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新たなPCゲームブランド,Si-phonの「空母決戦」は2009年3月発売予定
空母決戦は,太平洋戦争における日米空母の戦いを描くウォーシミュレーションゲームで,プレイヤーは日本の連合艦隊の司令官として「真珠湾攻撃」や「珊瑚海海戦」,そして「ミッドウェー海戦」を戦い抜くという内容だ。偵察衛星はもちろん,早期警戒機もなく,レーダー装備も貧弱な1940年代の海戦ということで,偵察機を飛ばしての敵位置の探り合いや敵の意図の読み合いがゲームの面白さの中心になる。
制作総指揮は,ゲームデベロッパである「エレメンツ」の石川淳一氏で,同氏の名前を聞いて「おお!」と思ってしまう人は年季の入ったゲーマーですよ,ご同輩。もちろん,システムソフト(当時)で大戦略シリーズ開発の指揮を永らくとり続けてきたあの石川氏というわけで,空母決戦は同氏の手がける最新作というわけだ。
もともと,「社会人のため」「PCゲームの復権を目指す」という趣旨で設立されたSi-phon。PCの普及台数はこの10年で3倍になったというのに,さまざまな理由からマニアックな方向にシフトし続けるPCゲームを,社会人をターゲットに新たなプレイヤー層を掘り起こすことで,再びかつての地位に戻そうというのが設立の目的だそうだ。
そのため空母決戦でも,「テーマを明確にしてターゲットを絞る」「短い時間で遊べる」,そして「ハイスペックPCを必要としない」ことをテーマに開発が続けられているのである。
このあたりのことは,公式サイトの「開発裏話」でSi-phon代表の谷村氏と石川氏がじっくりと語り合っているので興味のある人はチェックしていただきたい。
というわけで,発売まではまだしばらく時間があるが,筆者を含むオールドPCゲーマーとしては,ちょっと気になる空母決戦である。
「Si-phon」公式サイト
- 関連タイトル:
空母決戦Ver2.0〜日本機動部隊の戦い〜
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キーワード
(C)Si-phon