フロム・ソフトウェアから,2009年2月12日にPSP版「
天誅 4」が発売される。価格は5040円(税込)。
本作は,初代「天誅」と「天誅 弐」を手がけたアクワイアが開発を手がける,天誅シリーズの最新作。2008年10月23日には,
Wii版が発売されている。
妖術士「天来」の騒乱から一年を経てなお,依然として不穏な動きがくすぶっている郷田藩に再び戦渦が巻き起ころうとしている。今回はなんと,郷田藩領主である「郷田松之信」の一人娘「菊姫」がさらわれてしまったのだ。プレイヤーはシリーズでお馴染みの東忍流頭目「力丸」と東忍流のくのいち「彩女」となり,不穏な影の調査と菊姫の救出を行うことになる。
時は戦国。
妖術士「天来」の騒乱から一年。
つかの間の平穏が訪れていた郷田の国。
しかし依然として領内では不穏な動きが見え隠れしていた。
悪行を働く者、平穏を脅かす者、やがて戦に加担する者までも現われる始末。
郷田藩領主である「郷田松之信」は、これらの不穏な動きに危惧するも、
その背後に何者の力が存在するかを未だ掴みかねていた。
そこで郷田家に仕える東忍流頭目「力丸」に、
くすぶり始めた不穏な影の調査を命じるのだった。
そんな折、家老「関谷」の提案で、城下でも評判の易者を召還した。
しかしあろうことに、その易者によって松之信の一人娘「菊姫」をさらわれてしまう。
すぐさま後を追う「彩女」。
力丸も菊姫の救出に向かおうとするも、
松之信に留意され、領内の不穏な動きへの調査を続行する。
菊姫の誘拐と動き始めた騒乱の数々。
再び戦渦が郷田領内に垂れ込めようとしていた。
キャラクター紹介
力丸 (CV/小山力也)
主君、郷田松之信に忠誠を誓い、国に迫る脅威を未然に祓ってきた。
過去の戦いで師の東紫雲斎と兄弟子龍丸を亡くし、以来東忍流忍者の頭目となる。
後に冥王との死闘の末、行方不明になるも、その後、妖術使い天来の侵攻の際に帰還し見事に撃退する。
忠義のために、あえて自らの手を汚し、業を背負って生きている。
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彩女 (CV/甲斐田裕子)
東忍流の忍者。
天賦の才に恵まれ、わずか14歳にして東忍流の免許皆伝を与えられた才女。
内乱で親同然の師、東紫雲斎と、慕っていた兄弟子龍丸が死に、忍である意識を失う。しかし郷田の奥方圭の忘れ形見「菊姫」が自分を慕うのを想い、影より護り続けることを誓う。伝統に囚われない独自の技は誰からも一目置かれており、任務遂行のためには常に冷酷非情であり、感情を表に出すことはない。
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凛姿(リンシ)(CV/弓場 沙織)
清濁忍群(しだのしのびぐん)。変装の達人で声帯模写も得意。
抜群のスタイルで、左胸には清濁忍群(しだのしのびぐん)の刺青をしている。
様々な策略で郷田家を陥れようと試みる。
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本作では,敵に見つかると即任務失敗。“隠れる”という要素がさらに重要となっている。天井,床下,水中など,あらゆる場所に身を隠しながら,自分だけの潜入ルートを見つけよう。また,今回からは“陰”に隠れることもでき,ステージ上の明かりを消しながら進むことが,攻略の鍵となっている。
息を吹きかけて火を消し,“陰”を作り出せば隠密行動もしやすくなる
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どんな強敵でも一撃の下に葬り去る“必殺”アクションも多彩になり,本作では隠れた状況下での“必殺”も可能に。敵の隙をうかがい忍び寄るのか,息を潜めて敵を待ち伏せするのか,選択肢はさらに広がった。また,おなじみの「手裏剣」はもちろん,新忍具「忍猫」など,バリエーション豊かな忍具が登場。隠密行動から一撃必殺まで,一つの忍具でもさまざまな使い方があり,どのように使うかはプレイヤー次第だ。
手裏剣
敵に投げ当てて、傷を負わせることができる投げ武器。殺傷能力は低いが、状況次第では一撃必殺も可能。
また、ろうそくの火を消すことなど多彩に使い方ができるため、多くの忍に愛される万能忍具。
忍猫(しのびねこ)
忍犬が広く知られるようになり、忍犬への警戒が高まるにつれ、新しく任務に投入されたのがこの、忍猫。
厳しい訓練を施されており、忍びの意のままに偵察行動を行うことができる革命的な存在。偵察だけでなくアイテムの持ち運びや敵の陽動にも使える。
万が一,敵に見つかってしまったときに刀を持っていれば,「チャンバラモード」で応戦できる。倒せれば先に進めるが,ここはやはり“必殺”で華麗に仕留めたいところだ。
敵に見つかってしまったら,チャンバラモードで窮地を切り抜けよう
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このほかにも,全50ステージにおよぶサイドミッションや,一度プレイしただけでは手に入らない数々の隠し忍具,上級者も唸らせる超高難度“裏天誅”モードなど,やり込み要素もボリューム満点。PSPユーザーは発売をお楽しみに。