ニュース
[E3 2016]ゲーマー向けPC「ALIENWARE」の新製品が発表に。超小型PC「ALIENWARE Alpha」は外付けグラフィックスボックス対応
いずれの製品も,6月14日に開幕となるE3 2016の会場で実機お披露目となり,北米市場では同日より販売も始まるとのことだが,現時点でBTO構成価格は明らかになっていない。もちろん,日本市場における販売計画も未公表だ。
以下,発表になった4製品の概要を順にチェックしてみよう。
ALIENWARE Aurora
ミドルタワー型筐体を採用するデスクトップPCのALIENWARE Auroraは,筐体デザインの一新がトピックだ。天板部のデザインや,側面で3方向に走るLEDイルミネーションなどからは,最上位モデルであるALIENWARE Area-51の現行モデルと共通したデザインの方向性を感じられるが,ポイントとしては,GeForce 10シリーズのGPUを搭載するグラフィックスカードの2枚差しや,簡易液冷クーラーなど,高スペックを追求した構成を行える点にあるという。
ALIENWARE Alpha
超小型デスクトップPCALIENWARE Alpha(以下,Alpha)の新製品も登場した。これは,Dellのコンシューマ向けPC部門を統括するRaymond Wah(レイモンド・ワー)氏が,COMPUTEX TAIPEI 2016のタイミングで登場を予告していたものだ。
新型Alphaは,Alienware独自の外付けグラフィックスボックスである「ALIENWARE Graphics Amplifier」に対応したのが最大の特徴。ALIENWARE Graphics Amplifierを利用することで,AlphaでもVRゲームや4K解像度でのゲームをプレイできるようになるという。
写真を見る限り,筐体のサイズやデザインは変わっていないようだが,内蔵GPUは「GeForce GTX 960」に変更したとのこと。GeForce GTX 960を名乗るOEM向けモデルのなかには,デスクトップ向けと異なるスペックのものもあったりするので(関連記事),必ずしも直接的な性能差が大きいとは限らないが,少なくとも,「GeForce GTX 860M」ベースだった従来機と比べ,単体での3D性能は確実に向上しているはずだ。さらに,“新しい”Radeonをオプションとして選択可能とのことだが,どんなGPUを選択できるのか,詳細は今のところ明らかになっていない。
なお,AlphaのSteam OS版である「ALIENWARE Steam Machine」も,新製品の登場に合わせて刷新するとのことだ。
ALIENWARE Area-51
筐体などの基本仕様は変わらないが,CPUにBroadwell-E世代のCore i7プロセッサを採用し,グラフィックスカードにはGeForce 10シリーズ搭載モデルを選択できるようになっているとのことだ。
ALIENWARE 13 OLED
搭載する有機ELディスプレイパネルはSamsung Electronics製で,コントラスト比が10万:1,応答速度は約1msというスペックを備えて,高い彩度を実現するとのこと。液晶パネルを超える表示品質を実現できそうで,国内販売が今から楽しみだ。
なお,搭載CPUやGPUといったスペックは公表されていない。
Dellによる当該プレスリリース(英語)
ALIENWARE 公式Webサイト
- 関連タイトル:
Alienware
- この記事のURL:
キーワード
(C)2012 Dell