PC向け「Kinect」が2012年に登場。50cmから物体が認識できる「Near Mode」を用意

　Microsoftは，PC用の「Kinect」を2012年に発売することを発表した。これはXbox 360用に発売されているKinectを，PC向けに最適化した製品だ。たんにPCで使えるようになるだけではなく，奥行きセンサーとカメラ，ファームウェアなどが改良され，50cmから物体を認識できる「Near Mode」が用意される。Microsoftによると，40cmほどの距離でも認識は可能だが，精度は落ちるとのことだ。とはいえ，ディスプレイと使用者の距離が近いPCでは，必要不可欠な変更点である。
　そのほか，USBケーブルが短くなり，ほかのUSB機器との共存を可能にするドングルも提供される予定だ。

　またMicrosoftは，Kinect向けのソフトウェアを開発する目的で新設された企業に最大2万ドル（約160万円）の補助を行い，投資家にプレゼンテーションする機会を用意する「Kinect Accelerator」を開始し，参加企業を募っている。