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「ARMORED CORE 5」もサプライズ発表された,「アーマード・コア チャンピオンシップトーナメント2009 season2 ファイナルステージ」をレポート
同イベントは,フロム・ソフトウェアから発売されたPSP用ソフト「ARMORED CORE SILENT LINE Portable」のプレイヤーが争う全国大会の決勝戦イベント。東京,大阪,名古屋の3都市で,全4回の地区予選を勝ち上がってきた強豪“レイヴン”によるトーナメント戦のほか,フロム・ソフトウェアのサウンドチームによるライブや,新作「ARMORED CORE 5」の発表も行われた。
いよいよ始まった最強レイヴン決定戦!!
ライブやサプライズ発表に会場は大興奮
地区予選を制し,見事決勝トーナメントへの参加権を獲得したのは8名のレイヴン。トーナメント1回戦では“MILITARY DISTRICT”を舞台に,制限時間5分の1本勝負ルールで白熱したバトルが繰り広げられた。
ACの頭部パーツを模したマスクを被り,不気味な威圧感を漂わせていたアリーヤ川手氏だったが……いざ戦闘となるとその戦いぶりは,“がっかり”としか言いようのないもの。さいかわ氏の攻撃をことごとく食らい,秒殺されていた。どうやら,マスクのせいで前が良く見えていなかったようだ。
激戦の末,準決勝進出を果たしたのはseiyou氏,アルストリアス氏,リトルベア氏,さいかわ氏の4名。試合は“CREST BASE”“ARENA”“MILITARY DISTRICT”と,それぞれ特徴のまったく異なるマップを舞台に,3本勝負2本先取のルールで行われた。
結果,勝ち残ったのは東海地区ブロック2位通過のseiyou氏と,同じく東海地区ブロック1位通過のリトルベア氏。同じ地区代表のうえ,双方とも中量二脚の使い手という,熱い展開となった。
準決勝が終了したところで,鍋島俊文プロデューサーへの質問コーナーがスタート。事前にユーザーから募集された質問に,以下のように答えていた。
――「アーマード・コア」シリーズでは人物の描写がほとんどありませんが,何か理由はあるのでしょうか?
鍋島氏:
1作目から人物描写はほどんどなく,当時は人員や技術的な問題から出せなかったのですが,シリーズを重ねるごとにそれが特徴のようになってしまい……今さら出すに出せないという感じです(笑)。まぁ,それが「アーマード・コア」の個性になっているのではないかと思います。
――開発で良かったことと,辛かったことを教えてください。
鍋島氏:
携帯機で「アーマード・コア」シリーズを発売するにあたって,据え置きのゲーム機とは違うところが多く,それが大変でした。移植というと,皆さん簡単だと思われるかもしれませんが,元の仕様を劣化させずに全部入れるというのは結構苦労するんです。そこをスムースに開発できたのが良かったところですかね。
――「アーマード・コア」シリーズで思い入れのある人物や好きなキャラクターはいますか?
鍋島氏:
いません(笑)。一つ終わったら,次どうしようかと考えるタイプなので。逆に,そんなに深く考えずに出したキャラクターの評判が良かったりして面白いなと思うことはあります。
――シリーズで一番気に入っているタイトルは?
鍋島氏:
難しいですね。それぞれ良かったところと,そうでないところがあると思います。でも,フロム・ソフトウェアで一番最初に作ったゲームが初代「アーマード・コア」だったので,やはり第1作には思い入れがありますね。
――もし大会に出るとしたら,どのようなアセンブリにしますか?
鍋島氏:
タンク。
鍋島氏への質問コーナーが終わったところで休憩を挟み,それからフロム・ソフトウェアのサウンドチームによるライブが開始。歴代名曲の生演奏は大迫力で,一曲が終わるたびに会場からは大きな拍手と歓声が上がっていた。
ライブ終了後,サウンドチームの面々曰く「また機会があればライブをやりたい」とのこと。今回会場に行けなかった人は,ぜひとも期待してほしい。
まずは1戦目,戦いの舞台はCREST BASEだったのだが,緊張で間合いを見誤ったのかリトルベア氏がエリアオーバーで敗北。決勝戦でのまさかの凡ミスに戦意低下が心配されたが,2本目のARENAでは落ち着いた戦い方で終始リードを保ち,見事seiyou氏を撃破。そして3戦目,MILITARY DISTRICTでは双方一歩も譲らぬ銃撃戦を繰り広げていたのだが,中盤から機動力で勝っていたseiyou氏が一歩リード。そのまま激しい削り合いが展開された結果,APの残量で勝っていたseiyou氏がリトルベア氏を押し切る形で勝利して,ナンバーワンレイヴンの座に輝いた。
また,同時に「ARMORED CORE LAST RAVEN Portable」との連動キャンペーンが発表された。同作の設定資料集の中に「5」の画像が収録されているという情報と,「5」の“プロダクトコード”が入手できるということが明らかにされたのだ。大いに期待しつつ,さらなる続報を待ちたい。
そして会場の興奮が冷めやらぬなか,スクリーンにスタッフロールが流れ,大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。
- 関連タイトル:
ARMORED CORE SILENT LINE Portable
- 関連タイトル:
ARMORED CORE LAST RAVEN Portable
- 関連タイトル:
ARMORED CORE V
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