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[TGS 2013]Xbox One用のステアリングコントローラに「ドライブシート由来のゲーマー向け椅子」。クルマ関係(?)で注目の大型周辺機器2題
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印刷2013/09/21 16:22

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[TGS 2013]Xbox One用のステアリングコントローラに「ドライブシート由来のゲーマー向け椅子」。クルマ関係(?)で注目の大型周辺機器2題

画像集#003のサムネイル/[TGS 2013]Xbox One用のステアリングコントローラに「ドライブシート由来のゲーマー向け椅子」。クルマ関係(?)で注目の大型周辺機器2題
 東京ゲームショウのブースには,ある程度のスペースがあることから,毎年,大型の周辺機器が展示される傾向にある。そして,大型のゲーマー向け周辺機器というと,たいていはクルマ関係である。そもそもステアリングコントローラが大型で,それを使って運転席っぽくゲーム環境を構築しようとすると,えらく場所を取ってしまうため,「店頭でちょっとデモしてみる」というわけにはいかない。結果として東京ゲームショウへ集結するのではないかと思われるが,今年も面白そうなものが2つ出てきたので,本稿ではそれらをまとめてみたいと思う。

 先に述べておくと,クルマ関係とは言いつつ,片方はドライブシム用ではなく汎用品なので。クルマ系ゲームはゲームパッドで十分という人も,チェックしてもらえれば幸いだ。


「Forza 5」向け。Mad CatzのXbox One用

ステアリングコントローラ


 昨年比6倍という巨大なブースを構えるMad Catzは,ブースの半分程度を占めるステージを使った対戦イベントなど,2013年も格闘ゲーム推しなのが目を引くが,そんなブースのけっこう目立つ場所に,北米市場で8月に発表されたばかりのステアリングコントローラ「Force Feedback Racing Wheel for Xbox One」が置かれている。
 製品名からも分かるとおり,本製品はXbox One向けのステアリングコントローラで,「Forza Motorsport 5」に最適というアピールがなされていた。

Force Feedback Racing Wheel for Xbox One
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ステアリングの背面部にパドルシフトを搭載。別売りのシフト部を追加したりすることはできないようだ
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 というわけで実機だが,Force Feedback Racing Wheel for Xbox Oneは,パドルシフト付きのステアリングホイール部と,2つのペダルからなる,2ピース仕様のステアリングコントローラだ。
 今回の展示は静態なので,操作性などは分からないが,300mmほどの径があるステアリングにはウレタン風の柔らかい素材が巻かれており,少なくともホールド感は悪くない気配。旋回角度は900度と270度の選択式で,これはホイール部の背面スイッチボタンから変更できる。

 配置はやや変則的ながら,ステアリングの中央部分にはハットスイッチ(≒D-Pad)と[A/B/X/Y]ボタン,[Xboxガイド]ボタンなど,アナログ入力以外の操作系がひととおり用意されているのも特徴といえるだろう。

画像集#005のサムネイル/[TGS 2013]Xbox One用のステアリングコントローラに「ドライブシート由来のゲーマー向け椅子」。クルマ関係(?)で注目の大型周辺機器2題
ステアリング台座の背面に,旋回角度の切り替えスイッチボタンが用意される
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ステアリング中央部にデジタル操作系のボタン各種が並ぶレイアウトだ

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 ペダル部との接続はRJ-45モジュラー端子経由のワイヤードという,よくあるタイプ。面白いのは,ペダルのスプリング反発力や高さ,ペダル間の距離を微調整できる点で,そのためかペダル部は,2ペダル仕様なのにもかからわらず,相応に大きなものとなっている。

ペダル部の背面側でスプリング部の付け根部分を見ると,角度(≒高さ)や横方向の配置を調整できそうなのが分かる。右はペダルを正面から見たカットだ
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 国内では,Xbox Oneの発売自体が「2014年」としか決まっていないため,もちろんForce Feedback Racing Wheel for Xbox Oneの発売は未定。価格も未定だが,Forza最新作用のステアリングコントローラとして気になる人は多そうだ。

Mad Catz日本語公式Webサイト



米国のレーシングシートメーカーによる

ゲーマー向けチェアがけっこうよい件


ルームワークスのブース
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 兵庫県に本拠を構え,家具の輸入販売を手がけているという企業,ルームワークスのブースでは,米DXRacer USA(以下,DXRacer)のゲーマー向けチェアが並んでいた。
 DXRacerはもともと自動車競技用のシートを展開していたメーカーだが,数年前に,その技術を基に,ゲーマー向けチェアの市場へ参入したのだそうだ。ドライブゲーム用のシートではなく,汎用チェアなのがキモで,実際,その外観は,「自動車用のシートが,キャスター付きスタンドの上に乗る」という,たいへんユニークな外観になっている。

DXRacer製チェア。自動車用のシートがキャスターの上に乗っている。なお,写真左の台については後ほど
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DXRacerのチェアで共通して採用される,自動車競技用のシート用フレーム。DXRacer自体は現在も自動車競技用のシートを本業として展開しており,ドライブシムタイトル向けのコクピット的な製品も用意があるが,ルームワークスで扱っているのは,現在のところ,汎用チェアのみだそうだ
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 DXRacerは,自動車競技で培ったという「座る人をしっかりと包み込む」フレームをグレードにかかわらず採用。最大180度のフルフラット状態まで無段階にリクライニングできる機能も共通で採用しつつ,表面の材質や,標準オプションの違いによって,国内では「DXZ」「DXR」「DXJ」の3グレードに分けられている。
 具体的に見てみると,DXZとDXRの上位2モデルは,高さを調整可能で,着脱も可能なヘッドレストとランバーサポート(腰当て)を装備。さらに最上位モデルのDXZでは表面に合皮を採用するといった具合。いずれも,座ってみるとしっかりしたホールド感があり,確かに自動車のシート風だ。

展示されていたDXZ(左),DXR(中央),DXJ(右)。DXZでは黒地に赤のほか,黒地に青,黒地に橙の計3モデルが用意される。DXRとDXJは,黒地に赤と赤地に黒の計2モデルだ
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東京ゲームショウ2013のブース展示では,キーボードあるいはタブレット端末を載せられるフレキシブルアームや,マウスの台座といったオプション品も用意されていた。ただしこれらはいまのところ,国内販売予定がないそうだ。「国内発売するとしたら,オプションではなく,チェアとのセット販売で,プラス1万5000円くらいになるのではないか」(ルームワークス)
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定価はDXZで7万円超とけっこう高いが,ググってみると,それほど無茶な価格ではなかった
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 国内の実勢価格はDXZで4万円前後,DXRで3万円前後,DXJで2万円前後と,決して安価ではないものの,トンデモなく高価というわけではない。
 World Cyber GamesやIntel Extreme Mastersといったゲーム大会で公式採用されていたりと,海外ではゲーマー向けチェアとして実績があるというDXRacer製チェア。気になったら,一度Hall 2のルームワークスブースに寄ってみてはどうだろうか。

ルームワークス公式Webサイト

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