プレイレポート
犯人,いや守護者はお前だ!「ArcheAge」に実装される人狼風の新コンテンツ“呪! 冒険家の脱出劇”の先行プレイレポートを掲載
今回,メディア合同でこの新コンテンツを一足早くプレイしたので,ルールとともに,プレイフィールや報酬などを紹介しよう。なお,プレイしたバージョンは開発中のもの。スクリーンショットにおいてハングル表記の部分などがある点,ご了承を。
守護者の手をくぐり抜けて古代遺跡から脱出せよ!
「呪! 冒険家の脱出劇」はArcheAgeの開発チームが,世界的人気を博している人狼系ゲームにオマージュを込めて制作されたコンテンツなのだという。
ストーリーは,8人の冒険者が乗っていた飛行船が難破し,とある遺跡に不時着。脱出するためには遺跡にあるロウソクに火を付けて回る必要があるが,冒険者のうち2人が呪いにより,遺跡を守るために殺人をも辞さない守護者となってしまう――というもの。
プレイ条件はキャラクターのレベル50以上で,参加人数は8人。プレイヤーはオートマッチングで集められるため,任意のプレイヤーと一緒に遊ぶことはできない。なお,プレイ可能な時間は毎日8時から23時の予定だが,状況により変更する可能性もあるという。
8人のプレイヤーは,ゲーム開始時に6人の冒険者と2人の守護者にランダムで分けられ,冒険者は生き残るため,守護者は冒険者を殺すために立ち回ることとなる。2人の守護者はお互いを認識でき,冒険者を殺すスキルが使える。一方,冒険者は守護者を認識できないが,守護者の殺人スキルを10秒間無効化できるスキルが使用できる。
プレイ時間は最大14分で,冒険者側は時間内に守護者をすべて排除,守護者側は冒険者を2人以下にすれば勝利となる。勝敗が決まると,プレイで得たポイントの高い順にランキングが表示され,イベント報酬となるコインが手に入る。コインはランキング上位2名に3枚,残りの参加者全員に1枚配布されるが,コインが手に入るのは1日2回まで。3回め以降のプレイではイベントコインが手に入らない。
ランキング上位に入るには最後まで生き残って勝利者側になることと,それまでになるべく多くのポイントを得ることが必要になる。というのも,生き残った勝利者側は全員に1000ポイントが与えられるからだ。そのうえで上位2名を目指すなら,プレイ中にどれだけポイントをゲットしたかがカギとなる。
ポイントを稼ぐには,フィールドマップ上にあるケーキのロウソクに火を灯せばいい。火の付いていないロウソクに火を灯せば1ポイント入手。すでに火が灯されているロウソクについては,直前に灯したのが冒険者ならば守護者のみが,直前に火を灯したのが守護者ならば冒険者のみが,改めて火を灯すことができる。この場合,冒険者は2ポイント,守護者はなんと5ポイントも手に入る。
さて,冒険者も守護者も,互いに敵となる相手を排除することが生き残る唯一の道だが,守護者は殺人スキルという切り札がある。一方の冒険者は基本的に逃げの一手だが,合法的に守護者を排除する方法がある。それが協議タイムだ。
協議タイムはプレイスタート後,もしくは前回の協議タイムから3分経過後にスイッチを押すと開催できる。協議タイム中はスキルなどは使えず,1分間,チャットで意見交換を行い,虚偽,扇動,そして真実が入り交じった会話で排除するプレイヤーを決定することになる。排除したいプレイヤーが決まったら投票スキルを使い,協議タイム終了時に過半数の投票が行われたプレイヤーはゲームから排除されてしまう。
守護者探しは意外と簡単? でも勝負を決めるのはトーク力!
少々ルール説明が長くなってしまったが,百聞は一見にしかずということで実際にプレイしてみた。都合3回プレイしてみたが,残念ながら守護者になることはできず,すべて冒険者側でのプレイフィールとなっている。
フィールドを移動しながらケーキを探してロウソクに火を付け,他のプレイヤーの動向を確認,または見つからないように動き回るというのがセオリーになる。
とはいえ,他のプレイヤーの動向を確認するにも,ただ見ているだけでは冒険者か守護者か分からない。かといって,それを確かめるために殺されるわけにもいかない。この緊張感と,守護者の特定が冒険者側の醍醐味といってもいいだろう。
冒険者か守護者かを判別するポイントとなるのが,ロウソクだ。自分で火を灯したロウソクを監視し,誰かが近づいたら再び火を灯しにいく。火が付けば直前のキャラが守護者で,付けられなければ冒険者というわけだ。
もちろん,ロウソクに火を付けるフリをして離れるといった駆け引きも存在するので絶対とは言えないだろう。しかし,ランク上位を目指すなら火を灯さないという選択肢はないので,かなりの確率で冒険者か守護者の区別を付けられるのではないだろうか。
このように,守護者探しはあまり難しいものではない。しかし,問題はそこから先。協議タイム中に,特定したプレイヤーが守護者であることを説明し,みんなを説得する必要があるからだ。同じくロウソクで特定した賛同者や,殺人現場を見たプレイヤーがいればいいが,決定的な状況を目撃しているプレイヤーがいなければスムーズに説得するのは難しい。しかも,執拗に発言し続けると,逆に自分が投票先を誘導している守護者なのではと疑われるかもしれない。数ある人狼系ゲームも同様だが,こういった駆け引きを1分以内にまとめて議論を誘導できるトーク力こそが,もっとも頼りになる武器といってもいいだろう。
3回のセッションの中には,うまく議論を誘導できず,それどころか向けられた疑惑を解消できないまま協議タイムで排除されたりもしたが,どうにか最後まで生き残れた回もあった。やはり,最後まで生き残れると,ランキングがそれほど高くなくてもちょっとした達成感があるものだ。一度も守護者になれなかったのは残念だが,実装後はぜひ守護者でもプレイしてみたい。
さて,筆者はそれほど人狼系ゲームに造詣が深いわけではないが,「呪! 冒険家の脱出劇」はかなりライトなプレイ感で楽しめるコンテンツだと思う。言葉で説明するとルールがややこしそうだが,実際に遊んで見るとそれほど複雑ではなく,3回のプレイで十分理解できた。人狼系ゲームをあまり触れたことのなかった人でも,すぐに馴染めるだろう。
協議タイムでの議論時間が短く「議論したりない!」という意見もありそうだが,短時間でサクッと遊べるという意味では悪くない時間設定だろう。参加条件のハードルは低く,バトル系コンテンツと違って装備などの準備も不要。手軽に遊べるので,イベント期間中にぜひプレイしてほしいコンテンツだ。
「ArcheAge」公式サイト
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