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「DUST 514」には二足歩行ロボも出る。「EVE Online」と「DUST 514」の未来が語られた「CCP Presents」レポート
2012年3月22日から24日(現地時間)までの3日間,アイスランドのレイキャビクで開催された「EVE FANFEST 2012」。その最終日である3月24日に「CCP Presents」というプレゼンテーションが行われた。このプレゼンテーションは,PlayStation 3用FPS「DUST 514」とPC用MMORPG「EVE Online」の未来を,CCPの各担当者達が語るというもの。すでに行われた各タイトル基調講演と重複する部分もあったので,ここでは新たに判明した要素にフォーカスして紹介していこう。
「EVE Online」英語公式サイト
「EVE Online」公式サイト
サービスイン前に拡張情報も明らかにされたDUST 514
DUST 514は,2012年に基本料金無料のアイテム課金制でサービスインすることが発表されている。今回のプレゼンテーションでサービスインの日時こそ明かされなかったが,なんと,2013年に行われる予定のゲームの拡張について語られたのだ。
サービス開始当初は,温暖な気候の惑星だけがDUST 514の戦いの舞台になるが,2013年の拡張により,氷に覆われた惑星や溶岩だらけの惑星など,人間が暮らすにはかなり厳しいところも舞台になるという。さらに,「MTAC」と呼ばれる二足歩行型のロボットが実装されることも明かされ,公開されたのはイメージイラストのみだったが,ロボット好きのハートをグッとつかんだようで,会場は歓声に包まれた。
こういった惑星も戦いの舞台となる |
サバイバルゲームモードというPvE要素も発表された |
2013年の拡張に関する情報はまだあり,Gladiator Arenasと呼ばれるeSports用のキャプチャーザフラッグとソロデスマッチモードが追加されるという。これらはDUST 514だけでなくEVE Onlineからも観戦が可能で,試合の結果に賭けもできるとのこと。
さらに,仮称ではあるが,「DUST 514: Neocom」も発表された。これは,PlayStation Vita用のアプリで,DUST 514のマーケットを閲覧したり,スキルをセットアップしたり,さらにゲーム内のメールやチャットを楽しめたりするというもの。ゲームはプレイできないが,外出先からほかのプレイヤーと連絡を取りあうといったことが可能になるわけだ。
グラフィックスに磨きがかかるEVE Online
DirectX 11を年内にサポート
EVE Onlineは2003年にサービスが始まったタイトルだが,過去に何回かグラフィックスを大幅に変更するアップデートが行われている。直近では2007年に実装されたアップデート「Trinity」がそれにあたり,戦艦などのディテールがより細かく描かれるようになった。とはいえ,それから5年も経つと古くささが出てくるわけで,ついにDirectX 11が年内にサポートされることが発表された。ポリゴンを細かく分割することにより,隕石の凹凸はさらにそれらしく,戦艦の表面もリアルになるのだ。
新要素というわけではないが,3月29日から日本語でのサービスが提供されることがあらためて紹介され,EVE OnlineのチーフマーケティングオフィサーであるDavid Reid氏は,会場にいるプレイヤー達に,新たに入ってくる日本人プレイヤーを助けるように呼びかけた。
プレゼンテーションの最後は,半ば恒例となっている新ムービーの上映で締められた。見てもらうのが手っ取り早いが,EVE OnlineとDUST 514の連携イメージが描かれている。会場ではアンコールが要求されて,2回も流された。
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DUST 514
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