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【PR】「Magic World Begins」は,ボスになって暴れ回れるヤンチャな一作。パワフルな「放置狩り」支援などの機能も注目だ
もしあなたが「可愛いグラフィックスとユーザーフレンドリーなシステムのMMORPG――」といった,定番のうたい文句では満足できなくなってしまったオンラインゲームファンなら,本作「Magic World Begins」(以下,MWB)を遊んでみる価値はあるだろう。
MWBは,ベクターが2011年9月に正式サービスを開始した,中国生まれのMMORPGだ。ファンタジーをモチーフにしたオーソドックスなビジュアルながら,「プレイヤーが超強力なボスキャラで暴れ回れる」という,ありそうでなかったはっちゃけモードを持つなど,独特の個性を放っている。
その一方で,迷いたくても迷えないほどに親切なクエストウィンドウや,賛否のありそうないわゆる「放置狩り」システムなども――しかも非常にパワフルな形で――実装している点もポイントである。そしてもちろん,MMORPGとしてこなれたベースシステムを何食わぬ顔で備えている点も,本作の大きな魅力なのだ。
本稿では,そんなMWBをじっくりと紹介していきたい。可愛くて親切なだけの初心者向けMMORPGでは物足りなくなってきた人,MMORPGにも関わらず通常戦闘でボトボトとドロップアイテムの落ちるハック&スラッシュライクなプレイフィールに興味があるという人は,ぜひ注目してほしい。
また,すでに本作をプレイしているという人は,末尾に11月29日のアップデートを皮切りに始まる新章「ノアの戦い」の情報もまとめたので,そちらを読んでいただければと思う。
「Magic World Begins」公式サイト
MWBの持つ大小さまざまなサブシステムを紹介
まずはゲームの輪郭を把握しよう
物語の舞台は,人間,エルフ,ダークエルフ,パンダを始めとしたさまざまな種族が共存するファンタジー世界。この世界は古くからの因縁により,暁の女神を信仰する「グリネル王国」と,栄光の女神を奉ずる「ミラント帝国」という2つの勢力に分裂している。
両勢力はまさに一触即発の状態だったが,太古の封印を解かれて大陸になだれ込んできた悪魔の軍団に立ち向かうため,各種族は勢力の壁を越えて結束し,それぞれの戦いに身を投じていく。――というのが本作のストーリーラインだ。
MWBのゲームシステムは,基本的には一般的なMMORPGを踏襲している。プレイヤーは,5つの職業から一つを選んでキャラクターを作成し,全5章からなるメイン任務(任務=クエスト)や1000以上用意されたサブ任務,単独あるいはパーティでのプレイに対応したインスタンスダンジョン,さらにギルド単位のPvPを楽しむことができる。
もちろん戦闘だけでなく,全10種類の「生活スキル」(生産スキル)を高めて,装備品やアイテムの製作・売買で生計を立てるような遊び方も可能だ。
また,MWBはいくつかの特筆すべきシステムを搭載している。詳細は後述するとして,本作が搭載する特徴的なサブシステムをざっと確認しておいてほしい。
■成長装備
成長装備とは,装備して戦闘を繰り返すことで経験値が溜まるうえ,ほかの装備と合成することでさらに強化が可能な装備のこと。
「成長装備の魂」を所持した状態で鍛冶商を訪れると(“魂”はこの鍛冶商からも購入可能),成長装備の製作を頼むことができる。一般的なMMORPGでも,武器を「強化」したり,追加効果を「付加」したりといった要素は見られるが,自分だけのオリジナル装備を作り出せるという点は,MWBならではだ。
■ソウルタブレット
ソウルタブレットとは,装備品強化に通じる「ルーン付与」「月光宝箱」「封魔石鑑定」という3つの機能を使用するためのインタフェースのこと。Lv9以降に進められるメイン任務「魂の呼びかけ」を完了することで使用可能になる。
■オート戦闘
メイン任務「魂の呼びかけ」をクリアすることで使えるようになる「オート戦闘」は,キャラクター放置状態で狩りをさせておくためのものだ。
単純にキャラクターを常時戦闘状態にしておけるだけでなく,HPやMPの残量に合わせて回復アイテムを使わせることができたり,バフが切れたら自動的に再発動させられたりと,使い勝手の高さはほかに類をみない。本当の意味で「完全に放置できるように設計された」機能だ。
■追憶イベント
作中で過去に起こった出来事をモンスター視点から追体験可能で,プレイヤーがボスモンスターとなって暴れ回れてしまうというイベント(詳細は後述)。
では,実際に本作をプレイしながら,序盤部分の様子をチェックしてみよう。
導入部はベルトコンベアに乗っているかのようにスムーズ
すぐに没入し,気付けばやれることが増えている
■キャラメイク
本作は,種族と職業系統が1対1で対応しているため,プレイヤーは最初に職業(≒種族)を選んでキャラクターを作ることになる。もちろん職業は系統内に複数存在し,キャラクターを転職させることで,より上位の職業に就くことができる。
なお転職ツリーは,最初の1次転職によって,その後進むべき道が決定する形だ。
職業:ウォリアー(種族:ヒューマン)
高い攻撃力と防御力をあわせ持った職業。金属系の鎧で身を固められるため,パーティプレイでは仲間の盾となる。物理攻撃力・防御力の強化や,敵に直接ダメージを与えられるスキルが多め
【転職ツリー】(1次→2次→3次と順に転職)
攻撃特化型:狂戦士→黒騎士→テラーナイト
防御特化型:騎士→聖騎士→ロード
職業:アーチャー(種族:エルフ)
弓や「竜銃」などを使った遠距離攻撃が得意な職業。パーティプレイでは与ダメージを稼ぐアタッカーとして活躍する。クリティカル確率増加系や,敵から身を隠すステルス系のスキルを習得可能
【転職ツリー】(1次→2次→3次と順に転職)
攻撃特化型:疾風射手→森の守護者→魔を狩る者
撹乱特化型:幻影射手→森の追跡者→闇の支配者
職業:シャーマン(種族:ダークエルフ)
自然を崇拝し,攻撃,回復,バフといった各種魔法を得意とする職業。モンスターを召喚したり変身したりといった,一風変わった能力の職業に転職できる変わり種である。そのため,パーティでの役割もさまざまだ
【転職ツリー】(1次→2次→3次と順に転職)
召喚系:召喚師→逢魔操士→聖魔操士
モンスター変身系:幻術師→夢影幻士→聖魔幻士
職業:マジシャン(種族:ヒューマン)
強力な攻撃魔法や,状態異常魔法を得意とする職業。転職によって,炎系と氷系それぞれを得意とする職業に枝分かれし,いずれかに特化することになる。装備は貧弱だが,その圧倒的な攻撃力は魅力
【転職ツリー】(1次→2次→3次と順に転職)
炎系特化型:火の術士→炎魔導師→炎の化身
氷系特化型:氷の術士→氷魔導師→氷の化身
職業:格闘家(種族:パンダ)
鍛え抜かれた肉体から強力な攻撃を繰り出す職業。そのカワカッコ怖いビジュアルと相まって非常に魅力的な職業だが,格闘家は,使用しているアカウントにLv60以上のキャラクターがいるか,もしくは「格闘技入門書」を使用しないと作成できないという制限がある
【転職ツリー】(1次→2次→3次と順に転職)
気孔師型:気功師→達人→武聖
酔挙師型:酔挙師→飲んだくれ→泥酔者
なお,プレイヤーはキャラクター作成時に自分の所属する勢力としてグリネル王国かミラント帝国かを選ぶが,基本的にはどちらでも同様の任務を受けられる。まずは気軽に選ぶといいだろう。
■画面インタフェースと操作
上記が本作のゲーム画面だ。左上にキャラクターステータス,左下にチャットウィンドウ,中央下部にアイテムやスキルのショートカットとメニューアイコン,右上にミニマップや任務情報表示エリアといった配置。この辺りはオーソドックスな作りである。
■任務(クエスト)と戦闘,キャラクターの成長要素
プレイヤーがMWBの世界に降り立つと,まずはおつかいや,○○(モンスター)を何体倒せといった簡単な任務を通じて,各種ウィンドウの使い方や,戦闘の方法を学んでいくことになる。
本作のメイン任務は序幕から第4幕まで用意されている。周辺のサブ任務も極めて豊富 |
サブ任務の「受領可」タブでは,現在受けられる任務が一覧できる。超便利 |
この任務を管理するウィンドウがかなり秀逸だ。任務の遂行先,報告先のNPCが表示され,その名前をクリックすると自動でその場所まで連れて行ってくれるうえ,現在受けられる任務を列挙してくれるのだ。任務を探して回る必要をなくす任務列挙の恩恵は,かなり大きい。
この点については「まだマイキャラが会っていないNPCの情報があるのはおかしい!」といった見方もあると思うが,実際に使ってみると個人的にはまったく気にならなかった。むしろ,クエストの取りこぼしに起因するモヤモヤがなくなるなら「(ほかのゲームも)もう全部これでいいじゃん」と思えてしまったほどだ。
任務を通じて,生活スキル(生産スキル)なども習得していく |
画面右の任務情報で,対象モンスターなどをクリックすると,対象を探してロードの必要な別エリアにもガンガン突撃してくれる。親切過ぎてマップが覚えられないという副作用はあるが…… |
さて,本作の戦闘は,右クリックでターゲットを指定して,スキルを発動したりアイテムを使用しながら戦うという一般的な形だ。
ただ,序盤からザコモンスターが装備品を気前良くドロップしたり,――キャラクターのモーションが速いため――戦闘と戦闘の間隔が短かったりと,そのプレイフィールはハック&スラッシュに近い。
もちろん,少しランクの高いモンスターと戦う場合やパーティプレイ時には戦略が必要となるが,どの職業も基本的にはソロで戦える能力を持っているため,序盤の任務遂行時は常に小気味良い戦闘を楽しめるはずだ。
ドロップアイテムは,Spaceバーを押せば自動的にルートされる。とりあえずアイテムは全部拾って,あとでインベントリを整理するというスタイルとなるだろう |
序盤は例によって“何体を倒せ”といった任務が多いので,受けられるサブ任務はあらかじめすべて受けておいて冒険を効率化すべし |
なお,本作におけるキャラクターは,レベルアップしても「ステータスやスキルにポイントを割り振る」といった形では成長しない。もちろんHPやMPは増えていくし,スキルのレベル自体は,使い込んで「熟練度」を高めることで上がっていく。
しかし,前述したソウルタブレットの存在からも分かるように,あくまでも装備品によってキャラクターを強化していくのが,本作の基本的な“成長”の概念と考えてよさそうだ。
Lv9以降に進められるメイン任務「魂の呼びかけ」をクリアすると,前述のソウルタブレットとオート戦闘が使用可能になる。さらにLv13になると1次転職が可能になり,ここから本格的に冒険へ旅立つ形となるだろう。
親切なシステムにサポートされて,クエストをこなしているうちに,気付けば大体Lv13ぐらいにはなっているはず。13以降ではできることがグッと拡がるので,とりあえず本作を試してみようという人は,その辺りを目安にキャラクターを育てて,自分との相性を確かめてみるのが良さそうだ。
「ボスになって戦える」という
不思議モードで無双体験も
冒頭でも紹介したとおり,本作には「プレイヤーがボスキャラクターになれる」という,不思議なモードがある。こちらにも触れておこう。
このモードは,「追憶」という種別で提供されているイベントで体験可能なもので,「過去に起こった歴史を振り返ることができる」という意味合いで実装されている。
まあ平たくいうと,「これまでにクリアしてきた任務を,敵側・ボス側の視点で体験できる」という感じだろうか。
Vでイベントウィンドウを開いて,「追憶」種別のイベントを選択。タブの右端にある青いアイコンを押せば,追憶イベントを開始してくれるNPCのところへワープできる |
追憶イベントのフィールドに到着。えっ……,こ,これがアタシ!? |
追憶イベントは,かつてクリアしたクエストを敵側の視点で体験することにより,別の感動をうんぬんかんぬん――みたいな点はきっとどうでもよくて,おそらく「ボスキャラって強いじゃん? だったら使ってみたいよね? オーケー! 使えるようにしてみた」といったサービス的な位置付けのモードなのかもしれない。
モンスター勢力内の序列が分かったりするのも興味深いが,ボスキャラだけが持つ反則的なスキルを自ら行使できるという快感に,誰もが酔いしれることだろう。
それぞれの追憶イベントには必要とされるレベルが設定されているので,試すにはある程度キャラクターを育てておく必要がある。というよりむしろ,このイベントを体験することを目的の一つとして,レベリングに励んでみればいいのではないだろうか。
追憶イベントのフィールドでも,通常のプレイ時と同様に任務を受けられる。任務をくれるNPCがゾンビだったりしてなんだかシュール |
なんだかよく分からないと思うが,奧にいる大きい人が私です |
調子に乗って戦っていたら,集団で追い立てられたり。ぐぬっ,人間ごときが歯向かいよってからに……。ガウガウ |
今後の展開にも要注目!
11月29日実装の「ノアの戦い」より,舞台は異空間へ
MWBは11月29日にアップデート「ノアの戦い」を実装した。
ノアの戦いにおいてプレイヤーは,「魔族はいったいどこからやってくるのか?」という疑問を追求する形で,魔族の侵入口となっている“空間の裂け目のようなもの”へ,巨大な魔力船「方舟」の力を使って探索に乗り出すことになる。
その先はいったいどういう場所なのか? 魔族の起源とは? といった謎に迫る,先が気になる物語だ。
また今回のアップデートでは,レベルキャップが70まで開放され,「先祖の墓」「末代の帝王」という2つのメイン任務が追加(これは第2幕の3つ,4つめの任務になる)。さらに特務やイベントも続々と追加されている。今回はその特務とイベントの詳細情報を入手したので,以下にズラリと引用しておこう。11月29日時点では実装されていない内容もあるので,じっくりとチェックを。
<特務>
・冥界の門【11月29日 実装済み】
ピラミッドの底には冥界の入り口があるという。まことにしやかに語られるこの噂。しかも、死後の世界で力を蓄えた最後の帝王ヘブライが復活してしまったという。この復活の原因である最後の王キップリンを許すことはできない。冥界の門の中はたくさんの魔物であふれている。強大な力を持つ「名も無き者」「精鋭水元素の従者」「精鋭ファラオの家臣」を倒し、最後の王キップリンに挑め。
・呪いの井戸【11月29日 実装済み】
ミーシャは富への欲望から、呪いの井戸の宝石を奪ってしまい、その瞬間に南の地は悪魔と死霊が群がる地へ変わってしまったという。罪を償い、南の地を元の姿に戻すため、ミーシャは一緒に井戸の中に入って罪悪の根源を探し出して欲しいという。井戸の中にはきっと財宝が眠っているからと…。
・太古の星殿【11月29日 実装済み】
必要なアイテムを集めれば太古の星殿へ入ることができる。星殿で襲い掛かる12体のBOSSを倒して、自分の力を証明せよ。
・海底世界
大洋の神を祭った場所は、今では誰も足を踏み入れられない禁断の地となっている。この地の主であった残虐な海底支配者カートンは、現在の深海領主オルビスに負けて、海底神殿に氷で封印されている。封印を解いて襲い掛かる海底支配者カートンを倒し、深海領主オルビスに挑め。
・悪魔島の宮殿
悪魔の巣窟である悪魔島。旧王国の宮殿があるこの地は、新しい主人である轟炎の主イフリートの根城となっている。宮殿へ入れば凶悪な悪魔達が襲ってくる。その猛攻にめげることなく、王座の間へと進め。先を阻む精鋭火炎魔導師を倒し、轟炎の主イフリートに挑め。
・万神殿
太古の戦の後、英雄の棺が安置されたのが万神殿だった。いつしか魔族が侵入し、英雄の魂は魔気の影響を受け、だんだんと歪んでいった。霊魂の石板の秘密を手に入れるため、太古の英霊との戦いを避けることはできない。守護者を保護し、思索家ミスタオンを倒せ。その後繰り返される魔族の攻撃を跳ね返し、神罰使者リナに挑め。
<イベント>
・蜘蛛姫の追憶【11月29日 実装済み】
ダークエルフの女王は、蜘蛛姫と呼ばれるイセリナを洞窟に閉じ込め、様々なモンスターとの戦いで、蜘蛛姫の実力を測ろうとしている。あなたは蜘蛛姫イセリナに変身し、現れる敵を倒すことになる。最強のボスが出現するか、いかなる報酬を得ることができるか、あなたの行動によって変化する。
・七魔将軍
全部で64関門、8関門毎にBOSSが出現する難関をクリアせよ。全ての関門をクリアした後も、引き続き関門への挑戦を行うことができる。また、関門を突破する際にモンスターからアイテムを入手することができるため、レベルアップやアイテム収集にもってこいのイベントだ。
・試練の星殿
星殿には計130もの関門があり、10関門毎にBOSSが出現する。七魔将軍よりも難易度が高く、最後の130関門で出現するBOSSは皆の力を合わせなければ倒せないだろう。七魔将軍と同様に、道中モンスターからアイテムを取得できレベルアップやアイテム収集にもってこいのイベントである。
・冥界の橋
現在、冥界の橋で戦いが起こっており、冥界の大軍がそこに集結し服従を拒む魂をすべて捕らえているという。冥界の陰謀はなんとしても阻止しなくてはならない! 冥界の橋へ入って、困っている魂を救済しつつ冥界軍の副将と将軍を倒せ。
さて,ここまでの紹介で感じる人もいると思うが,個人的に,本作は「何でもアリ」の発想で制作・運営されているような気がしてならない。
レベリングに時間を使いたくない→オート戦闘実装,任務の取りこぼしがイヤ→受領可能任務表示,ボスキャラも使ってみたい→追憶イベント実装,と,プレイヤーの欲求に過剰なまでに素直なタイトルであるという印象だ。
そんな本作が,今後どのような路線でアップデートを展開してくるのか,純粋に楽しみなところである。まだ本作を遊んだことのない人は(前述したとおりとりあえずLv13ぐらいまでは)一度試して,本作が持ついい意味での“違和感”を感じてみてほしい。
なぜか登場時期から“大作感”こそなかったが,気に入る人は多いんじゃないかなあと。
「Magic World Begins」公式サイト
- 関連タイトル:
バトルヴィーナス 〜Magic World Begins〜
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