ガンホー・ワークスは,11月12日発売予定の「
LUNAR 〜HARMONY of SILVER STAR〜」の
新情報を公開した。
今回公開されたのは,本作に登場する
追加シナリオについての情報だ。追加シナリオでは,これまで明かされなかった四英雄最後の戦いが描かれている。そこに登場するキャラクターや,四英雄最後の戦いの一部のストーリーについては以下の引用文を参照してもらいたい。
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PSP版の追加シナリオに登場する、若かりし頃の四英雄と女神アルテナ、さらに物語の鍵となるキャラクターを紹介!
PSP「ルナ 〜ハーモニー オブ シルバースター〜」で、新たに追加されたシナリオに登場するキャラクターたちをご紹介します。
ダイン(四英雄時代)
24 歳。女神アルテナを守護するドラゴンマスター。四竜を使役する。
剣と魔法にすぐれた魔法剣士。人類最強。
おおらかな心と鋼の闘志を持ち、人情にあつく、笑顔はやさしい。
どんな苦境でも、弱音ははかず、笑みをたやさない。
可及的速やかに戦場に駆けつけなければならない時でも、ずぶ濡れになって川に落ちた子犬を助けてしまうような人物。なので、いつも参謀役のガレオンを当惑させている。
いたずら好き、下手なダジャレを言っては、周囲をしらけさせる。
女神アルテナとの間には、主従をこえた心の交流がある。それは、恋愛感情に近いもの。しかし、照れ屋のため、あと一歩を踏み出せないでいる。年齢のわりには、おじさん顔。
《決め台詞》
アルテナが人を信じてくれている限り、俺たちはけっして負けはしない!
ガレオン(四英雄時代)
25 歳(ぐらい)。長命種族なので、外見年齢よりも数倍、長く生きている。
冷静沈着、思慮遠望。現実主義者で、時に、冷酷にすらみえる。
一時、人間というものを傍観者としてしか見ていなかったが、ダインと出会うことによって、人の可能性を知り、共に行動することとなる。
自分の想像をこえるダインの行動力に振り回され、困惑し、損な役目を務めることが多い。そのことで、毎回、ダインに説教をするが、内心、楽しんでいる。
どんなピンチでもあわてず騒がす冷静。一見、感情がないようにすらみえるが、実は、かなり熱いハートを持っている。ルナ世界で随一の美形。
《決め台詞》
アルテナは常に私たちとともにあった……
メル(四英雄時代)
27 歳。獣人族。筋骨隆々の堂々たる偉丈夫。
元々は、海賊を束ねる大ボスであった。義侠心にあつい海の漢。行動は、粗野な面が目立つ。
性格は、よくいえば率直、単純にして豪快。しかし、それだけに、物事の本質をズバリと見抜く。味方にしてこれほど頼もしい男はなく、戦場では鬼神の働き。しかし、女や子どもには弱く、涙もろい。
偶然助けることになった、リリーナという貴族の娘と恋愛中。すでに尻にしかれている。
上品なレミリアとはよく対立する。ケンカ友だち。本当は、けっこう仲がいい。
《決め台詞》
わしらとの旅の間、いつもアルテナは歌っていた……
レミリア(四英雄時代)
19 歳。ルナ世界の魔法を束ねる魔法ギルドの長。
この年齢で、魔法ギルドを仕切るだけあって、魔法については天才的。
ルナ世界随一のお嬢さまで、上品な淑女。普段は、わりとツンと取り澄ましている。
粗野なメルとは意見が対立することが多く、よくケンカする。また、大ざっぱでカンで行動するダインのことも批判的。けれど、本当は、深窓の令嬢ゆえに分からなかったこと、気づかなかった大切なことを、二人から学び、感謝している。でも、それは面にはあまり出さない。ツンデレさん。
《決め台詞》
失礼ね! 重たくなんかありません!
アルテナ
21 歳(ぐらい)。心と記憶を伴ったまま転生を繰り返し、ルナ世界を統治している女神さま。
千年以上にわたって、ルナ世界の中心にあった、まさに生き神さま。母性を象徴するようなやさしさと凜とした強さを併せ持つ。
長い年月、人間を見つめ続け、その可能性を信じている。人間を、その愚かさもふくめて愛し、信頼している。
人間の歌という文化を愛し、自ら歌をうたう。その歌は、人々を癒し、希望をひろげていく。
ダインに、女神としてではなく、ひとりの女性として好意を持っている。しかし、立場上、あと一歩、踏み込むことができないでいる。
《決め台詞》
でも、私は知っています。 信じる心が生みだす人の強さを――
アイフェルン
24 歳(ぐらい)。人間。仮面のため、年齢不詳。ダインとほぼ同世代らしい。一時期、ダインたちと共に、女神アルテナと一緒にルナ世界を旅していた。その時には、仮面はつけておらず、普通の人間として行動。後に、決別してから、仮面をつける。
この世界のあり方、神という存在のあり方などで、女神アルテナやダインたちと対立。その結果、敵同士となる。
何回かの激闘の末、女神アルテナを捕獲。海底に機械の要塞を築き、自らが神となろうとした。
なにか強いコンプレックスや、脅迫的な思いがあって、人間の枠をこえる強い力を渇望してしまった。じっさいは、きわめて人間らしい弱い人。
《決め台詞》
この私がその神となろう! 世界を支配する神にな!
黒き星の五王子
▲左上から「フバウ」「ラトネ」「イガリューン」「セローナマシュン」「キケロ」
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アイフェルンによって召喚された神。
実体を持たないが、外見は仮面のような形をしている。
アイフェルンの体を乗っ取り、世界を破滅させようと目論む。
《決め台詞》
人と人が滅ぼしあうは我らが望み。戦え、人間どもよ!
追加シナリオの内容がついに判明!
これまで明かされなかった四英雄最後の戦いを少しだけ公開!!
アレスたちが旅立ちを決めた日より遥か遠い昔。
魔法世界ルナに広がる海の底に、「海中要塞リバイアサン」はあった。
壁面全体を機械で覆った玉座の間には、仮面をつけた異形の人物・アイフェルンと、魔法炉前の台座に光の輪で囚われた女神アルテナがいた。
アイフェルンは人間であるにも関わらず、アルテナに替わって世界を支配する神となり、人間を滅ぼそうとしていた。
アイフェルン 「人間たちはこの『海中要塞リバイアサン』に近づくことすらできないではないか? 世界の滅びを前にしてな!」
アルテナ 「いいえ、世界は滅びません。 決して――」
アイフェルン 「ク…。 ならば、そう信じて消えるがいい。 魔法炉の炎に包まれてな!」
信じる心が生み出す人の強さ、そしてその可能性を信じながら、アルテナは魔法炉の炉心へと閉じ込められていく。
世界の破滅を目論む神である黒き星の五王子を召喚し、アイフェルンが魔法炉に炎を点そうとしたその時、
ダイン 「そうはさせない! 待たせたな、アイフェルン!」
アルテナの守護者である四英雄ダイン、ガレオン、メル、レミリアが王座の間の上空から出現する。
アイフェルン 「また私の前に立ちふさがるか、ドラゴンマスター!」
ダイン 「ああ、お前が道を間違えるなら、何度だってな…」
黒き星の五王子によってアルテナの魔法力を得たアイフェルンは、四英雄たちに襲いかかる。
激戦の末に倒されたアイフェルンに近付こうとするダインだったが、黒き星の五王子から発動する力によって弾き飛ばされる。
黒き星の五王子「しょせんは人間の器か…。アルテナの魔法力を行使するには脆すぎる」
黒き星の五王子「だが、我らが降臨する器としては充分ではないかな?」
アイフェルン 「な、なんだ…!? やめろ! やめてくれ!」
アイフェルンに同化していく黒き星の五王子。そして、四英雄たちの眼前に現れたその姿は…!?
また,本作のお楽しみ要素として,
「ブロマイド集め」があることが明らかになった。ブロマイドは,キャラクターに話しかけると稀に手に入るもので,下に掲載するSSのように注目の画像なのはもちろんだが,装備することで魔法や技の攻撃力を高める「精神力」の数値を高めることができる重要アイテムでもある。
全部で10種類以上用意されているようなので,本作をプレイするならぜひともコンプリートを目指そう。
そのほか,「LUNAR」シリーズの脚本を手がける
重馬敬氏からのコメントが公開されているので,シリーズをとおしてのファンならばしっかり読んでおこう。
脚本:重馬 敬氏コメント
思えば、ボクにとって、ずいぶんと久しぶりのLUNAR です。
仕事をはじめるにあたって、あらためて空を振り仰ぐと「かがやく月を見上げた時、そこで一緒に旅したすばらしい仲間たちを思いだして、ついつい微笑んでしまう」そんなRPG を作りたいと考えながら、この物語を書いていたことを思いだしました。
今回のPSP 版も、あなたが、ふと空を見るきっかけとなる作品になれればいいなと、そう思っています。
《プロフィール》
重馬 敬(脚本家)
主な小説作品
・「LUNAR」1〜4巻
主なアニメーション作品
・映画「サイレントメビウス」(脚本)
主なゲーム作品
・「LUNAR」シリーズ(ストーリー、シナリオディレクター)
・「テイルズ オブ デスティニー2」(シナリオプロデューサー)