Mad Catz，シャシーにセンサーとボタン，パームレストをはめて使うマウス「R.A.T. 1」を国内発売。税込価格は約3800円

　2016年2月15日，Mad Catz Interactiveの日本法人であるマッドキャッツは，シャシーにセンサー＆メインボタン部とパームレストを填め込むだけというユニークな構造の光学式センサー搭載ワイヤードマウス「R.A.T. 1」を，2月19日に国内発売すると発表した。
　メーカー想定売価は3500円（税別）とされているので，単純計算すると税込価格は3780円となる。4Gamerでは，米国での発表当時に開発途上版を紹介しているので，詳細を知りたい人はそちらも参照してほしい。

R.A.T. 1

　R.A.T. 1は，プラスチック製のシャシー「Tripod Chassis」に，センサーとメインボタン部，スクロールホイールがついた「センサーモジュール」と，パームレスト部分のパーツをはめ込んで使うようになっている。そのため，通常のマウスにあるような外装パーツがないという極めて独特のデザインとなった。外装部分がないおかげで，重量は約50gと，非常に軽いのも特徴だ。

上側（左）および左側面（右）。ボディ中央や側面の外装パーツがなく，シャシーがむき出しになったようなデザインは，今までにないものだ

シャシーからパーツを取り外したイメージ。センサーやボタン類といったマウスの必須要素は，前方のセンサーモジュールに集中している

　付属のセンサーモジュールは，PixArt Imaging製の光学式センサー「PMW3320」（PMW3320DB）を内蔵している。ボタンもここに装備されており，ボタン構成は，左右メインボタンとセンタークリック機能＆左右チルト機能付きスクロールホイール，ホイール手前側で前後に入力するスイッチの計7ボタン構成だ。その気になれば，センサーモジュール単体を小型マウスとして使うことも可能である。

　また，パームレスト部分のパーツは，3Dプリンターで使えるモデルデータが公開されており（関連リンク），このデータをもとにして，独自のパームレストを制作することも可能だ。

CES 2016のMad Catzブースでは，3Dプリンターを使って制作したR.A.T. 1用のパームレストパーツを披露していた

　奇抜な見た目は人を選ぶだろうが，カスタマイズ機能に重点を置いたマウスとしては安価な製品なので，試しやすいのも魅力といえよう。光学式センサーが苦手でないなら，試してみるのもよさそうだ。

●R.A.T. 1の主なスペック

• 基本仕様：光学センサー搭載ワイヤード対応タイプ
• ボタン：7ボタン（左右メイン，チルト＆センタークリック機能付きスクロールホイール，スクロールホイール隣接スイッチ）
• トラッキング速度：未公開
• 最大加速度：未公開
• フレームレート：未公開
• 画像処理能力：未公開
• トラッキング解像度：250〜16000 DPI
• レポートレート（ポーリングレート）：未公開，調整可能
• データ転送フォーマット：未公開
• リフトオフディスタンス：未公開
• 本体サイズ：119（W）×75（D）×43（H）mm
• 重量：60g（ケーブル含まず）
• マウスソール：未公開
• ケーブル長：約1.8m
• 対応OS：未公開

Mad Catz 日本語公式Webサイト