連載
CoDMW2連載 / 第4回:これでもう何が起きても大丈夫な,マルチプレイのすべて
前回は,「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」(PC/PlayStation 3/Xbox 360。以下,モダン・ウォーフェア2)の魅力あふれるマルチプレイの各種ゲームモードと,効率よく経験値が稼げる「キルストリーク」についてまで解説を進めた。覚えてますね。というわけで,今回はその経験値を稼いでいくと,より個性的なプレイを実現できるようになる各種の武器と,「Perk」について解説していきたい。
「FPS」と一口で言っても,プレイヤーによってその遊び方はさまざまだ。積極的に前進して攻撃するのが好きな人もいれば,逆に敵がノコノコ現れるのを待つのが好きな人もいる。おのずと,それぞれの行動に向いた武器があるはずだ。
さらに,突撃タイプの人の中でも,武器の威力を重視するのか,それとも命中率を重視するのか,あるいは弾をバラまいて敵を圧倒するのかという選択があるだろう。そのため,たとえ同じ系統の武器であっても,いろいろと考える必要が出てくる。それがFPSの醍醐味といえば,そのとおりだ。
前作「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」(PC/PlayStation 3/Xbox 360)にもあったPerkとは,武器のように装備できる“戦技”のことだ。例えばダッシュ時間の制限がなくなったり,リロード時間がやたらに短くなったりと,さまざまなPerkが用意されている。これもまた,自分のプレイスタイルに合ったPerkを装備することで,個性的なプレイが堪能できるはずだ。
武器とPerkは,いずれも戦闘を重ねてレベルを上げるにつれ,だんだんと高位のものがアンロックされ,使用可能になっていく。まるでRPGのような経験値稼ぎが必要になるのだが,基本的に使いやすい武器が低いレベルから使えるようになっているので,あまり経験値にこだわる必要はないかもしれない。もっとも,レベルの上がり方は最初のうちはかなり早く,しばらくプレイしていれば,自然に武器がアンロックされていくだろう。
Perkも武器と同じく使用頻度の多いものからアンロックされていくので,わざわざ経験値を稼ぐためにアクセクする必要はない。
いずれにしても,ビギナーはまずプリセットのクラスから使用してみることをおすすめしたい。さまざまな武器やPerkを,レベルに関係なく一通り使ってみることができるので便利だ。ある程度,武器やPerkが揃ってから,自分なりのカスタムクラスを作ればいいだろう。というわけで,前置きはもう終わり。さあ,戦闘開始だ。
モダン・ウォーフェア2では,標準装備のナイフのほか,プライマリ(主)武器とセカンダリ(副)武器を各1種類,そして装備品として爆発物などを1種類,さらに別枠でスペシャルグレネード1種類を,それぞれ選択所持可能だ。主/副問わず,ほとんどの武器にアンロックしたアタッチメントを装備できるので,バリエーションはさらに広がる。
こうした武器の組み合わによって,Perkを抜きに考えても,かなり多彩な行動あるいは攻撃手段を選択でき,このへんがモダン・ウォーフェア2のマルチプレイの面白さを生み出していると思う。
自分に合った武器選びは,いうまでもなく重要な作業だ。それぞれの銃は使い込むにつれてアタッチメントがアンロックされ,より愛着のあるものになっていく。したがって,まずは以下の解説を読んで,好きなものをじっくり選んでほしい。
解説は,武器をプライマリとセカンダリに分け,それぞれサブジャンルに分類して行った。銃の名前(解除レベル)のように,名称のあとのカッコ内にアンロックできるレベルを示しているので参考にしてもらいたい。
いわゆる万能選手のような武器で,近〜中距離を得意とし,威力は減衰するものの遠距離の敵も十分に倒せる。よくいえばオールマイティだが,悪くいえば特徴に乏しい。至近距離ではサブマシンガンに撃ち負け,遠距離で撃ち合うとスナイパーにヘッドショットを決められたりする。
とはいえ,銃の特性には個性があり,アタッチメントは豊富。自分のスタイルに合ったものをチョイスすれば,必ず戦場で心強い相棒になってくれるはずだ。
・FAMAS(Lv.1)
・M4A1(Lv.4)
・SCAR-H(Lv.8)
・TAR-21(Lv.20)
・FAL(Lv.28)
・M16A4(Lv.40)
・ACR(Lv.48)
・F2000(Lv.60)
・AK-47(Lv.70)
軽さを生かして,敵の懐に飛び込んで内側から壊滅させる。そんな運用が期待できるが,中〜遠距離の敵に対しては威力が弱い。また,銃身の短さから弾がバラけやすいのも問題だ。アタッチメントの「ラピッドファイア」や「デュアル」を付けると脅威の弾幕を張れるが,そのぶん弾の消費が激しく,弾はさらに散りやすくなる。
・UMP45(Lv.1)
・MP5K(Lv.4)
・Vector(Lv.12)
・P90(Lv.24)
・Mini-Uzi(Lv.44)
圧倒的な弾丸数で敵の動きを封じ込める。自らのキル数を稼ぐより,チームのために貢献するのが本来の使い方だが,指きり(タッピング)射撃時の命中性能を生かして中〜遠距離では大いに活躍が期待できる。ただし重装備なため,全武器中で最も移動速度が低くなってしまうのが問題。
・L86LSW(Lv.1)
・RPD(Lv.4)
・MG4(Lv.16)
・AUG HBAR(Lv.32)
・M240(Lv.52)
基本的な威力はどの銃も同じなのだが,命中した部位によりボーナスダメージが加算され,その部位やボーナス倍率が銃によって異なる。このため,ボーナス加算される範囲が広い銃のほうが有利になるが,確実に頭を狙える腕があれば問題はない。また,どの銃でも,部位に関係なく2発当てることで必ず倒せる。
いずれにしてもワンショット・ワンキルを確実にするため,ストッピングパワーの装備が望ましい。また意外にも機動力がサブマシンガンと同じなので,セカンダリ武器の選択によってはオールラウンドプレイヤーにもなれる。
・Barrett .50cal(Lv.3)
・Intervention(Lv.4)
・WA2000(Lv.36)
・M21 EBR(Lv.56)
Lv.3でアンロックされるプライマリ武器(というのもヘンだけど)。このカテゴリには,ライオットシールドしかない。
銃弾,爆発物,ナイフなどあらゆる攻撃を回避または軽減できる強力なシールドで,これを持って目標にジリジリと近づき,シールドバッシュ(シールドで殴ること)を2回食らわせて倒すのが基本的な運用となる。とはいえ,防御は正面にしかできないため,敵ともみ合っている間に横から撃たれる場面が非常に多い。
基本的には,接近戦向けの銃かランチャー系かの選択となる。接近戦向けといっても,それぞれの系統で性質に大きな違いがあるので,ここもやはり慎重に選んでいきたい。
きっちり狙える人やタクティカルナイフ目当てならハンドガン系,ズドンと一発が好みならショットガン,ブチギレ弾幕派の人はマシンピストル……といった具合だ。
圧倒的な弾幕が魅力のマシンピストル。サブマシンガン使いの人が持つと,プライマリ,セカンダリのどちらも同じようなものになる。
・PP2000(Lv.1)
・G18(Lv.22)
・M93 Raffica(Lv.38)
・TMP(Lv.58)
モダン・ウォーフェア2ではセカンダリ武器へ降格となったが,そのぶん戦術の幅が広がったと喜んだ人も多いはずだ。接近戦では無類の強さを見せるものの,有効射程が短いだけに,使いどころを見極めておかないとえらい目に遭う。
・SPAS-12(Lv.1)
・AA-12(Lv.18)
・Striker(Lv.34)
・Ranger(Lv.42)
・M1014(Lv.54)
・Model1887(Lv.67)
プライマリ武器と素早く持ち替えられるのが魅力だ。またナイフを多用したいマップでは,ピストルにアタッチメントの「タクティカルナイフ」を用意しておきたい。Perkの「コマンドー」と併用すれば,ありえない距離の敵まで斬れてしまう。
逆にいえば,この2点を除いて選択する理由に欠け,接近戦で撃ち負ける確率も高い。ちなみにタクティカルナイフは突き刺すようなモーションになるため,攻撃範囲は狭くなる。注意が必要だ。
・USP.45(Lv.1)
・.44Magnum(Lv.26)
・M9(Lv.46)
・Desert Eagle(Lv.62)
前回も書いたが,対空攻撃ができるランチャーを装備するカスタムクラスを,最低でも必ず一つは用意しておこう。敵の攻撃機を放置すると,“やられ放題”ということにもなりかねない。味方全員が「きっと誰かが撃墜してくれるだろう」と思って一人もランチャーを発射せず,敵に大量キルをプレゼントしてしまうマッチもたまにあるのだ。
・AT4-HS(Lv.1)
・Thumper(Lv.14)
・Stinger(Lv.30)
・Javelin(Lv.50)
・RPG-7(Lv.65)
武器だけでもプレイヤーの個性を反映できるというのに,さらに特殊能力を加えて戦術の幅を広げられるというのが,このPerkのいいところだ。当然ながら,武器選びと同等か,それ以上に戦場での立ち振る舞いを大きく左右する要素なので,じっくり吟味して自分のプレイスタイルに合ったものを選択したい。
Perk選びの良し悪しで,勝敗に大きな影響を与えることになるだろう。
Perkには通常ランクとプロランクがある。プロになるためにはレベルではなく,そのPerkを付けてから,さらに決まった条件を達成する必要がある。プロになれば通常の効果に加え,さらになんらかのボーナスが付与されるので,Perk選びはますます重要だ。
というわけで,以下の解説をよく読んで自分にピッタリのものをチョイスしてほしい。Perk名(解除レベル)(プロ解除条件)のとおり,名称のあとの最初の括弧が解除されるレベル,次の括弧がプロになるための条件となっているので,「マラソンの解除レベルは26マイルかぁ」という読み違えをしないように。
・マラソン(Lv.4)(マラソンで26マイル走破)
・早業(Lv.4)(早業で120キル)
・スカベンジャー(Lv.13)(スカベンジャーで100回補給)
・装飾銃(Lv.21)(装飾銃で200キル)
・ワンマンアーミー(Lv45)(ワンマンアーミーで120キル)
・ストッピングパワー(Lv4)(ストッピングパワー装着で250キル)
・ライトウェイト(Lv4)(ライトウェイト状態で累積30マイルダッシュ)
・ハードライン(Lv9)(ハードラインでキルストリークを40回要請)
・冷血(Lv25)(冷血で敵のキルストリークを40回破壊)
・危険察知(Lv33)(危険察知で爆発物を使用して100キル)
・コマンドー(Lv4)(コマンドーの格闘で20キル)
・照準安定(Lv4)(照準安定で腰だめ射撃により80キル)
・スクランブラー(Lv17)
(スクランブラーが有効な近距離で,格闘以外で50キル)
・ニンジャ(Lv29)(ニンジャ状態のとき至近距離で50キル)
・状況報告(Lv37)(状況報告で発見した爆発物等を120個破壊)
・ラストスタンド(Lv41)(ラストスタンド状態での20キル)
連載の後半2回を使ってマルチプレイについて解説したが,やはり紹介しきれない部分が多かったかもしれない。そのほかの要素は,実際にマルチプレイで猛者どもにもまれながら,身を持って覚えていってもらいたい。頑張ろう。
全体的に駆け足だったが,シングルキャンペーン,マルチプレイともに素晴らしいモダン・ウォーフェア2の世界を,少しでもお伝えできたら幸いだ。マルチプレイに二の足を踏んでいる人がいれば,ぜひ筆者と一緒にグレネードで吹っ飛ぼう! きっとアドレナリンとか変な汗とかが大噴出すること間違いなしだ。
最後に重要なことを一つ。記事の下のニセ広告で,「この本のおかげで対処できました!」と言っている写真は,筆者ではないので,あしからず。
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