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[CJ 09]3Dから2Dに進化? 「誅仙」の世界を受け継ぐ「夢幻誅仙」に見る完美時空の新展開
では,さらに軽くなる2Dゲームではどうなるかという狙いのもとに,この夏,北京完美時空網絡技術有限公司(以下,完美時空)が力を入れているのが2Dグラフィックスになった「LEGEND of CHUSEN -誅仙-」(以下,誅仙)といえる「夢幻誅仙」だ。
オリジナルの誅仙は比較的軽いとはいえ,NetBookなどの単体GPUの付いていないノートPCでプレイするには重かったのは事実だ。2Dグラフィックス化されることによって,低スペックのPC環境でも楽しめるオンラインゲームに生まれ変わった。
人気ネット小説を原作としていることは変わらず,基本的にオリジナル誅仙と同じ世界を舞台にしているので,すでに馴染みのある世界かもしれないが,門派はなぜか6種類に増えている。
正派:青雲門,天音寺,焚香谷
邪派:鬼王宗,合歓派(鈴幻衆),聖巫教
戦闘はターン制となり,ゲームとしてはまったく違ったものに変化し,パーティ単位で多対多の戦闘が繰り広げられる。ターン制となることで1回あたりの戦闘時間がかなり長くなることが懸念されるのだが,そのあたりのバランスには気を遣っているとのことで,慣れるとかなり戦闘のペースが上がってくるという。
豊富なペットも特徴の一つに挙げられるだろう。とにかく,可愛い系をたくさん用意したとのこと。戦闘画面を見ると,ペットがいることが前提みたいな布陣であり,それぞれの特徴を生かした戦略が必要になるであろう。
クールな感じのキャラクターは一転して萌え系となり,完美時空としては,3Dだけじゃなく2Dにも対応することで作品の幅とユーザー層を広げていきたい考えのようだ。
中国では8月6日からCBTが開始され,既存の誅仙と並行して展開されていく予定だが,なんらかの形で両者をリンクさせるという考えもあるようだ。
これとは別に,完美時空では(製品展示はなかったものの)WEBゲーム作品も多数タイトルを用意。2Dゲームよりもさらに軽い環境へ対応することで,裾野を大きく広げようという方針が見える。国内の3DMMORPG市場の天井がある程度見えてきたのか,より大きな2D市場と海外展開などを睨んだ方向転換といえそうだ。
とはいえ,3Dゲームも作っているようなので,従来の作品が好きな人はご安心を。
- 関連タイトル:
夢幻誅仙
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