「Gears of War 3」の公式ライセンスを取得したMad Catz製ヘッドセット3製品が本日発売

Gears of War 3 Dolby 7.1 Surround Sound Headset for Xbox 360

　米Mad Catzの日本法人であるマッドキャッツは本日（2011年9月22日），同社の展開するゲーム用サウンドデバイスブランド「Tritton」（トライトン）にて，「Gears of War 3」の公式ライセンスを取得したXbox 360用ヘッドセット3製品を発売した。製品名は「Gears of War 3 Dolby 7.1 Surround Sound Headset for Xbox 360」「Gears of War 3 Stereo Gaming Headset for Xbox 360」「Gears of War 3 Throat Communicator for Xbox 360」で，価格は順に1万9800円（税込），9980円（税込），2980円（税込）だ。
　3製品は，Xbox 360の取り扱い店舗や，オンライン通販サイトで販売される。

　Mad Catzといえば，アーケードスティックなどが思い浮かぶかもしれないが，実はゲーム用デバイスブランドをいくつか展開しており，Trittonもその1つ。筆者の記憶する限り，Trittonの製品が国内で正規流通するのは今回が初めてだ。

Gears of War 3 Stereo Gaming Headset for Xbox 360

Gears of War 3 Throat Communicator for Xbox 360

Gears of War 3 Dolby 7.1 Surround Sound Headset for Xbox 360

マイクは着脱が可能

デコードユニット

　最上位モデルとなるGears of War 3 Dolby 7.1 Surround Sound Headset for Xbox 360は，コラボ製品らしく，エンクロージャ部にGears of War 3のマークが大きく描かれた，オーバヘッドタイプのワイヤードヘッドセットだ。エンクロージャ内には，直径40mmのドライバーユニットが搭載されている。

　最大の特徴は，製品名に「Dolby 7.1 Surround」と書かれているように，Dolby Laboratoriesの技術によるバーチャル7.1chサラウンド出力に対応すること。Xbox 360側の光デジタル音声出力端子とデコードユニットをつなぎ，さらにデコードユニットとヘッドセット本体を接続すれば，Xbox 360側でリアルタイムエンコードされたストリームがデコードされ，さらにDolby Pro Logic IIxによって7.1ch化処理もなされたうえで，ヘッドセットへアナログ出力される仕掛けになっている。

デコードユニットの表と裏。サウンド入力は光角形1系統と潔い。USBは給電用なので，Xbox 360前面のUSBポートなどに接続すればOKだ。前面に右側に見える端子がヘッドフォン接続用のアナログ出力用である

　デコードユニットとヘッドセット間は専用のアナログケーブルで接続される仕様になっており，Xbox 360のコントローラ側にあるマイク入力と接続するためのケーブル接続端子はインラインリモコン部に用意される。ゲームの音楽も楽しもうと思うと，Xbox 360とヘッドセットの接続はどうしても複雑になりがちだが，専用ケーブルを利用することでなんとかしようとしている印象だ。

ヘッドセット側の接続端子（左）と，それをインラインリモコンに接続したところ（右）

●Gears of War 3 Dolby 7.1 Surround Sound Headset for Xbox 360の主なスペック

• 基本仕様：USB接続ワイヤードタイプ
• 本体サイズ：100（D）×200（W）×200（H）mm
• 重量：343g（ケーブルの有無は未公開）
• ケーブル長：4m
• 接続インタフェース：S/PDIF，USB
• 搭載ボタン/スイッチ：ボリューム調整，ミュートスイッチ
• 付属品：デコード用サウンドユニット
• 価格：1万9800円（税込）
• 発売日：2011年9月22日

《ヘッドフォン部》

• 周波数特性：25Hz～22kHz
• インピーダンス：32Ω
• 感度：106dB
• スピーカードライバー：直径40mm

《マイク部》

• 周波数特性：未公開
• 感度：未公開
• 指向性：未公開
• ノイズキャンセリング機能：未公開

Gears of War 3 Stereo Gaming Headset for Xbox 360

　こちらはアナログ接続の2chヘッドセットである。サイズは公称80（D）×180（W）×120（H）mm，重量は240g（ケーブルの有無は未公開）と，7.1ch対応モデルよりも小型で軽量だ。エンクロージャ内には直径40mmのドライバーユニットを搭載する。
　エンクロージャ部側面に，Gears of War 3のイメージが描かれているのは上位モデルと同様。加えて，ヘッドバンド部にはロゴも入っている。

　価格は9980円（税込）であり，2chヘッドセットにしてはやや高めだが，7.1ch対応モデルの約半額であることを考えると，手は出しやすそうである。なお，下のスペック一覧にあるUSBポートは，上位モデルと同じく給電用だ。


●Gears of War 3 Stereo Gaming Headset for Xbox 360の主なスペック

• 基本仕様：アナログ接続ワイヤードタイプ
• 本体サイズ：80（D）×180（W）×120（H）mm
• 重量：240g（ケーブルの有無は未公開）
• ケーブル長：4m
• 接続インタフェース：2.5mmアナログミニピン，USB
• 搭載ボタン/スイッチ：ボリューム調整，ミュートスイッチ
• 価格：9980円（税込）
• 発売日：2011年9月22日

《ヘッドフォン部》

• 周波数特性：25Hz～22kHz
• インピーダンス：32Ω
• 感度：106dB
• スピーカードライバー：直径40mm

《マイク部》

• 周波数特性：未公開
• 感度：未公開
• 指向性：未公開
• ノイズキャンセリング機能：未公開

Gears of War 3 Throat Communicator for Xbox 360

　首に巻き付けて使用するスロートマイクと，左耳用のイヤフォンで構成されるヘッドセット製品だ。
　スロートマイクというのは，発している音を拾う一般的なマイクとは異なり，声帯に密着させてその振動を拾うタイプのこと。スロートマイクを採用したゲーマー向け製品というと，ほかにDHARMAPOINTの「TACTICAL THROAT MICROPHONE（DRMC01P）」ぐらいしか国内にはなかったので，かなり珍しい製品といえよう。

　ネックバンドの内側にはラバーコーティングが施されており，首にフィットしやすくなっているという。
　また，ネックバンドの外側とインラインコントローラには，Gears of War 3のマークとロゴが入っている。といっても，製品のサイズ的にあまり目立たないので，コラボグッズとしては若干面白みに欠けるかもしれないが。


　いきなりGears of War 3とのコラボグッズで日本市場に登場してきたTrittonだが，マッドキャッツによると，今後は“ベースモデル”の投入も予定しているとのこと。Trittonのラインナップには，PC，そしてPlayStation 3向けの製品も用意されているので，今後，順次拡充されていくのを期待したい。

「Gears of War 3 Dolby 7.1 Surround Sound Headset for Xbox 360」製品情報ページ

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