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「レジオン−創世伝説−」,運営会社が選べる「ジョイントパブリッシングシステム」を用いてシー・エス・ティー・エンターテインメントによるサービスが本日スタート
これまで,日本で複数のサービスが行われるタイプのオンラインゲームでは,1タイトルに対して運営や管理を一つの会社が行い,ほかのオンラインゲームサービス会社が運営するゲームポータルサイトを通じて同じゲームにログインできる,「チャネリングサービス」というビジネスモデルがほとんどだった。
ところが,本作ではチャネリングサービスとは異なる,「ジョイントパブリッシングシステム」というビジネスモデルが起用されている。このサービス形態は,“一つのタイトルを複数のオンラインゲームサービス会社が独自に運営する”というもので,プレイヤーは,よりサービスの良い運営会社を選べるようになるという。
このビジネスモデルは,中国やアジアの一部の地域では比較的ポピュラーになっており,とくにブラウザゲームに関しては,サーバーへの設備投資やローカライズ費用などが安価で,運営会社としては手軽にサービスを始められるため,現在拡大中のブラウザゲーム市場で今後広まっていく可能性がある。同社でも,このビジネスモデルを用いて,今後ほかのブラウザゲームをサービスしていくことを考えているようだ。
リセットサーバーは,短期間でサーバーのデータをリセットすることで,長く続けている人には新鮮さを維持し,新しく始める人には既存プレイヤーとの差を埋め,同じスタートラインに立てるようになるメリットがあるという。
一般的なブラウザゲームは,手軽に始められるという利点はあるものの,それに反してゲーム寿命が短いという欠点があったが,リセットサーバーによって,それが補えるというわけだ。
ちなみに,リセットによって課金ポイントやメインキャラクターの装備は失われないので安心してもらいたい。
またリセットの際には,3か月間の稼動要素を集計し,ランク付けが行われ,その上位プレイヤーには課金アイテムが購入できる有料ポイントや,レア装備などのゲーム内アイテムなどがプレゼントされるという特典が付くとのこと。プレゼント概要は以下のとおり。
なお,このサービス開始に伴い,シー・エス・ティー・エンターテインメントがサービスするレジオンでは,タイトルロゴの色調やデザインが一新され,ゲームイフの「レジオン」とは差別化が図られている。
気になる課金システムは,ゲームイフが提供する決済プラットフォームを使用することになっており,課金システムについての運営やサポートは,ゲームイフが行う。そのため,共通のアカウントによりゲームポイントを購入し,その際いずれかのレジオンにポイントを適用するという流れになるようだ。
ちなみに,イベントやキャンペーンなども運営会社の違いやゲームシステムの違いにより,それぞれ独自に実施されることになる。
同じタイトルが,別々の運営会社によってサービスされ,しかもその内容も異なるということで,最初は戸惑う読者もいるかもしれないが,同じゲームでもサービス内容によって選択肢が生まれるという興味深いサービスに,この機会に触れてみてはいかがだろうか。
「レジオン−創世伝説−」(おたくまアプリ)
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レジオン−創世伝説−
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