイン武器二刀流とつばめ返しによる反撃が強力 | |
忍者 | 敵を即死させる首切りが強力。盗賊技能もあわせもつ |
序盤でもそこそこ使えるパーティ作り
この連載では最初の試練をクリアするために,(1)序盤でも戦力が充実する,(2)パーティ内で必要な技能がひととおりそろう,という2点をテーマにパーティを作ってみよう。下表がそのサンプルだ。
■今回作成した,序盤むきのパーティ
前衛 | 戦士 | ドラゴニュート | 腕力と体力重視。魔法が使えない点をドラゴニュートの「ブレス」で補う |
---|---|---|---|
闘士 | デビリッシュ | 連撃が強力。将来は盗んだ装備を使うことを考慮し、呪いを無効化できるデビリッシュを選択 | |
狩人 | ワービースト | 盗賊技能担当。速攻・追撃が序盤での大きな戦力になる。毒をもつワービーストを選択 | |
後衛 | 僧侶 | エルフ | 回復役。信仰と知恵および呪文抵抗の高さからエルフを選んだ。将来の転職も見込む |
司教 | ノーム | 鑑定役として不可欠。中級職のためレベルアップが遅いのが難点。知恵を高めておこう | |
錬金術師 | フェアリー | 鍛冶・錬金担当。混乱や魅了にする錬金術呪文を使うために、すばやさを重視してフェアリーに |
男女での違いは,一部装備品に制限があることと,職業の「神女」が女性限定であることなどだ。将来神女へ転職させる可能性を残すために戦士は女性にした。善・中立・悪は後から変動させる方法もあるので,あまり気にせず中立と善でまとめてみた。盗賊技能持ちは戦力重視で狩人を採用しているが,本家の盗賊のほうが「盗賊技能+1」で罠解除の精度は高い。そちらを重視する場合は盗賊を入れると良いだろう。僧侶,司教,錬金術師は,最高レベルの呪文まで覚えたらローテーションで転職させるのがオススメだ。
作ったキャラクター6人を酒場で呼び出して,前衛後衛に並び替える。デフォルトで持っている武器防具に加え,商店で買えるだけのものを装備して,準備完了とした。
パーティ編成だけで第1回記事が終了となってしまったが,次回はいよいよダンジョンに出発する。
ゲーマガとは?
ソフトバンク クリエイティブが刊行する月刊のゲーム総合雑誌。数あるゲーム雑誌のなかでもその歴史は古く,1984年に創刊されたゲーム雑誌「Beep」がその源流だ。
以後,「BEEP!メガドライブ」「SEGA SATURN MAGAZINE」「Dreamcast Magazine」「ドリマガ」など,その時代ごとに名前(見てお分かりのように,セガのゲーム機系の雑誌だった)を変え,2006年から現在の「ゲーマガ」に至る。
現在はPCおよびコンシューマゲーム機ソフト全般を扱う“ディープな総合ゲーム雑誌”へと移行。かつて,あの中川翔子(しょこたん)もレギュラー連載を持っていたことも。ここ最近は,雑誌に付く豪華な付録などがネット上で話題になることも多く,“コアユーザー向けの企画を得意とする総合ゲーム誌”として知られる。
「ゲーマガ」公式Blog
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エルミナージュII 〜双生の女神と運命の大地〜
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