イベント
満員御礼となった武将達の集いは,ライブやトークで盛り上がった一夜の宴。「戦国無双 声優奥義2010秋」イベントレポートを掲載
コーエーテクモの“戦国モノ”を柱にしたイベントとしては,2010年3月に行なわれた「戦国武将祭」に続くものとなる。今回は,「戦国無双」シリーズに出演している声優陣が多数出演し,ライブやトークで会場を盛り上げた。ここでは,昼の部と夜の部の2公演のうち,夜の部の模様をお伝えしよう。
本公演のキャストは以下の8名で,さらに阪口大助さんが司会として出演している。
草尾 毅さん(真田幸村 役)
小杉十郎太さん(織田信長 役)
緑川 光さん(明智光秀 役)
竹本英史さん(石田三成 役)
高塚正也さん(直江兼続 役/黒田官兵衛 役)
置鮎龍太郎さん(長宗我部元親 役)
杉田智和さん(加藤清正 役)
庄司宇芽香さん(竹中半兵衛 役)
「戦国無双」シリーズに出演している人気・実力ともにトップクラスの声優陣が一堂に会することもあり,チケットは発売早々に完売してしまったとのこと。
開演前に流れた場内アナウンスは,小杉十郎太さん(織田信長)と緑川 光さん(明智光秀)の会話劇仕立てとなっていた。中でも「レコーダー,カメラなどといった言葉にもお詳しいとは,さすがお館様!」との明智光秀のセリフが流れたときなどは,場内が大きな笑いに包まれていた。
そして,戦場の本陣を模したステージ上にかがり火が焚かれ,出演者が次々と登場。一人一人がキャラクターの決め台詞とともに登壇すると,その度に大歓声が響く。しょっぱなから場内のテンションが最高潮となり,総立ちになった観客を前に,早速ライブが始まった。
ライヴコーナー(1)
・「暁更之光」/明智光秀(緑川 光さん)
・「愛と義の嵐!」/直江兼続(高塚正也さん)
・「狭霧之彼方」/石田三成(竹本英史さん)
ステージ上のスクリーンには各キャラクターのムービーが流れ,観客席では無数のサイリウムが彩り鮮やかに輝くという幻想的な光景の中,バラード調の「暁更之光」からライブコーナーがスタート。お次のアップテンポのナンバー「愛と義の嵐!」では観客のハンドクラップが鳴り響いた。続いての,石田三成が忠臣の島左近のことを歌った曲「狭霧之彼方」では,観客はしみじみと聴き入っていた。
バラエティコーナー
<究極の選択?! どっちの味方でショー>
次のコーナーは,イベント奉行(司会)こと阪口大助さんの采配による,キャスト総出演のバラエティコーナー,<究極の選択?! どっちの味方でショー>だ。
戦国武将が直面する“究極の選択”において,「自分ならどちらの選択をとるか」をキャストが選び,多数決で勝敗を決めるという内容だ。
最初のお題は,「主と考えが合わないあなた。主を信じる? 謀反を起こす?」。明智光秀と石田三成の会話劇のあと,キャストが究極の選択をするという流れだったのだが,明智光秀役の緑川さんが「主を信じる」側,石田三成役の竹本さんが「謀反を起こす」を選ぶという,二人が演じている武将とはまったく逆の選択になった。
緑川さんが「謀反とかありえなーい,信長さまサイコー」と,なぜか女子高生っぽい口調で突然しゃべり始め,キャスト一同がたじろぐ一幕もあった,このお題の結果は,4対4の同点。最終的には,司会の阪口さんが「謀反を起こす」側を選んだため,「主を信じる」側の負けとなった。
次は,「城を建てたい」という黒田官兵衛・竹中半兵衛と,築城の名手で知られる加藤清正による会話劇から,「出世して一国の主となったあなた。自分の城を建てるなら,どこに建てますか?」というお題が出された。なおこちらは,「自然の中で静かに暮らしたい」と「町の近くで便利に暮らしたい」という2択。
緑川さんが「小学生の頃,田舎のトイレに蛾がびっしりいた」というトラウマを理由に,都会暮らしを主張したが,「都会では花粉症に悩まされる」という杉田さん,「土地の価格,固定資産税,年金」などの現実的(?)な理由から田舎を選択した小杉さんらの意見が優勢となり,「田舎」派の勝利ということで決着がついた。
新作紹介
新作紹介のコーナーでは,阪口さん,杉田さん,竹本さんの3人が,「無双」シリーズ最新作である「真・三國無双6」(PS3)と,先日のNintendo Conference 2010でお披露目された「戦国無双 Chronicle」(3DS)の2タイトルを紹介した。
中でも「戦国無双 Chronicle」は,プレイヤーの分身となる主人公キャラクター(性別選択可能)が登場し,武将たちとのコミュニケーションを楽しめるようになっているという点が,既存シリーズと大きく異なる特徴として挙げられた。
これについて竹本さんは,男主人公で「おねね様に包まれたい」と願望を主張,一方の杉田さんは,「女主人公をいじくりたおしたい」が,男武将と仲良くなると「アンジェリーク」をやっている気分になりそうと,早くも(?)悩みを吐露していた。
ライヴコーナー(2)
・「風と雲の掟」/竹中半兵衛・黒田官兵衛(庄司宇芽香さん・高塚正也さん)
・「奏〜抗い候〜」/長宗我部元親(置鮎龍太郎さん)
・「極〜苛烈五十年〜」/織田信長(小杉十郎太さん)
二度目のライヴコーナーでは,「風と雲の掟」「奏〜抗い候〜」「極〜苛烈五十年〜」が披露された。中でも,置鮎さんが歌う「奏〜抗い候〜」では,出だしの決め台詞「破滅の歌だ!」に,会場から割れんばかりの歓声が巻き起こったのは,やはりさすがと言うべきだろう。
エンディングライヴ
・「明鏡止水〜もののふが道〜」/真田幸村(草尾 毅さん)
・「仰ぎて天に愧じず」/真田幸村・石田三成・直江兼続(草尾 毅さん・竹本英史さん・高塚正也さん) ※アンコール
エンディングでは,「もののふとは世の中に生き様を見せつけるもの。真田幸村,ここに参る!」の言葉とともに登場した草尾さんが,かがり火が焚かれたステージで,真田幸村のキャラクターソング「明鏡止水〜もののふが道〜」を披露。
そしてアンコールでは,草尾さん,竹本さん,高塚さんの3人が,各武将のコスチュームに身を包み「仰ぎて天に愧じず」を熱唱。キャストも観客も完全燃焼と表現するにふさわしい盛り上がりを見せた。
キャスト陣による最後の挨拶では,小杉さんが宝くじに外れて思わず(信長の口調で)「無価値」,たこ焼きにタコが入ってなかった時には「無明よ」,と呟いてしまったという話に一同大爆笑。
最後の最後には,イベント奉行の阪口さんが「“声優奥義2011春の陣”,出陣準備中?」と,次回公演を匂わす発言をし,歓声混じりのどよめきが起きる中,今回のステージは幕を閉じた。
ちなみに終演後には,アンケートの記入をお願いする場内アナウンスが流れたのだが,こちらは石田三成と加藤清正のかけ合いという形が採られており,宴の熱気冷めやらぬ観客達を最後まで楽しませていた。
コーエーテクモゲームスでは,「ネオロマンス」シリーズなどに関してはこれまで何度もイベントを催しているが,「戦国無双」シリーズの出演声優による単独イベントは,意外にも今回が初めて。今回の観客は,そのほとんどが女性だったが,男性の筆者にとっても非常に楽しめるイベントであった。国内有数のキャスト陣が出演している「戦国無双」シリーズだけに,2011年春に再びイベントが開催されることを期待したい。
なお,今回の「戦国無双 声優奥義2010秋」の模様は,2011年春にライブDVDとして発売される予定。再び感動を味わいたい人も,惜しくもチケットを入手できなかった人も,DVDの発売を心待ちにしてほしい。
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- ライター:小倉正也
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