プレイレポート
馬,トカゲ,ホバークラフト……そしてドラゴン! さまざまな動物やメカに乗れるライディングアクションMMORPG「SEVENCORE」先行プレイレポート
動物やメカなど,多彩な「マウント」に騎乗できるSEVENCOREの魅力を,ガーラジャパンでのプレイレポートとインタビューでお伝えしていこう。
SFとファンタジー,剣と魔法と銃が融合したSEVENCOREワールド
SEVENCOREは,SF風の異世界を舞台としたMMORPGである。この世界には現在「シオン」「ブルータス」「ヌーク」という3種族が存在しており,共通の脅威となる「アーマード反乱軍」に対抗すべく同盟軍を組織している。プレイヤーは同盟軍の新兵となり,訓練所のある小島「ロストアイランド」へ向かうことになった。プレイヤーが島に到着するところから物語が始まる。
第1次クローズドβテストの時点で選択できる種族は上にも挙げたように,科学文明に優れたシオン,強靱な肉体を持つブルータス,自然と調和し神秘的な文明を築くヌークの3種類だ。
ゲーマーとして気になるのは,どの種族がどんな分野で有利かという点だが,信田 郁プロデューサーによれば,「どの種族もパラメータは同じで,ゲームを進めていくうえでは極端な有利不利はありません」とのこと。
種族ごとに2種類の固有スキルを持っているのだが,それ以外は見た目の違いだけなので,好みで決めてしまっていいだろう。シオンはいわゆる人間タイプ,ブルータスは巨体で力強そうで,ヌークは全体的にスリムな体型となっており,どれか気に入る種族が見つかるはずだ。なお,3種族ともにスタート地点は同じなので,友達と別種族でスタートする際にもすぐに一緒に遊ぶことができる。
職業は「ウォリアー」「ガンナー」「マジシャン」の3種類だ。種族に関係なく,どの職業も選択できる。ウォリアーは剣による接近戦に強く,ガンナーは銃を使った遠距離戦闘に特化,マジシャンは魔法による広範囲攻撃を得意とする。基本的に攻撃職のみで,ヒーラー職などはとくに設けられていない。
面白いのが,職業ごとに二つの武器が用意されていて,それぞれで使用可能なスキルと戦闘スタイルが異なるという点だ。
ウォリアーの武器は「双剣」と「大剣」。両手に剣を持つ双剣は攻撃速度とダメージに優れ,大剣はHPと防御力がアップする。
ガンナーは「デュアルガン」と「ランチャー」を使用可能。二丁拳銃のデュアルガンは連射と移動速度がウリで,動きながら敵に銃弾の雨を浴びせることができる。ランチャーはその逆で,一発の破壊力に優れ,射程距離が長い。
マジシャンは「ワンド」と「スタッフ」を装備できる。ワンドは,敵にダメージを与え続ける,いわゆるDOTタイプの魔法を得意とする。スタッフはワンドよりも詠唱時間が長い傾向にあるものの,状態異常を狙っていくことができる。
それぞれの武器は,パーティメンバーの装備や状況に応じていつでも切り替えられる。本作のスキルは,どの武器でも使える共通スキルと2種類の武器それぞれの専用スキルという構成になっており,武器種専用スキルの習得はレベル10からスタートする。どのスキルにポイントを割り振るかは自由で,信田プロデューサーによると何回かスキルをリセットする機会が用意されているそうなので,まずは気軽に二つの武器の使い心地を試してみるのがいいだろう。
地を駆け,空を飛ぶ「マウント」の魅力
マウントとは一口に言ってしまえば乗り物のこと。SEVENCOREでは登場するほとんどのモンスターや動物,メカ,そして巨大なボスに乗ることができるのだ。
本作のマウントは単なる移動手段ではない。それぞれに得意分野を持ち,プレイヤーと共に経験値を得て成長していく,ゲームを通じてのパートナーだ。
マウントは「攻撃型」「防御型」「移動型」の3タイプに大別でき,それぞれ,攻撃力,防御力,移動速度に優れている。
いずれのマウントも,騎乗したままモンスターを攻撃できるほか,降りて一緒に戦わせることもできる。韓国サービスでは後者の戦法がメインになっているそうだが,一度は騎乗してモンスター側のスキルを使った攻撃も体験してほしい。例えば,クエストの途中で乗ることになるトカゲ型マウントの「ラプター」は,多数のモンスターを一度に攻撃できるスキルを持っている。ジャンプして踏みつけたり,尾を振り回しての一撃でモンスターの群れが壊滅するのは実に爽快だ。
また,どのタイプでも移動速度がアップするため,狩り場の移動がスムーズになる。移動型マウントの中でとくに速いものは普通に歩く速度の3倍で移動できるほか,攻撃型や防御型マウントであっても一時的に速く走れるスキルを持っている場合がある。SEVENCOREのフィールドは全体的に広がりを持った設計になっているため,騎乗移動の爽快さを存分に味わえるのだ。
地面を走るばかりではない。一部のマウントは空を飛んだり,水中に潜ることが可能。起伏の激しい地形もひとっ飛びに飛び越せるし,水中用マウントに乗っていれば息切れの心配もなく水の中を探検できるのだ。
少しゲームを進めてレベル10になると,イノシシのような攻撃型の「ボア」,防御力に優れた昆虫風の「バグ」,そして羊のような角を持つ移動型「カプリ」のいずれかの卵がクエスト報酬として手に入る。具体的には,クエスト報酬が,ボアかバグか宝箱(ランダム)かという3択となるのだが,宝箱にした場合には,一定の確率でカプリが出てくることもあるとのこと。カプリを手に入れるには少しばかり運が必要だが,可愛らしい「ベイビーカプリ」を呼び出す「ベイビー召喚」というスキルも持っているので,気になる人はチャレンジしてみるのも面白いのではないだろうか。
最も難しいのが,モンスターを倒してマウントの卵を手に入れることである。SEVENCOREの世界には,各フィールドに「ネームドモンスター」と呼ばれるボス的なモンスターが棲息しているのだが,倒すとマウントの卵を落とす場合がある。基本的には,倒したネームドモンスターの種族に応じた卵が手に入る感じだ。
同じ種類のマウントの卵であっても,平均的な能力を持つ「ノーマル」と,優れた「エリート」の2タイプが存在しているため,戦いをより有利に進めたいなら何度も挑戦してエリートの卵を狙うのもよいだろう。
「英雄の回廊」そして「時空の亀裂」へ
英雄の回廊には多数のアーマード族が閉じ込められており,小部屋に入った途端に一斉に襲いかかられるような状況も多い。デュアルガンを装備したガンナーは多数の敵に対して攻撃できるため,ダメージを稼ぐうえではデュアルガン専用スキルが有効だろう。ここにの管理人から受けられるクエストの中にはマウントの卵を入手できるものもあるため,しっかりと遂行していきたいところだ。
最後に待ち受けるのは,巨大なボス「フェニックス」だ。燃えさかる巨鳥に対抗するため,プレイヤーは飛行タイプのマウントに騎乗することになる。はたして,空中戦はいかなる結末を迎えるのか,それは自分の目で確認していただきたい。
信田プロデューサーが語るSEVENCOREの見どころとポイント
ついにクローズドβテストのテスター募集がスタートするSEVENCOREですが,本作の見どころを教えてください。
信田 郁氏(以下信田氏):
最大の特徴はマウントです。さまざまな能力のマウントと共に冒険していくのが見どころですね。ゲーム自体はシンプルかつ遊びやすくなっていて,飽きのこないものに仕上がっていると思います。
4Gamer:
マウントの特徴などを教えてください。
どのマウントでも乗るだけで移動速度がアップしますし,マウントと共に戦っていくことができます。騎乗したままの状態でも戦えますし,降りてペットのように共に戦闘することも可能です。
4Gamer:
マウントを維持するためには何か特別なものが必要になるんですか?
信田氏:
マウントに食べさせる「エサ」が必要になります。これはゲーム内通貨で買える消耗品で,普通にプレイしていただければさほどの負担にはならないはずです。マウントにはプレイヤーとの絆を表す忠誠度があり,エサを食べさせると上昇し,マウントが倒されたりすると低下します。
4Gamer:
マウントとの絆が重要になるわけですね。どれくらいで最初のマウントが手に入りますか?
レベル10で最初のマウントが手に入ります。ゲームに慣れた人なら1時間前後で,オンラインゲームをあまり遊ばれない方や,じっくりクエストをこなす方でも2〜3時間前後で到達できると思います。第1次クローズドβテストの初日はマウントを手に入れて終了するといったところを想定しています。
4Gamer:
スタートしたその日にSEVENCOREの魅力に触れられるわけですね。マウントは何種類くらい用意されていますか?
信田氏:
第1次クローズドβテストの時点では30種類前後ですね。今後もどんどん増やしていきますし,CBT期間中からおそらく実装できると思うのですが,装備品と同様にマウントにも強化ストーンを使用し強化することができます。+5までは失敗してもマウントは失われないため,モンスターからのドロップやクエストを通じて強化石を入手した際には,ぜひ強化も試してみてほしいです。また,エリートのマウントは能力が高いだけでなく,ノーマルマウントと色が異なります。
4Gamer:
約30種にノーマルとエリートの色違いがあるとなると,コレクションも楽しそうですね。
クローズドβテストでは「エクウス」「タートル」「ビートル」「リザード」といったマウントも入手可能となる予定ですので,お楽しみに。
4Gamer:
まさにマウント尽くしなわけですね。本日はありがとうございました。
マウントに注力するSEVENCOREの第1次クローズドβテストは,募集期間の終了後から8月中旬にかけての実施が予定されている。最初のマウントは1時間〜3時間ほどで手に入るそうなので,乗り心地を試してみてはいかがだろうか。
「SEVENCORE」公式サイト
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