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【PR】もはや“エントリークラス”ではない。第3世代ALIENWARE M11xは速かった
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印刷2011/11/11 12:00

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【PR】もはや“エントリークラス”ではない。第3世代ALIENWARE M11xは速かった

画像集#025のサムネイル/【PR】もはや“エントリークラス”ではない。第3世代ALIENWARE M11xは速かった

ALIENWARE M11x ベーシックパッケージ
BTO標準構成価格:8万9980円(※2011年11月11日現在)
デルの直販サイトで購入する
画像集#002のサムネイル/【PR】もはや“エントリークラス”ではない。第3世代ALIENWARE M11xは速かった
 ほとんどモバイルノートPCのようなサイズながら,高性能CPUと単体GPUを搭載することで3Dゲームをプレイ可能にしたAlienware製ノートPC,「ALIENWARE M11x」。どうしても筐体が大きくなりがちなゲーマー向けノートPCの世界にあって,唯一とも言っていい貴重な選択肢だけに,その名前を憶えている読者も多いことだろう。

 実は,そんなALIENWARE M11xが,2011年春に第3世代モデルへと進化を遂げている。海外では「ALIENWARE M11x R3」と呼ばれることも多い第3世代モデルでは,「Sandy Bridge」として知られる第2世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを搭載してきたり,DirectX 11世代のGPUを採用したりと,基本スペックの大幅な引き上げを果たしているのが特徴だ。

 従来のALIENWARE M11xは,搭載部品の発熱と,筐体の制約から,3D性能はエントリークラスに留まっていたが,スペックが跳ね上がった第3世代モデルはどうだろうか。この機会に,ALIENWARE M11xというノートPCを見つめ直してみたい。

デルの製品情報ページでALIENWARE M11xをチェックする

ALIENWARE×4Gamer 特設ページへ移動する



11.6インチ液晶パネルを採用した小型筐体に

最大2.6GHz動作のCPUと96SP仕様のGPUを搭載


画像集#003のサムネイル/【PR】もはや“エントリークラス”ではない。第3世代ALIENWARE M11xは速かった
本体カラーは「ステルスブラック」と「ネブラレッド」の2色。今回入手したのは前者となる。ALIENWARE M11xのベーシックパッケージだと価格は8万9980円(税込)のところ,今回のBTO構成では11万665円(税込)だ(※いずれも2011年11月11日現在)
画像集#004のサムネイル/【PR】もはや“エントリークラス”ではない。第3世代ALIENWARE M11xは速かった
ALIENWARE M11x R2だと前世代のインテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを搭載していたのに対し,ALIENWARE M11x R3が搭載するのは第2世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー。もちろん貼られているバッジも異なる
 検証に用いる2台のALIENWARE M11xを区別すべく,第3世代モデルをALIENWARE M11x R3,第2世代モデルをALIENWARE M11x R2と呼ぶことにするが,今回用意したALIENWARE M11x R3は,最も安価な「ALIENWARE M11x ベーシックパッケージ」をベースとしつつ,CPUを「インテル® Core™ i7-2617M プロセッサー」,ストレージを容量500GBのHDDへとそれぞれ変更したモデルだ。

 インテル® Core™ i7-2617M プロセッサーは,消費電力の目安となるTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)がわずか17Wという低さが魅力のデュアルコアCPUだ。「インテル® ハイパースレッディング・テクノロジー」(※1)により2コア4スレッド動作するほか,「インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー 2.0」(※2)により,定格1.5GHz動作のところ,負荷状況に応じて2.6GHzまで自動的にクロックアップするのも大きな特徴となっている。
 あまり負荷のかかっていないときは消費電力を極力抑え,必要になったら動作クロックを70%も引き上げられるというのは,持ち運べるゲーマー向けノートPCとしてのALIENWARE M11xによく合っている印象である。

画像集#005のサムネイル/【PR】もはや“エントリークラス”ではない。第3世代ALIENWARE M11xは速かった
 組み合わされるGPUは,ALIENWARE M11x R3でBTOオプションに関わらず共通して採用されている「GeForce GT 540M」(以下,GT 540M)。DirectX 11対応で,96基のCUDA Coreを内蔵するモデルだ。CUDA Coreを基準に喩えるなら,デスクトップPC向けGPU「GeForce GT 440」に近いスペックといえる。
 ALIENWARE M11x R2の場合,DirectX 10対応で72基のCUDA Coreを内蔵した「GeForce GT 335M」を搭載し,グラフィックスメモリ容量は1GBとなっていたので,スペックは相当に高められているといえるだろう。

CPUとGPUの熱は,本体正面向かって左手奥の底面部に用意されたクーラーによって冷却される。本体正面側の底面には,北米のスピーカーメーカーであるKlipsch(クリプシュ)との協業によるステレオスピーカーも内蔵される
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 なお,「Optimus」(Optimus Technology)により,CPU側のグラフィックス機能とGPUを負荷に応じて切り替えられるのは,ALIENWARE M11x R2から変わっていない。

ALIENWARE M11x R3(左)とALIENWARE M11x R2(右)を並べたところ。ぱっと見る限り,違いはない
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 ちなみに,ALIENWARE M11x R3の筐体デザインも,基本的にはALIENWARE M11x R2と同じ。11.6インチ液晶パネルの解像度が1366×768ドットである点や,AlienwareのPCでおなじみのカスタマイズ用ソフトウェア「ALIENWARE Command Center」からLEDイルミネーションや省電力設定,タッチパッド設定などを行えるようになっているのも従来製品と同じだ。
 そのため,外観から区別するのは少々難しいが,よく見ると,本体右側面に2つ並んだUSBポートがUSB 3.0対応へと変わっており,インタフェース周りが充実していることが分かる。

ALIENWARE M11x R3の左右インタフェース群。向かって右側には3.5mmミニピン×3(ヘッドフォン出力×2,マイク入力×1)と並んで,SS(SuperSpeed)マークの入ったUSB 3.0端子が2つ用意される。左側がDisplayPort,HDMI,USB 2.0,1000BASE-T LAN,IEEE 1394各1とマルチカードリーダーになっているのはALIENWARE M11x R2から変わっていない
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ALIENWARE M11x R2と直接比較

CPUとGPUのスペック向上で性能はどれだけ上がるか


キーボードは日本語配列。多少窮屈な部分もあるが,メインの文字キー部分は打鍵しやすい
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 というわけで,冒頭でもお知らせしたとおり,今回はALIENWARE M11x R2と比較してみよう。用意した2製品の主なスペックはにまとめたとおりで,主な違いはCPUとGPUなので,そこが3Dゲームを前にしたときどういった違いを見せるのかがチェックポイントとなる。
 ちなみに両製品はストレージの仕様も異なるが,ALIENWARE M11x R3でもBTOオプションでSSDはいくつか選択可能だ。

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 テスト方法は基本的に4Gamerのベンチマークレギュレーション11.1準拠だが,ALIENWARE M11x R2がDirectX 11に対応していないため,いくつか変更がある。まず,「3DMark 11」の代わりに,レギュレーション10世代から「3DMark06」(Build 1.2.0)を採用。また,「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」(以下,STALKER CoP)と「Battlefield: Bad Company 2」(以下,BFBC2)の2タイトルでは,設定ファイルの書き換えによりDirectX 10モードで動作させることにした。

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 さらに「DiRT 3」では,DirectX動作モードの設定を行っても条件が揃わないため,ALIENWARE M11x R3はDirectX 11モード,ALIENWARE M11x R2はDirectX 9モードで動作させることにし,さらに,負荷状況をDirectX 9モードに近いほうで揃えるべく,MEDIUMプリセットを選択していることもお断りしておきたい。DirectX 11モードでは「AMBIENT OCCLUSION」を無効化できないなど,ALIENWARE M11x R3にとって若干不利なスコアが出る可能性を排除できないため,今回掲載するDiRT 3のスコアは参考程度に考えてもらえればと思う。なお,テストスケジュールの都合上,今回「Sid Meier's Civilization V」は省略している。

 テスト解像度は,パネル解像度である1366×768ドットと1280×720ドットの2つを選択。アンチエイリアシングやテクスチャフィルタリングを適用しない「標準設定」「低負荷設定」で,スコアをチェックしていく。


前世代品より安定して速いALIENWARE M11x R3

とくにCPUが“効く”局面で大きな伸びを確認


 では,テスト結果の考察に移ろう。グラフ1は3DMark06の総合スコアをまとめたものだが,ALIENWARE M11x R3のスコアはALIENWARE M11x R2より23〜24%高い。CPUとGPUのスペックがまんべんなく向上したプラスの影響はかなり大きいと見てよさそうだ。

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 グラフ2,3はSTALKER CoPから,最も負荷の低い「Day」と逆に最も高い「SunShafts」,2つのシークエンスにおける平均フレームレートをまとめたものだ。
 SunShaftsシークエンスはハイエンドクラスのGPUでないと高いスコアは得られないため,絶対的なスコアが10fps台なのは仕方がないものの,むしろここでは,Dayで14〜20%という両製品のスコア差が,SunShaftsでは35〜36%へ広がっていることに注目しておきたい。SunShaftsシークエンスはGPU性能とグラフィックスメモリ性能が問われるテストなので,GTX 540Mのスペックが“効いている”と考えられる。

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 続いてはBFBC2の結果だ。グラフ4を見ると,ALIENWARE M11x R3と同R2のスコア差は36〜46%で,いっそう広がっている。BFBC2ではGPU性能とCPU性能のどちらもスコアを左右する要因となりやすいため,両方の性能に優れるALIENWARE M11x R3が前世代品を引き離しているわけだ。ALIENWARE M11x R2の場合,グラフィックスメモリの一部がシステムメモリと共用だったのに対し,ALIENWARE M11x R3では100%グラフィックス向けというのも影響していると思われる。

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 一方,DirectX 9ベースのタイトルであり,GPU性能を素直に反映するタイトルであるため,多くの3Dオンラインゲームをプレイするときの指針となる「Call of Duty 4: Modern Warfare」(以下,Call of Duty 4)だと,ALIENWARE M11x R3と同R2のスコア差はそれほど生じない(グラフ5)。ALIENWARE M11x R2は3Dオンラインゲーム用として十分な性能を持っていたが,1366×768ドット設定時のスコアを見るにつけ,ALIENWARE M11x R3なら,パネルのネイティブ解像度でプレイするときの余裕がさらに増した,といったところだ。

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 グラフ6は,メモリ周りの性能がスコアを左右しやすい「Just Cause 2」のテスト結果だが,ここで両者のスコア差は42〜53%。グラフィックスメモリと,インテル® Core™ i7-2617M プロセッサーが持つキャッシュ周りの性能が遺憾なく発揮されている格好である。

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 最後に参考として示したのが,グラフ7のDiRT 3である。DiRT3だと,両製品のスコア差は13〜15%なので,3DMark06などと似た傾向といっていいだろう。厳正を期すと両製品でグラフィックス設定が異なるというのは先ほどお伝えしたとおりだが,若干不利な条件でありながら,レギュレーション11.1で合格点とした40fpsを大きく上回っているのは評価できるポイントといえる。

画像集#023のサムネイル/【PR】もはや“エントリークラス”ではない。第3世代ALIENWARE M11xは速かった

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 ところで,11.6インチという,モバイル用途も十分に想定され得るノートPCの場合,購入時の取捨選択にあたって消費電力が重要な要素となるのは言うまでもない。ACアダプタ駆動でゲームをプレイしているときも,消費電力は少ないに越したことはない。
 では,ALIENWARE M11x R3とALIENWARE M11x R2の消費電力傾向は実際のところどの程度異なるのか。ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を用いて,システム全体の消費電力を測定してみよう。テストにあたっては,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」,各アプリケーションベンチマークを実行したとき最も高い消費電力値を記録した時点を,タイトルごとの実行時としてまとめたものがグラフ8だ。

 まず注目したいのはアイドル時で,ALIENWARE M11x R2が27Wと十分に低いところ,ALIENWARE M11x R3ではそこからさらに11W低い値を叩き出している。より省電力化の進んでいる第2世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを搭載する効果がはっきり出たと言える。
 一方,アプリケーション実行時はさすがにALIENWARE M11x R2のスコアを上回ったが,それでも上昇幅率は2〜14%程度。ワット数で言えば2〜9Wだ。最大で50%を超えてきた性能向上率とのトレードオフとしては許容範囲といっていいだろう。

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前世代モデルをあらゆる面で圧倒

唯一無二の選択肢が使い勝手をまた増した


十二分に持ち運べる大きさのALIENWARE M11x R3。携行用のロゴ入りケースが付属する
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 公衆無線LANの充実や,長時間利用できるMobile WiMAXルーターの普及などによって,外出先でもオンラインゲームをプレイできる環境というのは,次第に整いつつある。場所を問わずにゲームをプレイしたいというALIENWARE M11xにとって,ようやく時代が追いついてきたわけだが,そんな流れにあって,肝心要のALIENWARE M11x R3が前世代モデルを圧倒する3Dゲーム性能を獲得してきたというのは,実に大きな出来事だ。従来モデルは“エントリー中のエントリー”という3D性能だったが,ALIENWARE M11x R3でそれより一段上のレベルに達してきたのは大きい。
 もちろん,それでも「パワフルなマシン」というわけではないため,据え置きのゲームノートPCを探している人にはALIENWARE M14x以上を勧めるが,可搬性を最大限に重視しつつ,ゲーム性能にもこだわりたいという人にとって,今回のALIENWARE M11x R3は,相当に完成度の高いノートPCに仕上がっているといえるだろう。

 BTOオプション次第では10万円を大きく下回る価格で購入でき,一方でSSDによるWindowsの体感性能改善も可能と,使い方に合わせてカスタマイズできるのも大きな魅力だ。
 唯一無二のモバイルゲームPCが使い勝手を大きく向上させてきた。このことを心から歓迎したい。

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Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Core、Core Insideは、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporationの商標です。

※1 (HT) 一部のインテル® Core™ プロセッサーで利用できます。インテル® ハイパースレッディング・テクノロジー(インテル® HT テクノロジー) に対応したシステムが必要です。各PC メーカーにお問い合わせください。性能は、使用するハードウェアやソフトウェアによって異なります。HT テクノロジーに対応したプロセッサーの情報など、詳細については、http://www.intel.co.jp/jp/products/ht/hyperthreading_more.htm を参照してください。

※2 インテル® ターボ・ブースト・テクノロジーに対応したシステムが必要です。 インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0 は次世代のインテル® ターボ・ブースト・テクノロジーであり、第2世代インテル® Core™ i5 プロセッサーおよびインテル® Core™ i7 プロセッサーでのみ利用可能です。実際の性能はハードウェア、ソフトウェア、システム構成によって異なります。詳細については、http://www.intel.co.jp/jp/technology/turboboost/ を参照してください。
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