量子ドット有機EL採用で映像美を楽しむゲームもeスポーツもOKなゲーマー向けディスプレイがAlienwareから

　2024年2月6日，Dell Technologiesの日本法人であるデル・テクノロジーズは，ゲーマー向け製品ブランド「Alienware」から，量子ドット有機ELパネルを採用するディスプレイ「Alienware 32 4K QD-OLED Gaming Monitor AW3225QF」（以下，AW3225QF）と「Alienware 27-inch 360Hz QD-OLED Gaming Monitor AW2725DF」（以下，AW2725DF）を発売した。
　税込価格は順に15万9800円，11万9800円となっている。

AW3225QF

　AW3225QFは，31.6インチサイズで解像度3840×2160ドットの湾曲型量子ドット有機ELパネルを採用するディスプレイだ。量子ドット技術を用いた有機ELパネルにより，優れた色表現力やコントラストの高さを誇り，Dolby LaboratoriesのHDR関連規格「Dolby Vision」や，VESAのHDR関連規格「DisplayHDR True Black 400」にも準拠している。

　4K解像度のゲーマー向け液晶ディスプレイは，垂直最大リフレッシュレートが144Hz程度であるが，AW3225QFは最大240Hzにも達している。さらに，高リフレッシュレート表示が可能な点も見どころだ。HDMI 2.1の可変リフレッシュレート（VRR）や，VESAのディスプレイ同期技術「Adaptive-Sync」に対応しており，NVIDIA独自のディスプレイ同期技術「G-SYNC Compatible Monitors」認証も取得している。

曲率は1700R（＝半径1700mmの円を描くカーブ）と，きつめの湾曲を付けていて，没入感を高めている

背面にあるエイリアンフェイスや「32」のシンボルは，カラーLEDイルミネーションで光る

　一方のAW2725DFは，26.7インチサイズで解像度2560×1440ドットの量子ドット有機ELパネルを採用するディスプレイである。一回り小さい一方で，垂直最大リフレッシュレートが360Hzと，eスポーツのプロ用途にも耐えうる点が大きな特徴だ。AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync Premium Pro」やAdaptive-Sync，HDMI 2.1 VRRにも対応する。

　また，Dolby Vision認証は取得していないが，DisplayHDR True Black 400認証は取得しており，色表現力とコントラスト比に優れる点は，AW3225QFに劣らない。

AW2725DF。パネルはフラットで湾曲はしていない

AW2725DFの背面

　どちらも，量子ドット有機ELパネルの高画質と応答速度の速さという利点を生かした製品であり，eスポーツ向けの超高リフレッシュレートと，映像美を楽しめる高画質の両立をもとめる欲張りなゲーマーにはもってこいのディスプレイとなりそうだ。

DellのAW3225QF製品情報ページ

DellのAW2725DFAW2725DF製品情報ページ