Space Warfareって，宇宙戦争かな。ActivisionがCall of Dutyの名前を含むドメインを多数取得

　Call of Dutyシリーズの次回作は，未来の戦いを描くSFものになるかもしれない，と聞くと「またか」と思う人も多いかもしれない。もちろん，この場合の“またか”が「またSFか」ではなく，「またそのウワサか」という意味なのは言うまでもないが，「Call of Duty 4: Modern Warfare」の発売後，次の次（次のタイトルは，Infinity WardではなくTreyarchが手がけることが決まっていた）のCall of DutyはSFになるというウワサが流れたからだ（関連記事）。

　結果として，Call of Duty 4: Modern Warfareは大ヒット作になり，方向転換は考えられない話になったが，北米時間の5月13日，ゲームメディアのJoystiqが報じたニュースで，もしかしたらそのウワサが再燃するかもしれない。記事によると，Call of DutyシリーズのパブリッシャであるActivision Blizzardが，Call of Dutyの名称を含むドメインを多数取得し，それらが“Call of Duty Future Warfare”だったり“Advanced Warfare”だったり“Secret Warfare”だったりするというのである。“Space Warfare”なんてものまであり，なんだか宇宙の戦いっぽい響きだ。


　もちろん，記事中にもあるように，これらがただちに新作タイトルを意味するわけではなく，そのうち使うかもしれないから取っておくか，程度の処置だろう。そうはいっても，ドメインの所有者にそれなりの費用を払って買い取っているわけだろうし，将来その名を冠したシリーズ作品が出てくる可能性も，それなりにありそうだ。

　それに，SFといっても必ずしもElectronic Artsの「Battlefield 2142」のような，いかにもSFチックな兵器が出てくるわけではなく，Ubisoft EntertainmentのGhost Recon Advanced Warfighterシリーズのような，現在は実現していないものの開発中で，近い将来登場しそうなハイテク武器/ガジェットがメインとなるSFもあり得る。よく考えたら，「Call of Duty: Modern Warfare 2」（PC/PlayStation 3/Xbox 360）の“心拍センサー”だってかなりSFチックだもんなぁ。

　Activision Blizzardは，Call of Dutyシリーズを専門に担当する部門の設立を発表しており，FPSだけでなく，アクションアドベンチャーやMMORPGになったCall of Dutyシリーズが未来の戦闘を描くことも十分に考えられる。
　最近，Infinity Wardの元幹部や従業員が起こした訴訟が取り上げられることも多いCall of Dutyシリーズだが，それはそれとして，今後のフランチャイズ展開を楽しみにしたい。