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[Gamescom]ナノスーツを使ったスピーディな戦いと豊富なカスタマイズが魅力的な「Crysis 2」のマルチプレイ版が会場でプレイアブル展示
現地時間8月18日はメディアおよび業界関係者向けの日なので,明日19日から一般の来場者に向けたプレイアブル展示が行われることになる。毎年同じことを書いているような気がするが,開発中のゲームをプレイできるなんて,ドイツのゲーマーはうらやましい。
ケルンメッセの会場では,やたらとでっかいElectronic Artsブースの一角にスペースを設け,その中でPC版とXbox 360版のマルチプレイを体験することができた。というわけで,その様子とインプレッションをレポートしたい。させて。
「CryENGINE 2」によるグラフィックスは圧倒的であり,マップなどもよく練り込まれていたのだが,多くのプレイヤーを獲得することはなかったのだ。個人的には,ルールがちょっとやっかいで,マップが広いためゲームのペースがゆっくりめかしら,という印象がある。
Team Instant Actionは,制限時間内のキル数を競うチームデスマッチで,Alien Crash Siteは,エイリアンの宇宙船が落としていった,なんだかよく分からないポッドを敵に先んじて確保し,ポッドを狙ってくる相手チームの攻撃をかわしつつ,より長くポッドを保持していたほうが勝利するというものだ。
プレイヤーは,ナノスーツの機能として「クローク」と「アーマー」をいつでも発動できる。クロークはいうまでもなく,姿を消して敵の背後にこっそり忍び寄ることができ,アーマーは耐弾性を高めてくれる。ヘルスパックなどはなく,体力は自動回復だ。
展示されていたバージョンでは,クラスとして「Assault」「Sniper」そして「Ranger」が用意されていたが,製品版ではもうちょっと増えるようだ。クラスの違いは,武器セットの違いとなる。もっとも,レベル制が導入されていて,ある程度のレベルに達したら「カスタムクラス」の作成が可能になるため,クラスの数はあまり重要ではない。
武器に取り付けるレーザーポインターやドットサイトなど,よくあるものから,ナノスーツのクローク機能をパワーアップするようなものまで,アイテムは豊富に用意されるという。クローク機能をパワーアップすれば,普通はうっすら見えている影が見えなくなったり,透明でいられる時間が長くなったりするのだ。
現地時間8月17日に行われたElectronic Artsのプレスカンファレンスで,マルチプレイの様子が公開され,その最後,「これってムービーじゃないの?」と思えるくらい順調にゲームを進めていたプレイヤーの前にエイリアンの宇宙船が出現し,機銃掃射によってなすすべなくやられてしまうシーンが確認できた。考えてみれば,それがその特殊機能だったというわけだ。ドッグタグは,こちらがやられるとゼロに戻ってしまうので,つまりこれは,連続キルで得られるボーナスというわけで,「Call of Duty」シリーズのマルチプレイの「Perk」と同趣向の仕掛けだ。
例によって,実際にプレイした結果はどうだったのか? については聞いてほしくない気持ちでいっぱいだが,歩兵同士のスピーディな戦いとナノスーツによる戦略性の高さ,そして相変わらず見事なグラフィックスは魅力十分だ。パワーアップアイテムのアンロックや,ドッグタグによる特殊能力など,最近の流行を抜かりなく取り入れており,マルチプレイFPSビギナーでも十分にプレイできそうだ。
2010年の発売は延期されてしまったが,北米では2011年3月22日,ヨーロッパでは3月25日というリリース予定日が発表されたCrysis 2。日本での発売予定は現在のところ発表されていないが,マルチプレイFPSを好むゲーマーにも注目してほしいタイトルだ。
「Crysis 2」公式サイト(要年齢認証)
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(C)2011 Crytek GmbH. All Rights Reserved. Crysis, Crytek and CryEngine are trademarks of Crytek GmbH. EA and the EA logo are trademarks of Electronic Arts Inc. All other trademarks are the property of their respective owners.
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