ニュース
Dell,ALIENWAREとDell Gの新型ノートPCを発表。第2世代ALIENWARE m15&m17はキーボードがNキーロールオーバー対応に
とくに注目なのは,ALIENWAREの新型ノートPCである「ALIENWARE m15 R2」および「ALIENWARE m17 R2」で,第1世代の2018年モデルにおける唯一かつ最大の問題点であったキーボードが,Nキーロールオーバー対応となったとのことだ。
発表となった製品ラインナップは以下のとおり。
●ALIENWAREブランド
- ALIENWARE m15 R2:15.6インチ級ノートPC
- ALIENWARE m17 R2:17.3インチ級ノートPC
- ALIENWARE 7.1 Gaming Headset AW510H:USBおよびアナログ接続型ヘッドセット。7.1chバーチャルサラウンドサウンド対応
- ALIENWARE Stereo Gaming Headset AW310H:アナログ接続型ステレオヘッドセット
●Dell Gブランド
- Dell G3 15(3590):15.6インチ級ノートPC
ALIENWARE m15 R2
ALIENWARE m15 R2は,15.6インチサイズのディスプレイを備えたノートPCである。世界市場では2019年6月11日発売の予定で,価格は1499.99ドル(約16万4000円,税別)からとなっている。
GPUは,以下の5種類から選択可能だ。
- GeForce RTX 2080 with Max-Q Design
- GeForce RTX 2070 with Max-Q Design
- GeForce RTX 2060
- GeForce GTX 1660 Ti
- GeForce GTX 1650
また,CPUはノートPC向け第9世代Coreプロセッサの4種類から選択可能である。
- Core i9-9980HK(8C16T,定格2.4GHz,最大5GHz,共有L3キャッシュ容量16MB)
- Core i9-9880H(8C16T,定格2.3GHz,最大4.8GHz,共有L3キャッシュ容量16MB)
- Core i7-9750H(6C12T,定格2.6GHz,最大4.5GHz,共有L3キャッシュ容量12MB)
- Core i5-9300H(4C8T,定格2.4GHz,最大4.1GHz,共有L3キャッシュ容量8MB)
注目のキーボードは,Nキーロールオーバーに対応しただけでなく,第1世代モデルが10キー付きキーボードを採用していたのに対して,10キーレスタイプへと変更されたのもポイントだ。キーボードの変更に合わせて,第1世代モデルでは中央から左に寄った位置に配置されていたタッチパッドも,中心近くに配置が変更となっている。
10キーの有無やタッチパッドの位置は,ユーザーによって評価は異なるかもしれないが,国内における多くのゲーマーからは,歓迎されるのではないだろうか。
ALIENWARE m15 R2は,ディスプレイパネルも複数から選択可能である。とくに,1920
ALIENWARE m17 R2
2019年1月に第1世代モデルが登場したばかりのALIENWARE m17も,Nキーロールオーバーに対応するキーボードを備えた第2世代モデルのALIENWARE m17 R2となった。10キー付きキーボードと,左側に寄った配置のタッチパッドを備える点は変わっていない。
選択可能なGPUとCPUは,ALIENWARE m15 R2とまったく同じだ。
一方で,ディスプレイの選択肢は少なく,17.3インチサイズで解像度は1920
世界市場での発売日は2019年6月11日で,価格は1499.99ドル(約16万4000円,税別)からと,こちらもALIENWARE m15 R2とまったく同じだ。
ヘッドセットについても簡単に説明しておこう。
ALIENWAREブランドの新型ヘッドセット2製品は,どちらも「ALIENWARE Area-51m」と共通の意匠を持つ独特のデザインを採用しているのが見どころだ。
ALIENWARE 7.1 Gaming Headset AW510H(以下,AW510H)は,USBおよび4極4.5mmミニピンによるアナログ接続に対応するワイヤードヘッドセットである。
PCとUSBで接続した場合,インラインタイプのUSB DACを利用することで,「Alienware Immersive Audio」と称する7.1chサラウンドサウンド再生機能を利用できる。
一方,ALIENWARE Stereo Gaming Headset AW310H(以下,AW301H)は,AW510HからUSB DAC内蔵ケーブルを省略したような製品で,ヘッドフォンドライバー周りの仕様はまったく変わらない。
両製品とも,装着感の良さが特徴の1つで,長時間使用し続けても疲れにくいイヤーパッドやヘッドバンドを採用しているとのことだ。
世界市場での発売日は7月31日の予定で,価格はAW510Hが99.99ドル(約1万900円,税別),AW310Hが79.99ドル(約8700円,税別)である。
Dell G3 15(3590)
Dell Gブランドの新型ノートPCとしては,エントリー市場向けの「Dell G3 15(3590)」が発表となった。世界市場で5月28日の発売で,価格は799ドル(約87400円,税別)となっている。
2018年4月に登場した「Dell G3 15(3579)」の後継機種となるDell G3 15(3590)は,筐体デザインを一新し,ディスプレイ部分左右のベゼルが狭い狭額縁仕様が特徴だ。
搭載CPUは,本稿執筆時点ではIntelの製品リストにない「Core i7-9750HQ」(6C12T,定格未公開,最大4.5GHz,共有L3キャッシュ容量12MB)か,「Core i5-9300HQ」(4C8T,定格未公開,最大4.1GHz,共有L3キャッシュ容量8MB)のいずれか。GPUはノートPC向けのGeForce GTX 1660 Tiか,GeForce GTX 1650,あるいは「GeForce GTX 1050 3GB」を採用する製品がラインナップされるそうだ。
ディスプレイは15.6インチサイズ,解像度1920×1080ドットの液晶パネルであるが,垂直60Hz対応で最大輝度220nit,垂直60Hz対応で最大輝度300nit,そして垂直144Hz対応で最大輝度300nitという3つのバリエーションがあるとのことだ。
上位モデルの価格次第では,魅力的な製品となりそうに思える。
Dellのゲーマー向けPC製品情報ページ
COMPUTEX TAIPEI 2019取材記事一覧
キーワード
(C)2012 Dell