Take-Two Interactive Japanが贈るクライムアクション「Mafia II」(
PlayStation 3/
Xbox 360)のストーリー第9章と第10章のダイジェストが,本日(11月18日)付けで公開された。
11月11日に発売を迎えた本作を手にし,すでに充実したイタリアンマフィアライフを過ごしているプレイヤーもいるかもしれないが,今回はメインストーリーの第9章と第10章のダイジェストを,多数のスクリーンショットと共にお伝えしていこう。
9章,10章ともなると,歩んできた道のりを主人公ヴィトが振り返るという,ちょっと感慨深いシーンなども見られる。一方で,激しい戦いの末,敵味方問わずに死傷者が続出するなど,物語がクライマックスに近づいていることを予感させる展開も待ち受けている。
堅気に戻ろうと決心して始めた仕事をものの数分で辞め,気づけば宝石泥棒まがいの仕事を請けて同業者と銃撃戦。果ては別件の窃盗容疑で懲役10年を受けて収監されたものの,腕っぷしの強さとコネで強引に釈放と,非常にきらびやかな人生を送ってきたヴィト。そんな彼が,9章10章でどのような表情を見せてくれるのか,その一部分を,ぜひ堪能してほしい。
■各章のあらすじ
・第1章〜第2章
・第3章〜第4章
・第5章〜第6章
・第7章〜第8章
第9章 ボールズ&ビーンズ
アップタウン、1951年5月6日
ヴィトはエディーからの電話によって起こされた。
エディーの命令で車と銃を用意し、彼の元へ向かったヴィト。そこでエディーからファルコーネファミリーのボスであるカルロ・ファルコーネを紹介される。ファルコーネから、行方不明になっている会計士のビーンズとその護衛の捜索と救出を依頼されたヴィトは、仲間を連れ去った犯人と思われるルカを尾行し、クレメンテの食肉処理場へ辿り着く。
建物内に侵入したヴィトは仲間が監禁されている部屋を見つけ忍び込む。すると中には、天井から吊るされ尋問されているビーンズと護衛のボールズ、そしてルカとその手下たちがいた。それから手下たちと激しい銃撃戦を繰り広げ、2人を救出したヴィトは、何とかルカを捕らえることに成功する。
ルカの始末を2人に任せ、一足先にエディーの元へ戻ったヴィト。その後、汚れてしまった服を着替えて再び店に戻ると、そこにはジョーの姿が。ジョーから、ヴィトとジョーが一緒にファルコーネのファミリーに入れることになったと聞き、喜ぶヴィト。そして店にはレオも来ていた。レオから事情を聞き、ヴィトは約束を果たしてくれたレオに深く感謝する。
その後開かれた会合で、ヴィトとジョーは正式にファルコーネファミリーの一員となる。会合中、ヴィトは今までの長かった道のりを振り返るのであった・・・。
第10章 ルームサービス
スカレッタ家、1951年6月15日
朝、ヴィトは電話のベルで起こされる。エディーからで、電話では話せないからジョーのアパートに今すぐ来いとのことだ。着替えをしてアパートに行くと入口にマーティがいた。ジョーが弟のように可愛がってる坊やだ。
中に入るとカルロ・ファルコーネ、エディー、ジョーが、クレメンテを叩く計画について話し合っていた。クレメンテはエンパイアアームズ・ホテルで大規模な会合を開くらしくそこを狙う算段のようだ。ジョーの計画では、その会合を開くフロアごと爆破するらしい。ファルコーネは電話番号をヴィトに手渡し、計画の報告をしろと言い残し部屋を去った。
ヴィトはなぜマーティが来ているのかとジョーを問い詰めた。ジョーは逃走用の運転手として連れていくと言い張るが、今回はこの街で最も力を持っているファミリーを始末しようという大事な時なのに、子連れは無理だとジョーの説得を試みた。しかし、どうしても連れていくとのことなので、最後まで反対したぞとだけジョーに告げた。
ホテルまでの移動中、マーティはしつこく仕事の内容を聞いてきたが、ジョーがたしなめた。ホテルの地下駐車場に到着し、マーティに待つように指示する。銃を準備しようとしているマーティにジョーは必要ないと伝え、車を後にした。ジョーによると、ホテルの従業員の制服で変装し、該当フロアに潜入するらしい。
予め侵入経路や制服の手配を頼んでいたが、どうもその男が現れず、挙句に中に入れない。仕方なく、ヴィトは別の入口からホテル内に入る事にした。中で制服を調達し、つけひげまで付けて変装完了。運よく、会合が開かれるフロアで掃除が必要になったらしく、すぐにフロアに向かうようクレメンテの部下に指示された。途中、あのヘンリーに出くわす。クレメンテの部下とはいえ、あいつはいい奴だから爆破に巻き込まれないといいな、と話すヴィトとジョー。
フロアに到着するとカーペットに血が着いた会議室に通された。何も理由を聞かずに掃除しろとのことだ。会議室のドアを閉め、テーブルにダイナマイトをセットするジョー。導火線を窓際に準備するヴィト。怪しまれないようにカーペットの掃除もこなす。
爆破は窓拭き用の足場を利用する為、屋上に移動した。屋上にはクレメンテの部下達がいたが、足場を利用する為にはどうしても屋上からの移動が必要だった為、銃撃戦の末、部下達を殲滅した。足場で該当フロアに降り、怪しまれないように窓掃除をこなす。
そして爆破の準備を終え、足場を上昇させてから間もなく、突然フロアが爆発した。勝手に爆発したようだ。足場が激しく揺れる。様子を見に行く為再度フロアに降りると、会議室はメチャクチャで火の海だった。しかし、クレメンテは生き残っていた。運の良い野郎だ。逃げるクレメンテを追うヴィトとジョー。ホテル内では取り逃がし、地下駐車場まで行くと、マーティが撃たれて殺されていた・・・。取り乱すジョーをヴィトがなぐさめ、引き続きクレメンテを車で追う。カーチェイスと銃撃戦の末、クレメンテを始末した。
アパートに戻り、エディーに報告の電話をするジョー。マーティが死んだことを告げると「ガキのことは心配すんな、安い犠牲だ。肝心なのは成功したってことだ」とエディーに言われ、激昂するジョー。マーティを連れていくことを誰も強要していないのに、連れていくと提案したのはジョーなのだから、八つ当たりするなとエディー。ヴィトにも帰ってくれと言い放つ。
ヴィトは、ジョーのアパートを出て自宅に戻り休んでいると、夜中に電話が鳴る。出るとバーテンダーのレオンという男からで、ジョーが店で飲んだくれていて、銃を振り回しながら暴れているから迎えに来てくれとのことだ。仕方なくバーに向かうと、手のつけられない状態のジョーがいた。たしなめて帰ろうとした瞬間、ジョーが握っていた銃を誤って発砲し、なんとバーテンダーを撃って殺してしまった。死体をトランクに詰め、ジョーをアパートまで送り、帰りに車のプレス工場に寄った。死体が入った車をプレスして死体を片付け、やっと家路につくヴィトだった・・・。