
ニュース
BenQ ZOWIEの新作は「ゲーマー向けの机」。あらゆるプレイスタイルに対応するという完全e-Sports仕様で登場
![]() |
![]() |
誤解を恐れずに述べるなら,ZONEは,机の形をしたe-Sports向けPCである。机には「GeForce GTX 1070」と4コア版Coreプロセッサを搭載するPCを統合し,さらに,2017年1月時点におけるZOWIEディスプレイのフラグシップである「XL2540」のカスタマイズ版を,ディスプレイアームに固定しているのだ。
ZOWIE初のゲームPC,と紹介してもいいだろう。
![]() |
![]() |
![]() |
また,それだけではなく,ここに用意された昇降ボタンを押すことで,机自体の高さも調整可能。つまり,ゲームプレイに適切な机の位置はボタンによる電動昇降で,ディスプレイの上下左右配置はディスプレイアームを使って,それぞれ容易にカスタマイズできるというわけだ。
この電動昇降機構により,高さは759.76~1409.76mmの範囲で調整できるという。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ケーブルは机の下側でマネジメントされているため,本体から伸びるケーブルは,電源と有線LANのわずか2本で済むのもポイントである。
![]() |
![]() |
ちなみに重量はなんと160kgまで耐えられるとのことである。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
机側には,ZOWIE製USBサウンドデバイス「VITAL」の機能を統合している。本体左手前にはその基本操作系があり,出力先をヘッドフォンとスピーカーで切り換えたり,出力音量を調整したりできる。ここには3極3.5mmミニピン
そして,より重要な特徴としては,統合したXL2540とVITALの機能として,PCにプリインストールされている設定用ツールにより,ゲーム中か否かを問わず,オーバーレイ表示したメニューから,いつでもディスプレイおよびサウンド関連の設定を変更できる点が挙げられる。
![]() |
BenQ ZOWIEのディスプレイを使っている人には,「S.Switch」的な操作をソフトウェア的に行えると紹介したほうが分かりやすいかもしれない。ただ,S.Switchと異なるのは,設定値の入力にキーボードも利用できるところで,たとえば自宅で設定を追い込んだら,その設定値をメモしておけば,あとは大会の会場でキーボードから直接入力するといったことも行える。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
また,ZOWIEの追求する価値は「Stable」(安定性)と「Comfortable」(快適性),「Easy to Use」(取っかかりのよさ),そして「Convenient」(ゲーム中の使い勝手)にあるとした氏は,「ZOWIEは,『最速のディスプレイ』とか『最高のセンサー』なんてことは絶対に謳わない。製品の見た目もクールではないが,そんなものはどうでもいい」と言い切る。
氏によると,ドライバ不要で安定して動作し,ぱっと使って違和感がなく,ゲームで使い込んでいけることが重要であって,それはこれまでのディスプレイやマウスなどだけではなく,今回のZONEにおいても核心的価値になっているとのことだ。
![]() |
![]() |
エンドユーザーが直接購入することはできないが,その理由としてZOWIEは,そもそも重量が75kgあり,一般家庭に置くには重すぎることと,昇降機構に万が一のトラブルがあったとき,やはり重さが原因で,簡単に送り返してもらったりできないことを挙げていた。
ZOWIEとしては,「ネットカフェの環境と同じ『ゾーン』を大会の会場でも構築できる」メリットを武器に,e-Sports大会におけるリファレンス機材の座を狙っていくようだ。
![]() |
![]() |
![]() |
ZOWIE公式Webサイト(英語)
- 関連タイトル:
ZOWIE(旧称:ZOWIE GEAR)
- この記事のURL:
All rights reserved Briccity International, LLC DBA: Zowie Gear Copyright 2009