プレイレポート
オープンαテストを経て何がどう改善されたのか? 正式サービス開始も間近に迫った「フラゴリア」クオリティテストレポート
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日本で主流のプレイスタイルに合わせ
細かな仕様変更/調整が随所に施された
武器名は,よりイメージを掴みやすいものへと変更された |
スキル名も,具体的な効果などをイメージしやすいものになっている |
またゲームの進行に従って,入手できるアイテムのグレードが上がっていくわけだが,それらの名称にも,見ただけで感覚的に把握できるように工夫が加えられた。例えばゲームの最初に入手できる防具がレザーアーマー──すなわち革製の鎧だとすれば,次のグレードは銅製,その次は鉄製といったように,これまた日本でも馴染み深いRPG文化に沿ったものとなっている。
チュートリアルエリアには,すでにお伝えしているとおり,NPC「女神」(CV:日笠陽子さん)が設置されたおかげで,ゲーム開始直後に何をすればいいのかが分かりやすくなった。また,クエストを進行するためにはどの方向に進めばいいのか,ターゲットとなるモンスターはどこにいるのかなどが表示されるようになるなど,たいへん親切な仕様となっている。ただし,この親切仕様はチュートリアルからゲーム序盤にかけてのもので,プレイヤーがゲームに慣れてくる中盤以降にはあえて導入していないそうだ。
新NPC「女神」。先日発表されたレポートによれば,日笠陽子さんによるボイスも好評を博している(※画面は開発中のものです) |
クエストNPC頭上のアイコンが分かりやすくなったほか,プレイヤーの足元にも目的地の方向を示す矢印が表示されている |
プレイヤーキャラクターは,主にステータス部分を変更している。明らかに変わったのは移動速度で,実際,以前の180%に設定されているとのこと。
また,レベルアップ時のステータスの変化にも調整が加えられた。これは,シングルプレイヤーでもゲームを存分に楽しめるような配慮だ。もともとフラゴリアはパーティプレイを前提としているため,個々のステータスがあまり高くなくともプレイヤー同士で補いあえるよう設定されていたのだが,一人で遊ぶプレイヤーの多い日本では変更を加える必要があったというわけである。
またダンジョンに関しては,レベルなど諸々の条件で分類される約80種類が実装されるが,その合計面積はフィールドの総面積には及ばないものの,ほぼ同じくらいといっても差し支えないとのこと。シングルプレイヤーでも十分楽しめる配慮が施されているものの,広大なフラゴリアの世界を遊び尽くそうと思うなら,やはり仲間を見つけたほうがいいかもしれない。
ダンジョンは基本的にパーティ推奨。アクティブモンスターが集団になっていることが見て取れる |
とはいえ,時間をかけて慎重に1体ずつ倒していけば何とかならないこともない……かもしれない |
GMは24時間体制でゲーム内を演出 奇声を発するキャラの中身は,あの東欧美人スタッフかも?
年が明けて2010年には,要件を満たしたプレイヤーに,ゲーム内の特定の権限(GM権限)を譲渡することも検討しているとのこと。詳細はあらためて発表されるが,この試みが成功すれば,今後,アクワイアでサービスするオンラインゲームにも導入され,同社ならではの独自システムとしていく可能性があるという。
また本タイトルは,Webブラウザ上で動作することが最大のセールスポイントではあるが,クオリティテスト以降は,クライアントをインストールしてプレイするバージョンも用意されている。クライアントバージョンは,スペックが低めのPCでの動作安定が見込めるということなので,どうも動作が不安定という人は試してみるといいだろう。また近い将来には,ディスプレイサイズの小さなネットブックでもプレイしやすくなるよう,インタフェースの配置変更機能も導入される予定だ。
ともあれ,日本向けのさまざまな仕様変更/調整が加えられたフラゴリアは,近日中に正式サービスが開始される。興味のある人は,ぜひ一度プレイしていただきたい。
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