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【PR】これは“ガチ対戦”向けだ。「ALIENWARE M17x」の120Hz液晶モデルが持つポテンシャルに感嘆する
デルのゲーマー向けPCブランド「ALIENWARE」(エイリアンウェア)における主力製品の1つが,17.3インチ液晶パネルを搭載したノートPC「ALIENWARE M17x」だ。
また,先に4Gamerでレポート記事をお伝えしたように,Radeon HD 6000Mシリーズの最上位モデル「Radeon HD 6970M」がBTOオプションとして用意されていたり,2011年6月28日にNVIDIAから発表されたばかりのハイエンドGPU「GeForce GTX 580M」がいち早くBTOオプションに追加されたりと,GPUのBTOオプションが豊富なのも,ゲーマー的にはありがたいところだ。
もちろん,基本的には「3D立体視でゲームなどを楽しめます」というのがこのモデルのウリなのだが,実のところ本機の魅力は,それだけに留まらない。そう,3D Visionに対応した液晶パネルは,垂直リフレッシュレート120Hzで駆動するため,3D Visionモデルなら,3Dゲームの120Hz表示が可能なのである。
今回は,そんなALIENWARE M17xの3D Visionモデルを使って,何が可能なのかを考えてみたい。
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持って運べる大型ノートPC
LEDイルミネーションで個性を発揮
冒頭でお伝えしたとおり,4Gamerでは一度,Radeon HD 6970M搭載のALIENWARE M17xを紹介しているが,同じ第3世代品ということで,外側から見た印象はまったく同じだ。先に紹介した個体は,2色用意された本体カラーから「マット・ステルス・ブラック」を採用していたが,今回の3D Visionモデルは,赤というより朱に近い「マット・ネブラ・レッド」仕様である。天板や側板の肌触りはソフトで,触り心地がいい。
本体両サイドの各種インタフェース群で目立つのは,USB 3.0×2と,「入力用」のHDMIポートが用意されている点だ。後者の使い勝手は後ほど検証するが,HDMI出力に対応したゲーム機をつなぐと,外部ディスプレイとして利用できるという汎用性の高さは目を引く。
LANパーティなどへ持ち出すことが想定されているAlienwareのノートPCだけに,標準でロゴ入りカバーが付属する |
付属のACアダプタは小さくはないものの薄いので,鞄の中に入れてもあまりかさばらない |
また,Alienware自体がもともと,LANパーティなどが盛んな欧米市場をターゲットに立ち上がったものということもあって,ALIENWARE M17xは,ナップザックなどに突っ込んで持ち運ぶのも容易になっている。
個人的には,ALIENWARE M17xを購入したらぜひ一度体験してほしいと思うのだが,週末などにPCを友人宅へ持ち込んでLAN対戦したりするというのは,マルチプレイタイトルなどの遊び方を相当に広げてくれる。お互いの顔が見える距離でのゲームプレイは,オンラインとはまったく異なる楽しみを生んでくれるし,上達のための練習も,ボイスチャット越しでやるよりずっと効率がいいのだ。
キーボードは,10キーを搭載しつつ,カーソルキー周りがやや変則的な日本語105キー仕様となっている |
FPSでホームポジションの1つとなる[S]キーに4点の突起が用意されており,プレイ中に判別しやすい |
ただ,追加投資に抵抗がないなら,角度を付け,ノートPCを立てかけられるように設置できるタイプのノートPCスタンドを購入するのも手だ。立てかけられるタイプのスタンドだと,液晶パネルにほぼ正面から相対できるようになるうえ,空いたスペースにゲーマー向けキーボードを設置することも可能になる。もちろん,マウスパッド用のスペースも広く取れるようになるので,ぜひ一度検討してみてほしい。
そんなキーボードの手前に置かれたタッチパッドは標準的な操作感だが,これでゲームをプレイしようという人はおそらくいないはずなので,大きな問題ではない。USBポートが本体の左右に散っているため,左右どちら利きでもゲーマー向けマウスを取り回しやすいことのほうがむしろメリットだろう。
ちなみにタッチパッドは[Fn]+[F12]キーで有効と無効を瞬時に切り替えられるため,ゲーム中に誤動作する心配はまずもって無用である。
ボタン群右端,円を4つの矢印で囲むようなマークのボタンがALIENWARE Command Center起動用だ |
AlienFXの設定中。明滅のテンポも設定でき,それらはプロファイルとして複数個保存できるので,自宅では大人しく,外出先では派手にといった使い分けも可能 |
ALIENWARE Command Centerには,LEDイルミネーションのカスタマイズを行う「AlienFX」や,省電力設定設定を行える「AlienFusion」,タッチパッドの設定が可能な「AlienTouch」といった機能群が用意されているが,誰が見ても目を引くという観点からすると,一押しはAlienFXということになるだろう。
AlienFXを利用すれば,キートップ4か所やスピーカー部などを点灯させたり,明滅させたりできるので,友人知人の注目を集めること請け合いだ。
このほかBTO標準構成のスペックは表のとおりとなる。
120Hzリフレッシュレート対応で
圧倒的に滑らかなゲーム環境を実現
さて,冒頭で述べたとおり,第3世代ALIENWARE M17xの3D Visionモデルは,液晶パネルが垂直リフレッシュレート120Hzで動作する。
これはどういうメリットをもたらすのか。60Hzのリフレッシュレートで駆動する一般的な液晶ディスプレイと比べて,画面の書き換え速度が単純に2倍となるため,ゲーム画面の動きが滑らかになるのだ。
その違いは並べて見比べるまでもなく,文字どおり「一目瞭然」。FPSで,ヌルヌルと動く視点は感動的ですらあり,また,より多くの描画フレームを視認できることは,FPSのマルチプレイ時にそのまま優位性となるため,他のゲーマーに差を付けたいならもってこいの要素というわけだ。最近は偏光方式などを採用した立体視対応ディスプレイも少なくないが,それらでは120Hz表示に対応しないので,これは3D Visionに対応したALIENWARE M17xならではのメリットといえる。
また,ゲーマー向けマウスには,一般的なマウスの125Hzよりも高いレポートレートでデータ転送できるものが多いが,そういったマウスを120HzリフレッシュレートのALIENWARE M17xで動かすと,ポインタの動きが明らかに滑らかになっているのも体感できる。
今回は「Team Fortress 2」(以下,TF2)と「Alliance of Variant Arms」(以下,AVA)の2タイトルをプレイしてみたが,いずれのテストにおいても液晶パネルは120Hz駆動した。
TF2の場合は,ゲーム側の解像度を1920×1080ドットに設定すると,そのほかのグラフィックス設定をすべて最低に落としても,「広い空間で,かつオブジェクトが多い」という限定的な条件ではフレームレートが100fpsを割り込むケースがあったが,マルチプレイFPSを1920×1080ドットでプレイすることはあまりないので,このあたりは適宜解像度を下げればまったく問題ない。
またAVAでは,1920×1080ドット,グラフィックス設定を「自動」にした状態で,テストした限り,すべてのシーンで安定して100fps以上をキープしている。
画質にこだわるなら,Radeon HD 6970MやGeForce GTX 580M搭載モデル,フレームレート重視ならGeForce GTX 460M搭載の3D Visionモデルを選択するのが正しい選択ということになりそうだ(※現時点ではGeForce GTX 580M搭載の3D Visionモデルは選択できないが,これが選択できるようになれば,両方を追い求める人向けになるはずである)。
「で,実際のところ,GeForce GTX 460M搭載の3D Visionモデルって,どれくらいの性能があるの?」という人のため,「3DMark 11」(Version 1.0.2)を実行してみた結果が下のスクリーンショットだ。「Performance」プリセットのスコアからすると,“デスクトップPC向けGPU換算”でエントリークラスの上位モデル並みといったところである。
表示遅延の少ない液晶パネルで
対戦ゲームも安心
垂直リフレッシュレート120Hz対応で滑らかな動きが得られる第3世代ALIENWARE M17xの3D Visionモデルだが,FPSのマルチプレイや格闘ゲームなどで重要になる表示遅延のほうはどうだろうか。
今回は,同じくAlienware製となる,3D Vision対応の23インチワイド液晶ディスプレイ「ALIENWARE OptX AW2310」を比較対象として用意。ALIENWARE M17xがHDMI入力を持つことから,別途用意したHDMI出力用PCから,HDMIスプリッタを介してALIENWARE M17xとALIENWARE OptX AW2310との2台に同じ画面を出力し,液晶ディスプレイの表示遅延を計測するソフトウェア「LCD Delay Checker」(Version 1.4)を実行してみることにした。
その結果が下のムービーだ。ここでは240fps撮影することで,遅延をより分かりやすくさせている。左がALIENWARE M17xである。
こちらは同じテストの一部を写真で撮影したもの。外周のドットに注目してほしい。ALIENWARE M17xのほうがALIENWARE OptX AW2310より先に進んでいるのが分かる |
本体底面。任意の文字列を刻印できるプレートが目を引くが,その横に「AUDIO POWERED BY Klipsch」とある点もポイント |
実際,Xbox 360とALIENWARE M17xをHDMIケーブルで接続し,「スーパーストリートファイターIV アーケードエディション」をプレイしてみたが,“Xbox 360用液晶ディスプレイ”として使ったときのALIENWARE M17xに,表示面での違和感はまったくない。HDMI入力時は,サウンドを本体内蔵スピーカーから再生できるが,その音質も十分。ゲーム機の出力先としても,ALIENWARE M17xは相当に優秀と述べていい。
ゲームをより深く遊び込むのに
最適なノートPC,それがALIENWARE M17x
もちろん,3D Vision対応PCとしての使い勝手も注目に値する。前述のとおり,エミッタが本体に内蔵されているため,付属のアクティブシャッター式メガネをかけ,NVIDIAコントロールパネルから3D Visionを有効化するだけで3D立体視を楽しめるのは,実にお手軽だ。
ただ,第3世代ALIENWARE M17xの3D Visionモデルには,マルチプレイ&オンライン専用FPSや,格闘ゲームなどでガチ対戦を望む人から見たとき,上位モデルを差し置いても選びたくなる魅力が備わっているのも,また確かである。非常に尖った製品だけに,「120Hz駆動」「HDMI入力時の低遅延」「3D Visionも標準で利用可能」といった部分が刺さった人にとっては,現状,唯一無二の選択と言っていいのではなかろうか。少なくとも,19万9980円(税込)というBTO標準構成価格が,実現されている機能からすると,決して高くないことだけは間違いない。
第3世代ALIENWARE M17xの3D Visionモデルは,この夏,ゲームで対戦したい人,すべてにお勧めできるノートPCだ。
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