マイクロソフトは本日(12月10日),2011年1月13日に発売予定のシューティングRPG
「Mass Effect 2」(Xbox 360版)について,発売までの毎週末ごとに行われる情報公開の第2弾として
「登場人物」「会話」「戦闘」「航行と探索」の詳細を,日本語版スクリーンショットと共に公開した。
12月3日の公式サイトリニューアルを皮切りに,
“発売日まで毎週末に公開”という趣向で行われている「Mass Effect 2」の情報公開。本日は「登場人物」「会話」「戦闘」「航行と探索」の詳細情報が届いている。なお
第1回と同様,説明の“語り”を担当するのは,本作に登場するキャラクター達だ。
本日公開された情報のなかで注目すべきは,やはり“Mass Effect”の大きな特徴といえる
「会話」の部分だろう。
本作では,主人公のシェパード少佐とそのほかの登場人物との会話中に,問いかけに対して答えを選択するという場面がある。プレイヤーの選択によっては,相手との関係が変化したり,物語の展開に影響を与えたりすることもある。
今回は,そんな「会話」を進めるにあたっての選択肢の選び方や,会話の行方を左右する
「モラル」,会話中に協力的あるいは敵対的なアクションを起こす
「介入システム」の仕組みが公開されている。ゲームにより深く没入するため,また効率よく進めるためにも,この部分はキッチリ読み込んでおくべきだろう。
また本日は,日本語のスクリーンショットも多めに届いている。会話やインタフェースなど,翻訳のクオリティはいかほどのものか,ぜひその目でチェックしてほしい。
ちなみに前作「Mass Effect」はXbox 360 プラチナコレクションとして発売中(
関連記事)なので,未プレイの人はそちらも合わせてチェックを。
#####以下,リリースより#####
■おもな登場人物――銀河に集う多彩なキャラクターたち
君とともに銀河の未来に関わることになる、おもな登場人物を紹介しよう。部隊メンバーとして任務に加わる精鋭戦士や、宇宙船「ノルマンディー SR-2」の頼もしいクルーをはじめ、行く先々でのさまざまな出会いが、君の物語に深みをもたらしてくれることだろう。なかには、前作『Mass Effect』でともに戦った仲間たちもいるはずだ。
Jacob Taylor
ジェイコブ テイラー
種族: 人類
年齢: 28 歳
連合軍海兵隊時代に、ゲスによる惑星襲撃を生き延びた数少ないひとり。その後、人類の自衛力強化を訴える組織「サーベラス」のメンバーとともに、バタリアン族によるバイオテロ事件を阻止。その経験からサーベラスに加わった。多様な武器と特殊能力を使いこなし、数々の戦いをくぐり抜けてきた熟練者だ。
Miranda Lawson
ミランダ ローソン
種族: 人類
年齢: 35 歳
シェパード少佐を蘇生させたシンジケート「サーベラス」の一員。地球に生まれ、裕福な家庭で育った。父親の方針のもと、完璧を目指して遺伝子操作された女性のため、一般的な人間よりも、精神的にも肉体的にも優れた点が目立つ。ハイレベルな特殊能力と技術力も例外ではない。素早く正確な判断力も、高く評価されている。
Tali'Zorah nar Rayya
タリゾラ ナ ラーヤ
種族: クォリアン
年齢: 24 歳
クォリアンの優秀な技術者。前作『Mass Effect』では、成人の儀式の途中にシェパード少佐と出会い、部隊メンバーとして協力。その後、成人名を獲得し、ゲスの支配宙域を航行するクォリアンの移民船団で極秘任務に就いていたようだ。テクノロジーに精通し、機械生命体をも服従させるシステムハッキングのエキスパートでもある。
Mordin Solus
モーディン ソーラス
種族: サラリアン
年齢: 50 歳
天才科学者にして、優秀な発明家。道徳よりも科学的法則を重んじているため、その行動は極端に見えるかもしれない。学者とはいえ、若いころにはサラリアン特殊部隊で働いた経歴もあり、戦闘も得意。実戦ではおもに後方支援を担当する。また、観察力に優れるサラリアンは諜報活動を得意とする種族と言われているが、彼も例外ではない。
■『会話の進めかた』 解説: ジェイコブ テイラー
言葉とリアクションの選択が物語を動かす
少佐、今回の任務において、会話はとても重要です。上陸先で話を聞くことで、新たな手掛かりを入手できるかもしれません。また、ノルマンディーのクルーと会話を重ねて信頼関係を築けば、戦力の向上につなげられるでしょう。会話には、言葉の選びかたや態度ひとつで、その後の展開さえ変えてしまう力が秘められています。物事を有利に進めるために、目の前の相手に対してどんな態度で臨むのか……決断するのは少佐、あなたです。
会話リング
説明しましょう。会話は、選択形式で進んでいきます。会話リングに表示された問いかけや受け答えのなかから、少佐、あなたが言葉を選ぶのです。基本的に、右側に表示される選択肢は、会話を切り上げる傾向にあり、左側の選択肢は、会話をより発展させていく傾向にあるようです。言葉の選択によって、さらに突っ込んだ選択肢が増えたり、話している相手との関係に変化が生じたり……その後の物語の展開にさえ、影響を与えることもあるはずです。どうぞ慎重に。
モラルの変動
続けます。会話での選択は、少佐のモラルにも影響を及ぼします。正しい方法で正義を貫く態度のことを、我々は「パラゴン」と呼んでいます。原則として、会話リングの上部に表示される選択肢は、道徳的かつ協力的に話を進めるパラゴンの傾向にあるようです。また、目的のためには手段を選ばないやりかたを「レネゲイド」と呼びます。下部に表示される選択肢は、攻撃的で敵対的な態度を相手に示すレネゲイドの傾向にありますね。モラルがどちらかに傾くと、以降の会話に影響を与える、新しい選択肢が表示されることもあるようです。
介入システム
少佐は会話中に頭に血がのぼって、思わず相手を殴りそうになったことはありませんか? では、衝動に駆られた相手を制止したことは? そうですか、私もです。今回の任務でも、会話中に何かアクションを起こしたほうがいい、そんな状況が生まれることもあるでしょう。画面に介入マークが表示されたら、まさにそのときです! トリガー操作により、状況に介入することができます。少佐の判断に基づいてアクションを起こしてください。画面の左側にマークが表示された場合はパラゴン寄り、右側はレネゲイド寄りの行動を取ることになります。少佐の行動が、その後の物語を動かしていくはずです。
パラゴン寄り |
レネゲイド寄り |
■『敵との戦闘』 解説: ジェイコブ テイラー
部隊を率いて戦うリアルタイムバトル!
少佐、気をつけてください! 敵と遭遇すると、即時、シームレスに戦闘が始まります。戦闘はリアルタイムに進行し、敵の全滅などによって安全が確保されるまで、戦闘態勢が継続されます。一瞬たりとも気が抜けませんよ。武器や特殊能力を使って、少佐お得意のシューティングアクションで敵を狙ってください。そして、ともに戦う部隊メンバーに指示を出してください。彼らは皆、優秀です。少佐の調子が優れないときは、彼らが敵を片づけてしまうこともあるかもしれませんよ。
戦闘の基本はTPS
そうです、戦闘はTPS (三人称視点シューティング) でリアルタイムに進行します。周囲のカバーポイントを利用して敵の攻撃から身を守りつつ、装備している武器で敵を狙ってください。照準をズームさせると、命中率が飛躍的に向上しますよ。スゴイもんです! 身につけた「アビリティ」を使うのも非常に有効です。アビリティの使用時は、時間の流れを一時的に止めて、使用対象を指示するスタイルも取れるので、アクションが苦手な場合も心配はいりません。
メンバーへの指示
勝利へのカギは、反射神経だけが握っているわけではありません。同行している部隊メンバーに指示を出せば、より高度な戦略、戦術を用いることもできます。たとえば、強力な敵と対峙したときには、ターゲットを絞り込み、全員で一斉攻撃を加える指示を。また、負傷者がいるときは、回復するまで防御態勢を取るよう指示したりすることも可能です。基本的にメンバーは各自の判断のもとに戦いますが、武器の持ち替えやアビリティの使用を、詳細に指示することもできます。あなたが部隊を指揮してください、少佐。
部隊メンバーの戦闘スタイル
ともに戦う部隊メンバーは、それぞれ違った戦闘スタイルをとります。大まかに分類すると、「武器攻撃」中心、「特殊能力での攻撃」中心、「後方支援」中心の 3 タイプ。我々はそれぞれを「コンバット」、「バイオティック」、「テクノロジー」と呼んでいます。武器と特殊能力の両方を器用に使いこなすといった、2 種類のタイプを融合したスタイルのメンバーも多いですよ。ここで説明したいのは、それぞれ、身につけることのできる武器やアビリティも異なるということです。戦闘スタイルを考慮して、バランスよく部隊メンバーを選べば、それぞれの長所を戦闘に活かせるでしょう。ところで、少佐はどのタイプでしたっけ?
■『銀河の自由探索』 解説: モーディン ソーラス
最新鋭の宇宙船で広大な銀河を駆ける
君はクルーとともに「ノルマンディー SR-2」に乗り込むことになる。ノルマンディーは最新鋭の宇宙船だ。この宇宙船で、いまだ大部分が知られざる領域である銀河を巡り、脅威に立ち向かう手掛かりを追っていくのだ。どこから、どのような順序で探索していくのかは、シェパード、君の自由だ。ノルマンディーのコンバットブリッジにある銀河の地図『ギャラクシーマップ』を広げて、目的地を決めるといい。さあ、出発しよう!
銀河系の構成
広大な銀河系について、簡潔に説明しよう。この銀河は複数の「クラスター」、つまり星団によって構成されている。また、各クラスターは、ひとつ以上の「星系」によって成り立っているぞ。そして、各星系を構成しているのは、惑星および宇宙ステーションなどの施設だ。ノルマンディーなら、クラスターや星系を超えて、銀河系内を自由に航行できる。見事だ。なお、移動には「マス リレイ」と呼ばれる施設を利用することも多いだろう。マス リレイは、質量の制約を受けない宇宙空間の通路を作りだす驚異のテクノロジーで、遠距離への短時間での移動が可能だ。この技術が発見されたからこそ、全銀河系内の移動が可能となったといえる。すばらしい。
星域・星間移動
銀河系を航行するには、コンバットブリッジでギャラクシーマップを広げ、行き先を指示するだけでいい。あとは優秀なクルーが引き受けてくれるだろう。さて、マス リレイを利用する場合を除き、星域を移動するには、ノルマンディーは多くの燃料を消費する。適宜、補給が必要だ。ギャラクシーマップでは、移動の指示を出すだけでなく、惑星や施設の情報やデータを閲覧することもできるぞ。それを参考に、着陸先を決めるといい。探査するのかしないのか、するならどこから回るのか、その一切はシェパード、君にゆだねられている。
惑星の探査
ギャラクシーマップで閲覧できる情報によって、上陸できる惑星かどうかが判明する。上陸が可能な場合、上陸部隊を編成して探査することになるぞ。惑星では、未知の文明や異星人との出会い、そして脅威の手掛かりが待ち受けていることだろう。探査中に戦闘が発生する可能性も十分考えられる。用心しろ。また、上陸が不可能な惑星でも、探査機を使って調査することができるぞ。エレメント ゼロやプラチナといった稀少な資源を探し当てれば、発掘することも可能だ。採取した資源は、武器やノルマンディーなどのアップグレードに利用できるだろう。興味深い。