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「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
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印刷2009/05/11 21:01

プレイレポート

「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた

セガ 第一CS研究開発部 企画セクション プロデューサーの馬場保仁氏
画像集#028のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
 5月21日に発売予定のニンテンドーDS用ソフト「プロ野球チームをつくろう!2」。本作の概要は「こちら」の記事でお伝えしたが,中でも注目なのが,ワイヤレス通信で最大4人対戦が可能な「野球つくJapanロード」(以下Japanロード)だ。
 今回,「Japanロードでプロデューサーと対戦しませんか?」との誘いを受けて,セガ本社におじゃまして,第一CS研究開発部 企画セクション プロデューサーの馬場保仁氏と対戦してきた。……ほかのメディア2社との合同ではあったが。なお馬場氏は,本作の公式サイトで「帰ってきた野球つく★番長」というコラムを連載している。

「プロ野球チームをつくろう!2」公式サイト


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 対戦の模様をお届けする前に,Japanロードの概要を説明しよう。
 Japanロードは,4チームによる総当たり戦(3試合)が行われる通信対戦モード。プレイヤー数が四人に満たないときは足りないプレイヤー分をCPUが担当するので,一人〜三人でもプレイ可能だ。

画像集#014のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
 Japanロードを構成する大きな柱は,「ドラフト」と「試合」の二つ。ドラフトでベースチームに実名選手を補強して試合に臨むという形になる。ドラフトでは最大10人の実名選手を獲得可能で,ゲームに収録されている現役実名選手の中から50名(日本人選手のみ)がランダムで出現する。
 本作に登場する選手には,こなせるポジション(投手/捕手/一塁手/二塁手/三塁手/遊撃手/外野手)のパラメータが存在する。たとえば捕手を独り占めしてしまえば,他チームは能力のあまり高くない選手だけとなり,戦力を低下させられる。Japanロードにおけるドラフトには,補強という意味だけではなく,駆け引きの意味合いも含まれているのだ。

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 また,「同球団」「同年齢」といった条件を満たす選手を一定数獲得すると“役”が発動し,役に応じたYP(野球つくポイント)を獲得できる。獲得したYPで,試合前にさまざまなスキルを購入したり,往年の名選手を現役選手として使える“OBパック”を購入したりできる。なおOBパックはポジション別,出現する選手はランダムとなっているので,自分のチームに都合のよい補強ができるかどうかは運次第となる。

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画像集#023のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
 試合では,試合前にオーダーを組み,試合中は適宜ピッチングや打撃の方針の指示を出したり,“GMスキル”を発動させたりなど,基本的に監督としての立場から参加するのがプレイヤーの役割だ。

 なお,Japanロードでは毎試合後“はないちもんめトレード”が発生する。これは,試合に勝ったチームが負けたチームから好きな選手を一人(点差が5点以上のときは二人)交換できるというもの。トレードで思い通りの補強ができなかったとしても,試合に勝ちさえすれば好きな選手を獲得,次の試合以降は自分のチームの選手として使用できるのだ。ちなみに,はないちもんめトレードには拒否権がないので,負け続けるとスター選手をどんどん獲られるというドツボにはまってしまうことになる。

ドラフトに出現する選手は毎回異なり,ポジションによってばらつきがある。特定ポジションの選手の数が少なければ,一人占めするのも戦略の一つだ
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画像集#027のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
 さて今回の対戦は,4Gamerを含めたメディア3媒体と,「野球つく2」プロデューサーの馬場保仁氏の4名による総当たり戦。それぞれが1試合ずつ対戦を行い,勝敗数が同じ場合は獲得したYPが高かったチームが勝ちとなるというルールだ。
 今回は,ゲームを隅から隅まで知り尽くしている馬場氏との対戦とあって,いきなりの対戦では勝ち目がない。ということで,事前に開発版のロムを借りてある程度本作をプレイさせてもらった。筆者が考えた作戦は以下のとおり。

・チーム構成は守備力重視
・選手は能力値を重視(年齢は度外視)
・3試合それぞれで先発ピッチャーを確保
・捕手/内野手は正位置の選手を一人以上確保
・主軸打者はOBパック選手狙い

 通常のプレイであれば,投打のバランスや選手の年齢を踏まえてチーム構成をしていくのだろうが,3試合という短期決戦なので,選手の年齢は度外視した能力値重視というのが,筆者の基本戦略だ。ドラフトでは投手を優先して獲得し,野手は内野手を中心に,各ポジションを正位置とする選手を一人以上確保。打撃面が弱くなりそうだが,そこはYPによるOBパックでの選手獲得に期待することにした。いうまでもないだろうが,OBパックの選手は現役選手と同じかそれ以上の活躍を期待できるからだ。……投手しか出なかったらどうしよう。
 ともあれ,四人が選んだベースチームは以下のとおり。

1P(馬場氏):オリックスバファローズ
2P(ジーパラドットコム):埼玉西武ライオンズ
3P(4Gamer):北海道日本ハムファイターズ
4P(電撃オンライン):福岡ソフトバンクホークス


 筆者のベースチーム選手をざっと見たところ,捕手が一人,内野手は一塁手と三塁手がいる状態で,外野手は走力の高い選手が揃っていた。事前戦略どおり,ドラフト上位で先発ピッチャーを確保し,次に内野手と捕手,最後に外野手という順で獲得していくことに。ある程度の選手を確保できた時点で“役”作りにシフトし,YPを稼いでOB選手を獲得するという感じだ。

画像集#008のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
■1巡目:
(馬場氏)里崎[ロッテ/捕手]
(ジーパラ)赤星[阪神/外野手]
(4Gamer)五十嵐[ヤクルト/投手]
(電撃)杉内[ソフト/投手]

 ドラフト選手一覧では岩隈,杉内あたりが目に付いたが,競合を避けてなんとなく五十嵐を選択。対CPU戦だと人気選手は競合しまくる傾向にあったのだが,競合なしという結果になったのが対人戦らしさといったところか。


画像集#002のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
■2巡目:
(馬場氏)×岩隈[楽天/投手]→村田[横浜/三塁手]
(ジーパラ)藤川[阪神/投手]
(4Gamer)○岩隈[楽天/投手]
(電撃)多村[ソフト/外野手]

 杉内は1巡目で指名されてしまったものの,岩隈が残っていたので選択したら,馬場氏と競合。抽選は馬場氏が先に引いたが,交渉権利(といっても事実上の獲得だが)は筆者のものに。ごちそうさまです。


画像集#009のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
■3巡目:
(馬場氏)×栗山[西武/外野手]→飯原[ヤクルト/外野手]
(ジーパラ)○栗山[西武/外野手]
(4Gamer)○中田[中日/投手]
(電撃)×中田[中日/投手]→松田[ソフト/三塁手]

 3人目の投手は,役「ロケットトリオ」完成を狙って中田を指名。電撃と競合となったが,またもや交渉権利を獲得。ごちそうさまです。馬場氏は競合2連敗。馬場氏は,「我ながら見事な接待プレイ」(実際はそういう操作はできないので,くじ運がないだけ)と1巡目は余裕を見せていたものの,今度は「まじかー」と頭を抱えていた。


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画像集#004のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
■4巡目:
(馬場氏)近藤[オリックス/投手]
(ジーパラ)日高[オリックス/捕手]
(4Gamer)宮本[ヤクルト/遊撃手]
(電撃)豊田[巨人/投手]

 当初の目論見どおり先発投手を補強できたので,ここから内野陣の獲得を狙う。ベースチームの捕手にスキル「好リード」がついていたので補強は後回し。まずは名遊撃手の宮本を指名。それぞれの思惑がばらけてきたのか,この回は競合なし。


画像集#007のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
■5巡目:
(馬場氏)×小笠原[巨人/一塁手]→稲葉[中日/二塁手]
(ジーパラ)細川[西武/捕手]
(4Gamer)井端[中日/二塁手]
(電撃)○小笠原[巨人/一塁手]

 筆者はお次に二塁手の井端を獲得。これで役「黄金の二遊間」成立。馬場氏はまさかの3連続競合負け。これで各メディアに1回ずつ“接待”したことになり,「これ以上選手を獲れないとマジでやばい」とぼやいていた。


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■6巡目:
(馬場氏)東出[広島/二塁手]
(ジーパラ)石井[西武/一塁手]
(4Gamer)井上[中日/外野手]
(電撃)亀井[巨人/外野手]

 ここまでは順調だったが,残り選手での役「磐石のセンターライン」は成立しなさそうだったので,外野手で打線の強化を図ってみた。


■7巡目:
(馬場氏)久保[巨人/投手]
(ジーパラ)藤本[阪神/二塁手]
(4Gamer)斉藤[横浜/捕手]
(電撃)赤松[広島/外野手]

 そろそろ捕手を指名しておかないと品切れになってしまいそうだったので,ここで捕手を補強。ちなみにここまで競合の勝率10割,あとは希望どおりの選手を獲得というほぼ理想的な展開だった。

■8巡目:
(馬場氏)○川崎[ロッテ/投手]
(ジーパラ)高須[楽天/二塁手]
(4Gamer)工藤[横浜/投手]
(電撃)×川崎[ロッテ/投手]→宮西[日本ハム/投手]

 このあたりから筆者は,コンボ成立を優先で選手を選択。何度も競合した馬場氏は,ようやくくじ引きに勝利。対CPU戦と異なり,運が悪いと競合しまくるのも対人戦ならではの「楽しさ」といえる。お互いにブラフをかましながらのドラフトは非常に楽しい。

■9巡目:
(馬場氏)サブロー[ロッテ/外野手]
(ジーパラ)×吉見[横浜/投手]→永川[広島/投手]
(4Gamer)大西[横浜/外野手]
(電撃)○吉見[横浜/投手]

 ここでジーパラと電撃が競合している隙に,筆者は着々と役を増やしていく。「同球団トリオ」完成。ちなみに,役のリーチがかかった状態になると,選手名の右隣にリーチの表示が出るという親切設計。適当に選手を選んでも,よっぽど偏った獲り方をしなければ,ドラフト後半ではリーチがかかりやすくなる。

■10巡目:
(馬場氏)○建山[日本ハム/投手]
(ジーパラ)×建山[日本ハム/投手]→岡本[西武/投手]
(4Gamer)志田[ヤクルト/外野手]
(電撃)本間[ソフト/一塁手]

 最後の最後で馬場氏とジーパラで競合。最初の引きの悪さの反動か,馬場氏は後半くじ引きに連続勝利。

“役”のほかにも“ラッキープレイヤー”を獲得したチームはYPを獲得できる。ドラフトが進むにつれて少しずつヒントが出される
画像集#018のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
 試合前には,ドラフトで獲得したYPを使って,スキルなどを購入できる。筆者が獲得したYPは,合計で2500程度となった。「GMスキルが重要です」と馬場氏が何度も強調していたのだが,有用そうなGMスキルが出なかったので,往年の名選手を獲得できる「OBパック」を購入(1500 YP)。筆者に出現したのは一塁手と三塁手だったので,三塁手をなんとなく購入してみたら,ミスタージャイアンツこと長嶋茂雄を引いた。これで三塁手は安泰だ(負けなければ)。
 ポイント的にはGMスキルの購入もできたのだが,試合に負けた場合は先述のはないちもんめトレードで,選手が一人か二人強制的に移籍となってしまう。毎試合ごとに試合結果に応じてYPを獲得できるので,2試合目の前に再度OBパックを購入できるよう,YPをプールしておくことにした。
 ちなみに,Japanロードでは,一人で遊んでも楽しめるような要素が用意されている。実は今回の対戦は第1部にあたり,続く第2部をクリアすれば,ストーリーモード本編に獲得YPに応じたごほうびを持っていくことが可能なのだ。

1試合目:馬場氏 VS. 電撃,4Gamer VS. ジーパラ


馬場氏と電撃の試合結果
画像集#019のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
 4Gamerの先発は岩隈。立ち上がりは好調。2回に2点を先制し,5回には1番糸井の2ランホーマーが飛び出す。投げては先発岩隈が完封ピッチング。4−0で勝利を収め,言うことのない滑り出しで無事勝利を収めた。
 ただ,ゲームとしては手放しに喜べるものではなかったりする。というのも,緊迫した投手戦より乱打戦になったほうが,YPが多く入るという仕組みだからだ。この試合で筆者が獲得したYPは690だったが,3−5で馬場氏が勝利を収めた馬場氏 VS. 電撃戦で,馬場氏の獲得YPは805と,筆者よりも高かった。実はこの仕組みが,最後にドラマを生むことに……。
 試合後は,勝者はうきうき,敗者は戦々恐々のはないちもんめトレードの時間。筆者は藤川,馬場氏は杉内と,いずれもピッチャーを獲得した。


2試合目:馬場氏 VS. 4Gamer,電撃 VS. ジーパラ


馬場氏と筆者の試合結果
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 試合前にOBパックで一塁手を購入。出たのは矢澤だ。筆者のチームの先発は中田。馬場氏は久保だ。試合は,4Gamerが4回裏に2点を先制(0−2),5回表に1点を返されるも(1−2),5回裏に3ランホーマーで突き放す(1−5)。7回裏には長嶋のソロホーマーも飛び出した(1−6)。
 先発の中田も好調だったので「これはもらった!」と思っていたが,8回表に稲葉のソロホーマーを浴び,9回にはさらに4点を献上し同点となってしまい延長戦に突入。なんとか10回裏にサヨナラ勝ちで筆者が勝利した。
 なお電撃 VS. ジーパラは,5−6で電撃の勝利。はないちもんめトレードでは,筆者がピッチャーの杉内を,電撃がキャッチャーの細川を獲得した。

3試合目:馬場氏 VS. ジーパラ,4Gamer VS. 電撃


馬場氏とジーパラの試合結果
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 ここまでの勝敗は,4Gamerが2勝,馬場氏,電撃,ジーパラは1勝1敗。筆者のチームには,はないちもんめトレードで獲得した杉内がいるし,守備は堅いしで「これはもらった」とほくそえんでいた。
 先発の杉内の調子は悪くはなく,相手打線を0点に抑えている。2回裏,3回裏に1点ずつ入れ,5回表に小笠原のソロホーマーで電撃チームに1点を献上されたものの,試合の展開は筆者に有利に進んでいた。
 しかしながら,そのあとの打線がかなり湿っぽい。打撃の主軸の長嶋も矢澤もまったくもってヒットが出ない。うっかり野手の調子をチェックせずに試合に臨んでしまったのだが,もしかしたら不調選手ばかりをスタメンで起用してしまっていたのかもしれない。
 そのあとは投手戦となり,8回までゼロ行進が続く。「そろそろ動かねば!」と思い,試合前にYPで購入したGMスキル「スキル効果アップ」を使用したら,電撃チームにも同タイミングで「スキル封じ」を使用された。……えっと,これってどうなるんですかね? と聞いたところ,馬場さん曰く「スキル封じの効果が優先です」とのことで,筆者はがっくり。
 電撃チームの連打を浴び,8回裏ツーアウトで満塁というピンチ。しかしながら,筆者には先の試合のトレードで獲得した藤川がいたので投入。神様仏様藤川様の活躍で,8回は無事抑えきれた。8回終了時点で1−2,筆者の勝ちが見えてきた。
 ……しかし好事魔多しというか,このあとに藤川が乱調。9回表にソロホーマーを浴びて同点にされ試合は延長戦に。一瞬投手交代も頭をよぎったが,「それでも藤川ならやってくれる!」と思い直し続投することに。
 結果的にはこの続投が裏目に出てしまった。10回表にまたもやソロホーマーを浴び3−2とされ,裏に逆転はできず,敗北を喫してしまった。
 一方,馬場氏 VS. ジーパラは乱打戦となり,途中からは馬場氏のチームのワンサイドゲームとなり,馬場氏が14−6で勝利を収めた。

 全試合を終えた結果としては,馬場氏,4Gamer,電撃オンラインの3チームが2勝1敗と並んだのだが,最終戦でYPを荒稼ぎした馬場氏が,2525というダントツの獲得YPで優勝となった。
 最後の馬場氏の爆発さえなければ勝っていた……いや,継投策をミスった自分が悪いのか……あれ,そういえばドラフトで1位指名した五十嵐って使ったっけ? 

画像集#022のサムネイル/「プロ野球チームをつくろう!2」で“野球つく★番長”こと馬場プロデューサーと対戦してきた
 ここまでの所要時間は1時間程度。ここまで読んでくれた人なら分かると思うが,Japanロードの対人戦をプレイした感想は,「プロ野球を好きであればあるほど,盛り上がれる」というところだ。
 実際のドラフトとは逆(?)の発想で,有名選手を取り合うという仕組みが「この選手を欲しい!」と思わせてくれるし,ドラフト後半になっても,「役を成立させてYPを獲得する」という目的が選手獲得に加わるので,10選手フルに獲得するモチベーションが保たれると感じた。
 また,選手を思いどおりに獲得できなかったとしても,「GMスキル」を上手く使えば試合をひっくり返すことも可能だし,試合に勝利すれば「はないちもんめトレード」で有力選手を獲得できる。対人戦であればとくに,最後の最後まで気を抜けないというのは,筆者の対戦結果によく現れている。……いや,まったく面目ない。
 馬場氏によれば「野球つく2」には,現役選手に加え,現役を引退した約300名の往年の名選手達が登場するとのこと。プロ野球にハマっていた経験がある人なら,間違いなく楽しめるだろう。

 とはいえ,「じゃ,僕このあと予定がありますんで」と上機嫌で職場に戻っていった馬場氏を,このまま勝ち逃げさせるわけにはいかない(?)。近いうちにリベンジすべく,4Gamerからの刺客を再び送り込む予定なので,お楽しみに。

「プロ野球チームをつくろう!2」公式サイト

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