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    Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売
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    印刷2009/03/10 16:06

    ニュース

    Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売

    CM Stormロゴ
    画像集#001のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売
     2009年1月に立ち上がったCooler Masterのゲーマー向け製品ブランド「CM Storm」が,いよいよ日本でも始動する。
     第1弾となるのは,ATXフォームファクタに対応したPCケース製品「CM Storm Sniper」(以下,Sniper)。「SK Gaming」「Fnatic」「mousesports」といったプロゲームチームと提携して開発され,ゲーマーの意見を取り入れた仕様になったと謳われる製品だ。予想実売価格は2万6800円前後で,2009年3月19日発売予定となっている。

    Sniper。ゲーマーの声を取り入れた製品開発の結果,誕生したとされる
    画像集#002のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売


    自宅やLANパーティ会場など

    多用途に対応するデザイン


     Cooler Masterによると,CM Stormブランドのコンセプトは「Strength」「Security」「Control」で,Sniperにおいて,それらは下記のような形で結実しているという。

    1.Strength


    Sniperの冷却イメージ
    画像集#006のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売
     青色LEDを搭載した200mm角のファン×1を前面と天面に,120mm角ファン×1を背面に搭載。さらに,側板には200mm角ファン×1,もしくは120mm角ファン×2を搭載でき,さらに底面にも140mm角ファン×1,もしくは120mm角ファン×1を取り付けられるようになっている。
     本体サイズは243(W)×564(D)×560(H)mmで,ドライブベイの数なども含めて,ベースとなるのは同社製PCケース「HAF 932」のようだが,設計や素材を見直すことにより,筐体全体の強度を高めているという。

    側板を開けたところ。メッシュ加工された側板に200mm角×1もしくは120mm角×2のファンを搭載できる
    画像集#003のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売

    2.Security


     拡張カード互換のスロットを(拡張カード用とは別に)搭載し,特殊加工を施した付属の専用ブラケット「Storm Guard」を取り付け可能。Storm Guardは,周辺機器のケーブルを絡ませることで,LANパーティ会場など,不特定多数が訪れる場で盗難防止装置として機能する。

    Storm Guard。Storm本体の拡張スロット脇に用意された専用スロットに取り付けて利用する
    画像集#007のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売 画像集#008のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売

    3.Control


    ボリュームノブはファン回転数の調整を行うためのもの。その“中”に配されたプッシュボタンで青色LEDのオン/オフを制御できる
    画像集#009のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売
     本体前面上に用意されたボリュームノブはファンコントローラで,200mm角ファン×2の回転数を500~1000rpm(動作音17~23dB)で制御可能。さらに,このファンコントローラにはユーザー側でファンを取り付けることもでき,取り付けたファンの回転数を一元的に管理できる。
     ボリュームノブ中央のボタンにより,内蔵する青色LEDのオン/オフを行えるので,外出先では派手に,自宅では自己主張させずに利用できるのもユニークなところだ。
     また,天面部には取っ手が設けられており,外出時などに持ち運びやすくなっている。

    天面の前後は取っ手になっており,持ち運びやすくなっている
    画像集#004のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売 画像集#010のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売

    ドライブベイはスクリューレス仕様
    画像集#011のサムネイル/Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売
     このほか,主なスペックは下にまとめたとおり。ゲーマー向けを謳う,派手な外観のPCケースというのはいろいろリリースされているが,Sniperがそういった派手さとは一線を画し,持ち運びやセキュリティ,TPOに合わせたLEDの点灯/消灯機能など,使い勝手の面で一歩踏み込んだ設計になっている点は興味深い。

     決して小型ではなく,また安価でもないので人は選ぶだろう。また,そもそも日本ではLANパーティが盛り上がっているわけではないので,Storm Guardを有効活用できる局面は限られそうだが,見栄え以外の点でゲーマーのほうを向いたPCケースが登場してきたことは素直に歓迎したいところだ。


    ●CM Storm Sniperの主なスペック
    • 製品型番:SGC-6000-KKN1-GP
    • 製品名:CM Storm Sniper(日本国内では「SNIPER」)
    • 搭載可能フォームファクタ:ATX,microATX
    • ドライブベイ数:3.5インチ×5,5インチ×5(※うち一つは3.5インチオープンベイとしても利用可能)
    • 標準搭載ファン:200mm角(前面×1,天面×1,回転数500~1000rpm/動作音17~23dB),120mm角(背面×1,回転数1200rpm/動作17dB)
    • オプションファン:200mm角×1または120mm角×2(側面),140mm角または120mm角×1(底面)
    • サイズ:254.6(W)×551(H)×556.6(D)mm
    • 重量:10.6kg
    • 電源ユニット:別売
    • 予想実売価格:2万6800円前後
    • 発売予定時期:2009年3月19日
    • 関連タイトル:

      Cooler Master(旧称:CM Storm)

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