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[Gamescom]マイクロソフトが「Fable III」を発表! ピーター・モリニュー氏直々のプレゼンで今度は国王になり自由な国作りもできることが明らかに
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印刷2009/08/20 13:04

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[Gamescom]マイクロソフトが「Fable III」を発表! ピーター・モリニュー氏直々のプレゼンで今度は国王になり自由な国作りもできることが明らかに

 8月19日,ドイツで開催中のGamescomにおいて,Microsoft Game Studiosのプレスカンファレンスが開催され,人気アクションRPGの最新作,「Fable III」が発表された。
 本作では,アルビオンの世界で英雄の時代が終わり,プレイヤーが国王となって新たにアルビオン王国を築き上げていくという,国家経営という新要素が組み込まれているのが特徴である。今回の発表で分かった範囲の情報をお伝えしよう。

画像集#002のサムネイル/[Gamescom]マイクロソフトが「Fable III」を発表! ピーター・モリニュー氏直々のプレゼンで今度は国王になり自由な国作りもできることが明らかに

「Fable III」の制作発表を行ったピーター・モリニュー氏
画像集#003のサムネイル/[Gamescom]マイクロソフトが「Fable III」を発表! ピーター・モリニュー氏直々のプレゼンで今度は国王になり自由な国作りもできることが明らかに
 本作の発表を行ったのは,「Fable」シリーズの開発元であるLionhead Studiosの創設者であり,現在はMicrosoft Game Studiosのクリエイティブディレクターという肩書きも持つ,著名なゲームクリエイターのPeter Molyneux(ピーター・モリニュー)氏だ。

 モリニュー氏は,「『Fable』では英雄が闊歩する時代にのし上がる主人公を描き,『Fable II』では英雄が絶えつつある時代に英雄になっていく主人公をプレイヤーに体験してもらった。それではどのように3作めにつなげていくのか,というのが今回の課題だった」と,「Fable III」の企画段階での苦労を述べた。
 そうした悪戦苦闘の末に生み出されたのが,“主人公が国王になる”というテーマだ。「Fable III」では,圧政をしく国王からアルビオンの国民を解放し,いずれはその王座にプレイヤー自身が就くことになる。なお,「Fable II」のセーブデータを利用して,「Fable III」につながるキャラクターの半生を設定することもできるとのことだ。

公開されたコンセプトアートは,国王としてプレイヤーがどのように生きるのかを描いたもの。注文の多い家族やペットに苦労するのか,人々を奴隷のごとく扱う絶対王政を目指すのか……
画像集#004のサムネイル/[Gamescom]マイクロソフトが「Fable III」を発表! ピーター・モリニュー氏直々のプレゼンで今度は国王になり自由な国作りもできることが明らかに
画像集#005のサムネイル/[Gamescom]マイクロソフトが「Fable III」を発表! ピーター・モリニュー氏直々のプレゼンで今度は国王になり自由な国作りもできることが明らかに
 モリニュー氏の説明によれば,ゲームの前半は悪い国王から国を解放するストーリーが描かれ,後半は国民や家族の要望に応えながら国家を運営していくという,シミュレーションゲームのような要素が加わる。
 「プレイヤーは,自分自身が国王になるために国民達に“約束”をし,それを実行するためにさまざまな決断をしてくることになる」とモリニュー氏は説明。詳細は不明だが,まるで国政選挙におけるマニフェストのようであり,どのような形で表現されるのか気になるところである。
 また,プレイヤーは配偶者(妻もしくは夫),そして子供達やペットなど,家族のわがままな要望にも応えていかなければならない。たとえば,プレイヤーが街の一角にあるスラム街の人々を救済したいと思っても,妻が高価な宝石の収集に凝ってしまったり,不肖の息子が新しい城をねだったりすると,税金の運用が思うようにいかないというようなハプニングが起こり得るというわけだ。

 さらに,紹介されたイメージ映像では,「クラン同士の競争が,こうして始まった」というメッセージが確認できた。どうやら本作の世界には,アルビオン王国以外にも複数の国家が存在し,国家運営で競いあうという要素も含まれているようだ。
 誰もが居住したくなるような善政をしくか,私利私欲にまみれた独裁国家にするかはプレイヤー次第というわけで,なんともモリニュー氏らしい“ゴッドゲーム”になるようだ。

「今回はアルビオンだけじゃない」ということで,複数の王国が登場することになりそうだ
画像集#006のサムネイル/[Gamescom]マイクロソフトが「Fable III」を発表! ピーター・モリニュー氏直々のプレゼンで今度は国王になり自由な国作りもできることが明らかに

 そして「Fable III」における新しい要素として,“Judgement”“Touch”という二つのシステムが紹介された。
まず“Judgement”は,国王となったプレイヤーに対して,国民が事件の解決や揉め事の調停を願い出るというもの。たとえば,「夜な夜なモンスターが湧き出て羊を食い殺すので困っている」という農夫の被害届けに,直接プレイヤーが介入してモンスター退治に出かけるというように,クエストの一種の形態であるといえるだろう。
 もう一つの“Touch”は,プレイヤーキャラクターのコマンドに「相手とのスキンシップを図る」という新しいオプションが用意されるというもの。モリニュー氏は,「スラム街で物乞いする老婆の肩を抱く」「火事になった家の子供を救出するさい,諦めかけた子供に手を差し伸べる」といった,エモーショナルな部分でのストーリーを演出することができると説明した。
 そのほか,女性との出会いでは,最初は握手から始まり,やがてハグや肩を抱くようになり,やがては愛をはぐくむというように,スキンシップがダイナミックに変化していくようなパターンもあるとのことだ。

 カンファレンスの最後には,「Fable III」は2010年中の発売とだけ公表された。今回は,イメージ映像やアートワークが紹介されたのみで,まだ実際のゲームが公開されたわけではないが,発売が今から楽しみになるプレゼンテーションであった。
 ちなみに本カンファレンスでは,Xbox 360 E309 Media Briefingにおいて「Project NATAL」のテクノロジー・デモとしてお披露目された,モリニュー氏率いるLionhead Studiosが開発中の「Milo」にも話題が及んだ。今回のカンファレンスでは新情報は何も公開されなかったものの,「マイロとケイトも,手を抜くことなく順調に進化している」とコメントしていた。
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    マイクロソフト フェイブル:ロスト チャプター

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