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Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露
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印刷2014/04/28 11:14

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Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露

開場間もない発表会場の様子。この時間はまだ人の入りこそ少なかったものの,熱心な自作PCユーザーが訪れては,製品についてスタッフと話し込んでいる様子が見られた
画像集#002のサムネイル/Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露
 2014年4月26日,マスタードシードは秋葉原にて,SilverStone Technology(以下,SilverStone)の新製品発表会を開催した。実のところ,ゲーマー向けに特化した製品の展示は少なかったのだが,ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」の発売時期や想定売価に関する情報が公開されたほか,Mini-ITX仕様のゲーマー向けPCケース「Raven Z RVZ01」のカラーバリエーションモデルが披露されていたのでレポートしよう。


Ravenシリーズ最新モデルは5月下旬〜6月上旬に発売


 2013年10月に秋葉原で開かれたイベントにて,世界初公開されたRaven RV05(以下,RV05)。ところが,その後なかなか発売に至らずに,ヤキモキとさせられていたファンもいるだろう。
 RV05は,Silverstoneのゲーマー向けATX対応PCケース「Raven」シリーズの最新モデルで,前々作に当たる「Raven RV03」の「煙突効果」デザインを継承した製品である。Ravenシリーズの煙突効果とは,マザーボードのI/Oインタフェース部がケース上面にくるように設置することで,筐体下側から給気して,温まった空気を上から排気し,冷却効果を高めるというものだ。
 なお,RV05の詳細については,2013年10月の記事を見てほしい。

画像集#003のサムネイル/Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露 画像集#006のサムネイル/Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露
RV05(左)。鉄仮面のような独特のフロントパネルには,光学ドライブ用の5インチベイが見当たらない。その理由は後述しよう。右写真は筐体上部のパネルと側面パネルを外したところ。マザーボードはI/Oインタフェース部が上に来るように設置する。下側に見える吸気ファンは,180mm径の大直径ファンで,これを2基設置している

 また,従来のRavenシリーズがかなり大柄なPCケースだったのに対して,RV05は,5インチドライブベイを廃止することで奥行きを18cmも短縮し,設置しやすいサイズに収めた点も特徴といえよう。
 5インチベイ廃止という大胆な設計は,PCゲーム流通が光学メディアによる販売から,オンラインダウンロード販売中心に移り変わったことを踏まえての措置である。とはいえ,本体前面右には,スロットイン式のノートPC用光学ドライブを装着する空間が用意されているので,どうしても光学ドライブは必要だという場合にも対応は可能だ。

画像集#004のサムネイル/Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露
本体上部前面のI/Oパネルは,写真左に見えるゴム製カバーで蓋ができるとのことだ
画像集#005のサムネイル/Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露
本体下部にある吸気用フィルターを引き出したところ。前方から取り出せるので掃除が楽でいい

 そのRV05だが,日本での発売時期がようやく決まったという。説明員によると,日本の店頭に並ぶのは2014年5月下旬頃から6月上旬頃とのこと。6月3日から台湾の台北市にて開催されるPC関連見本市「COMPUTEX TAIPEI 2014」のタイミングには,買えるようになっているのではないかとのことだった。
 メーカー想定売価は,左側面パネルの一部に内部が見える透明アクリルパネルを採用したモデルが1万8880円前後,内部が見えない側面パネルのモデルが1万6880円前後とのことだ。サイズの大きさや斬新な機能のわりには,手の届き安い価格といえるのではないだろうか。

 なお発表会場では,RV05と同じ内部構造を持ちながら,高さと奥行きをさらに小さくした汎用PCケース「Fortress FT05」(以下,FT05)という製品も出展されていた。RV05の本体サイズが217(W)×484(D)×529(H)mmで,容積にすると約57リットルなのに対して,FT05は221(W)×427(D)×483(H)mmの約46リットルと,一回り以上小さくなっている。それでいて,煙突効果デザインや内部ドライブベイの数は,RV05と変わっていないという。

画像集#007のサムネイル/Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露 画像集#008のサムネイル/Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露
RV05と同じ内部構造を採用しながら,一回り小型化された「FT05」。日本のユーザーにはこちらのほうが受けるのではないだろうか?

 アルミ合金製のパネルを使っているそうなので,価格はRV05よりも高くなりそうに思えるが,筆者にはFT05のほうが,日本のPCユーザーには歓迎されそうに思えた。


全世界で1000台しか製造されないRaven Zのレッドモデルも出展


 Mini-ITXマザーボード用にデザインされながら,長さ330mmまでのグラフィックスカードを搭載できるというゲーマー向けPCケース「Raven Z RVZ01」(以下,RVZ01)。2014年1月には国内販売も開始されている製品だが,今回の発表会ではこれのカラーバリエーションモデルが出展されていた。
 赤,それも真紅というより朱色に近いが,ゲーマー向けPCケースといえば,マットブラックの製品が多いなかにあって,この赤色は非常に目立つ。製造台数は全世界で1000台しか予定されていないそうなので,数量の面からもレア度は高い。ただし,日本での発売時期や販売台数は未定とのこと。手に入れたい人は,しばらく待つしかなさそうだ。

画像集#009のサムネイル/Silverstone製ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」は5月下旬以降に発売。Mini-ITXケース「Raven Z RVZ01」の1000台限定カラーも披露
朱色に近い赤のボディが非常に目立つ「RVZ01」の1000台限定生産モデル。日本で発売されるかどうかは未定である
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こちらはRVZ01と同じ構造をした,ホームシアターPC用のMini-ITX対応PCケース「ML07」。RVZ01よりも人気を呼ぶかも?

Ravenシリーズ 製品情報ページ

マスタードシード 公式Webサイト


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